Real-time CG Study Vol.4: NOTCH - Cloner Sample

リアルタイム表現を行う上で避けては通れないのが、FPSの数値がどれくらい担保できるのかという問題。画面解像度やアニメーション速度にもよりますが、60～30fpsは必ず必要になります。グラフィックボードの能力に左右されるものではありますが、手始めに現状でどれくらいの表現がリアルタイムで可能なのかを調べる為の作業を実施しました。（※NVIDIA GeForce RTX 2080 Tiによるテスト）

まず始めに、モーショングラフィックスでは多用するクローナーによる複製表現によるテストを行いました。サンプルの動画では、作品を作る上で最低限の反射など質感を加えた球体をクローナーで複製し、衝突判定を加えた物になっています。HD解像度でFPSを60以上をキープするには複製数は200個前後が限界で、４K解像度になるとFPSは20程まで低下してしまいました。

（Writing：Director / Yusuke Mizuno）