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体操ザムライを見ました

キャラクター◎
構成◎
ストーリー○
作画○

アニメを見なきゃ新年を迎えられない、オットセイです。
たまには連チャンでnote書いたりします。
昼夜逆転でズレにズレまくった毎日投稿の帳尻合わせをせねば…

ということで久々がっつりアニメくんのお時間です。
体操ザムライを見ましたので感想をば。
初めに言います、これめっちゃいいアニメマジで。
ここ最近何度も言うようにコンテンツ熱が完全に死んでいて、追っていたアニメ以外ロクにフィクションに触れていない状況でした。
「流石に長期休みで1本も見ないのはなぁ」と、半場無理やり見始めたのが運の尽き。
やらないといけないこと山積みにも関わらず睡眠も忘れ、二日で見終わってしまいました。特に中盤以降はノンストップでしたね。
おかげさまで完全にコンテンツ熱が再熱です。

タイトルの通り体操を題材にしたオリアニなのですが、体操一切分からなくても全然Okです。現に僕がそうでしたし。
なんならこれ、老若男女陽陰一般オタク問わず誰が見ても楽しめて薦められるアニメですね、これ。
キャラクターと構成という題材と関係ないところがピカイチなので。
アニメとしての完成度が高すぎる。
その上、体操要素も監修の元しっかりしていてかっこいいというね。見ない理由ないっすよこれ。

そして作画も文句なしとっても良い。
めっちゃ動くすげえ!とか美麗すぎる!とかではないですけれど、崩れることなく安定していて一切の違和感もストレスも視覚的に発生させません。
体操シーンのCGも活き活きと動きますし。
呪術と進撃の巨人という超ビックタイトルを同時並行かつハイクオリティで仕上げてなお、このアニメの制作もしていたとは思えません。
MAPPA優秀過ぎるやろ…間違いなく一流制作会社ですね。

あとしかも声優が強い。
メイン男三人が浪川大輔小野賢章梶裕貴と来ていて、おばあちゃん役が少佐こと田中敦子までは気づいていましたが、ギャルがまさかの水樹奈々でひっくり返りました。強すぎる。
なんかここだけ見たら放送前からもっと話題になっても良かったんじゃねーの感ありますけれどね。

定期的にダークホースとして現れる、完成度激高1クールアニオリ枠でした。
あの花、よりもい、ゾンランetc...
こういう原作に一切縛られず、1クールに全てを傾けて作られた素晴らしい作品を見ると、やっぱりアニメ文化も捨てたもんじゃね~と思わせてくれますよね。
特に構成が光ります。この手の作品は20分x11-13回の中に本当に無駄な時間が存在しないし、許されませんから。
2020年秋アニメのベストアニメは現状間違いなくこいつです。豊作すぎるっぴ。

でもOPだけはマジで意味が分かりません。
オレンジレンジも上海ハニーも好きですけどあまりに内容が分からなすぎるやろこれ…

あ、見た理由ですか?
ペリカン大先生がアニメランキングで激推ししていたからです。
ポケモンの動画は全然見ないですけれど、アニメ評論家ペリカン大先生は全面的に信頼しているので…
まあ元から体操ザムライが相当面白いらしいぞってことは知ってたんですけどね。だいぶ騒がれてましたし。
ペリが最後の後押しになった感じです。
で、冬休みなんか一本見なきゃ+アマプラから消える前に見とくかの精神で視聴に至りました。
きまぐれで見始めて良かった~~~。レポート一切片付いてないのに、体感全部終わらせた気持ちになっています。
充実感の錯覚である。


以下、細かい感想をもう少し。
ネタバレ注意です。








体操ザムライ、キャラが本当に良いですよね。
1クールで収まる少人数で構成されていて、それでいてちゃんと出番があって、掘り下げる対象も限られた時間のなか上手く厳選されていて、にもかかわらず掘り下げないキャラも個性が強くて主人公格たちに負けない魅力を持っているという。

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その個性激強を代表するがはやっぱりあゆちゃんですよ。
話数を追うごとにマジで何者だよお前感が上がっていくのが最高です。
天草さんやブリトニーとかのおっさん連中もいい味出してます。
あと数話の出番でしたけどキティちゃんちゃんも可愛かったですしね。
体操鬼つよの癖にファッションも歌も良くて顔もいいという欲張りセットみたいなキャラでしたが、たま~~~~~にいますもんねこういう女。
なんでも欲しいし何でもできちゃうみたいな感じのね。
夏休みで日本から帰った後、ストイックに練習している姿が目に浮かびます。

それでいてやっぱり主要三人ですよ。
城太郎、レオ、レイチェル。この三人全員が主人公だったと思います。それでいていいキャラ。
そこ抜けに明るいレオは見ていて元気になるし、レイチェルはとにかく可愛い娘。BBを叱るときに「ビックバード!」って早口で言う時がいっちゃん好き。
でも城太郎一番好きかもなぁ。
いいお父さんをしながらかっこいい主人公であり、ゴリ天然でもあるという。
基本ギャグテイストでテンポがえげつい良さでありながら、たまに来るシリアスとの切り替えが素晴らしい作品なのですが、ギャグ要因として一番光ってたのは城太郎だと思います。

あ、触れてないだけでてっちゃんももちろん好きよ。
完全に最後綺麗なオチを持って行きましたよね。
見ている最中、初めに城太郎に勝負を申し込みに来たのはちょっとご都合じゃないかなーでも尺的にしょうがないかとどこか引っかかっていたのですが、最後の最後の理由が分かるっていうね。
無理やりライバルポジにキャラを置きたかったのかなというところから、きちんと腑に落としてくるところがとってもよき。
そうそう、この作品ところどころ伏線回収を持ってきたりして本当に練られて考えられてるアニメなんですよ。

もちろん6話ですよ6話。起承転結で間違いなく承のクライマックスでしたよね。
気付いてましたか?自転車の描写。
僕はそんなの一切頭になくてハッとさせられました。
別に作品の根底になるような伏線回収ではないのですんげェーーーーーとなったわけではないですけれど、あ~~~~~~そういうことしてくるんだ粋だねぇと一人勝手に感心していましたね。
ちょっとしたところにもちゃんと話を魅せる工夫を持ってきてくれるのはとっても嬉しいし楽しめます。伏線回収大好きおじさんなので。
それ抜きにしても6話はちょいうるっときてました。
いかんせん家族愛に弱いもので…

それ以外の大まかなプロットや話の流れ的な部分では、捻りの無い王道なお話だったと思います。
でも、それがいい。
王道な作品というのはシナリオがすでに完成されている分、どこか引っかかる所や違和感を感じるとそこが目立ってしまうものですが、それが一切ないのですから。
気持ちよく王道を楽しめるわけです。
胸が熱くなるド王道なシナリオを、一切無駄のない圧倒的な完成度の構成で、魅力溢れるキャラクターたちが彩る、そんな作品でした。

あと、作品のコンセプト的に良いなと思ったところを最後に。
タイトルにもあるサムライであったりとか、レオ含めた忍者であったりとか、日本の国粋的な部分を多く押し出してきているわけですけれども。
それを体操とかけるのが凄くマッチしてていいなって。
これ僕だけかもしれないんですけど、なんか体操=オリンピックというか、国を背負うみたいなイメージがあるんですよ。
そこにサムライとか忍者とか日本色出してくるのがいいな~って。
かっこいいな~って。
ちょっとネトウヨの血が出ちゃったかもしれません


以上感想でした。
アマプラで見れるかつ11話と余裕で一気見できる長さですので、今週末にでも是非。
最終話エピローグのレイチェルくそかわいい。










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ヲ
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