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30代のネオ縄文
そもそもネオ縄文とは
AIに説明させてみた
「ネオ縄文」とは、縄文時代の文化や思想、デザインなどを現代に再解釈して取り入れた新しい動きやスタイルを指す言葉です。
具体的には、縄文時代の独特な美術や精神性、生活様式を現代のアートや建築、ファッション、生活文化などに応用する試みとして登場します。
この言葉は、縄文文化の持つ自然との調和や精神性を現代社会に活かし、古代の知恵を現代に蘇らせようという意図が込められています。
例えば、現代のデザインやアートに縄文土器の形状や模様を取り入れることや、縄文時代の思想に基づいたエコロジーやサステナビリティを強調する動きなどが「ネオ縄文」に該当します。
このような現代的な解釈は、縄文文化が持っていた自然とのつながりやコミュニティの価値観を再評価し、現代の課題に対するヒントを得ようとする試みでもあります。
時期と背景
「ネオ縄文」のブームは、2000年代後半から2010年代にかけて徐々に広まりました。
特に、縄文時代の美術や思想に興味を持つ人々が増えた背景には、環境問題やサステナビリティへの関心の高まりが影響しています。
縄文時代は自然との共生や持続可能な生活様式が特徴とされ、その点が現代社会の問題に対する解決策として注目されました。
また、縄文時代の独特なデザイン(例えば、縄文土器の模様や形状)や精神性(自然と調和した生活)を現代のアートやファッションに取り入れようとする動きも、特にアートやデザインの分野で見られるようになりました。
例えば、建築家やアーティストが縄文文化を現代のコンテクストに合わせて再解釈する事例が増え、「ネオ縄文」のスタイルが広まりました。
ネオ縄文の思想やビジュアルには、岡本太郎が再評価し広めた縄文文化の影響が色濃く反映されています。
岡本太郎が示した「縄文的美意識」を現代的に再解釈し、アートやデザインの領域で活かしているのがネオ縄文といえるでしょう。
彼の思想が、現代の縄文ブームやその表現において重要な土台となっています。
このように、縄文文化の再評価と現代社会におけるその価値が見直される中で、「ネオ縄文」という概念が注目されるようになったのです。
回帰ではなく1段階上の次元
日本列島という環境
世界は、日本ほど温暖湿潤で、放って置いても山の恵みと海の恵みが循環しているような、そんな土地ばかりではありません。
なので、物や土地を奪い合ったりせざるを得ませんでした。
日本列島とは条件が違うのです。
災害は多くとも、普段は狩猟採集と最低限の農作業で食べる物に困らない環境ゆえに、共感と共有の精神が育まれ、1万5千年もの間、争うことなくいられたということを、忘れてはなりません。
戦後の自虐史観の反動で、日本人として変に傲慢な特権意識を持たないように注意しておきたいものです。
それでも、その環境が、日本語や、神道を基礎とした特殊で特別な文明を築き上げたのも間違いないので、そういうお役目に与ったとだけ思っていればいいでしょう。
世界の失われた文化が、日本にひっそりと残っていたりするのも、外来文化を日本化して遺すという、そういうお役目だということなのです。
アフリカの小さな村に縄文の精神
その一方で、戦後教育などの洗脳もあって西洋化してしまった日本人から失われつつある縄文の精神や大和心を、アフリカ・タンザニアの小さな村の村長が霊媒で縄文人と交信し、それを村人たちが学んだというのだから、面白いものです。
ペンキ画家のSHOGEN氏が発信し、作家のひすいこたろう氏と共著で出版した『今日、誰のために生きる?』でも紹介されている、ブンジュという地域にある人口200人ほどの小さな村でのお話が話題となりました。
虫の知らせがわかる、日本語を話す人たちこそが、幸せな生活を送る秘訣を知っていたはずなのに、それを忘れてしまっている――思い出さなければならないのだという話です。
忘れたのは、思い出すため。
それが一番大切だと気づいたら、もう二度と忘れないから。
当たり前だと思うと気づけないし、それを人に伝えようとも思いません。
思い出して、その通りに生きることで、この幸福の在り方が世界に広がるのでしょう。
昨今の世界に於ける日本文化の流行は、日本人の当たり前が当たり前ではなかったことを教えてくれます。
欧米を見習わねばと必死だった日本人が、この流れに驚き、日本とはなんなのかを見直す時代が訪れたのです。
1オクターヴ上に描く
音階は2倍の周波数で1オクターヴ上になります。
ホロスコープだと、魚座の次の牡羊座というのは、出発点だった牡羊座ではなく、すべての星座を経験した、1つ次元が上の牡羊座になるのです。
この「ネオ縄文」も、単純に縄文時代の生活に回帰するのではなく、極まった物質社会や所有への執着を手放し、縄文の分かち合いの精神性を取り入れていこうということから始めていけばいいのです。
物質社会が極まったお陰で、我々はAIやロボットに労働の一部を補ってもらえるようになったのですから。
未だ貧しい地域はあれど、そんな地域でもスマートフォンが流通していたりします。
日本企業も水の浄化や緑化技術を提供したりしています。
現在の円安は、日本が安く買い叩かれているとも言えるし、その一方で、海外が今までよりも手軽に日本に触れる機会を増やしたとも言えます。
水瓶座時代の到来
先日の冥王星の水瓶座入りで完全に切り替わった風の時代は、地の時代に力を持った物質主義を、文字通り風化させます。
歳差運動から見ても風の水瓶座の時代に入ったからこそ、これまでの魚座の時代に力を持った宗教による混沌は、各々の教義が絶対なのではなく、その時代に普遍的に大切な価値観が重んじられることでしょう。
そしてそれこそが、かつて世界中を移動していた海洋民族たる縄文人の精神なのかもしれません。
山陰神道の表博耀氏は、須佐之男という役割を担った一族が「初国を知ろしめせ」と日本から大海原を渡り、「宗」もとの「教」えを伝えたのだと言います。
日本古来の「宗教」と言っていいのか、日本人自身すらわからない「神道」は、教義・経典がなく、古来より培われた思想に基づいた生活様式です。
教えられることではないから「道」であり、世界に教えていった「宗」であるのだそうです。
ゆえに、「ネオ縄文」なるものが風の時代に移るころに広まったのは、水瓶座の象徴するインターネットが広まる時期と重なります。
更に岡本太郎まで遡ると、未来志向の大阪万博でかの有名な『太陽の塔』が象徴となっていますが、未来志向とはまさに水瓶座的であり、普遍性として縄文的美意識を『太陽の塔』に込め知らしめていると考えると、実に興味深いものです。
その大阪万博が令和7年(2025年)に開催されるとは、ますます神計らいといったものを感じてしまいます。
それとも、誰かが、或いは集合意識がそうさせたのかもしれません。
30代のトランスサタニアン
冥王星と海王星
今の30前後から40前後の年代というのは、蠍座に冥王星、山羊座に海王星が位置し、セクスタイルを作っていたころに生まれています。
昭和58年(1983年)ころから平成7年(1995年)ころですね。
所謂「ゆとり世代」も重なります。
わたしも兄弟もこの年代でございます。
冥王星は太陽系の境界であり、外宇宙の概念を持ち込み、徹底的な事象を齎します。
蠍座は深淵への追究、心理学や生と死、あの世といったオカルト的精神世界を表し、冥王星が支配しています。
一方の海王星は夢や集合無意識、茫洋、漠然とした精神世界を司ります。
精神世界がいずれにせよ強い影響を及ぼす配置です。
このころ、超能力やUFOにUMA、怪談や霊能力者などのテレビ特番がよく組まれていたものです。
そして、海王星がある山羊座です。
この組み合わせは、過去の伝統や歴史的な構造を受け継ぎながら、それを変容させる大きな力を象徴します。
山羊座の象意
山羊座は、以下のようなテーマを象徴します。
歴史的な枠組み:文化や社会を支える長年の伝統や制度、構造。
保守性:過去の成果や安定を維持しようとする力。
現実的で責任感のあるアプローチ:実践的な価値観や成果を重視。
野心と達成:個人や社会の目標を達成するための計画性や忍耐。
山羊座の海王星がこれらのテーマを含む場合、理想主義(海王星)と現実的な伝統(山羊座)の間に張り詰めた緊張感が生まれます。
このエネルギーは、単なる夢想ではなく、長期的かつ持続可能な変革へと結びつきます。
山羊座の海王星
山羊座の海王星が象徴するのは、伝統や歴史の枠組みを理想的な形に進化させることです。
伝統と理想の融合
海王星の霊性や理想が、山羊座の歴史的構造や伝統に浸透します。
これにより、古い体制を幻想的に美化する傾向がある一方で、それを改革しようとする動きも活発化します。
例:冷戦終結後の新しい国際秩序の構築(伝統的な枠組みの再定義)。
制度の再編
社会の制度や権威を見直し、よりスピリチュアルな価値観や理想を取り入れた形に再構築する試みが増えました。
例:経済のグローバル化、国際機関の役割の変化。
歴史的な教訓を未来に生かす
歴史や伝統に立脚しながら、未来志向のビジョンを模索する動き。
例:1990年代の環境問題への意識の高まり(地球規模での持続可能性の追求)。
蠍座の冥王星との相互作用
蠍座の冥王星は、隠れた力や深い変容を象徴します。
これに山羊座の海王星が加わることで、以下のようなダイナミックな影響が生まれます。
歴史的な浄化と再生
蠍座の冥王星が、伝統や歴史の中に埋もれていた矛盾や抑圧された力を暴き出し、山羊座の海王星がそれを未来に向けて昇華します。
例:冷戦後の世界秩序の変容(歴史的な権力構造の浄化と再編)。
タブーの中にある真実の探求
歴史や伝統の背後に隠された権力の本質を暴き、それを新しい価値観に統合する。
例:心理学や精神分析の進化、歴史的な不正義への再評価。
理想主義的な歴史の再解釈
歴史や伝統に込められた意味を深く探求し、それを新しい形で表現する動き。
例:伝統文化の復興や再解釈(縄文文化の再評価など)。
社会的・歴史的影響
この組み合わせが生み出した世代的な影響には、以下のような要素が含まれます。
歴史的枠組みの進化
山羊座の伝統的な枠組みを活用しつつ、蠍座の変容の力で再生する時代。
例:ソビエト連邦崩壊後の新しい国家体制の模索。
伝統的価値観への挑戦
権威や歴史的な構造に対して批判的でありながら、それを完全に否定するのではなく、進化させようとする動き。
例:ジェンダー平等や多文化主義の台頭。
持続可能な未来へのアプローチ
歴史的な教訓をもとに、長期的視点での環境問題や社会改革を進める力。
例:1992年の地球サミットや環境保護運動。
山羊座の海王星と蠍座の冥王星は、歴史や伝統を基盤にした深い変容を象徴します。
この組み合わせは、過去の教訓や価値観を否定するのではなく、それを活用しながら新しい理想を形にする力を示します。
歴史的な権力構造や伝統的な価値観が問い直される一方で、それを未来志向で再構築する流れが強調される時期といえます。
現在の海王星と冥王星の配置
冥王星はリーマンショックの2008年(平成20年)ころから山羊座に移動し、我ら世代は就職難に遭いました。
ゆとり教育の末に、企業を当てにできなくなったのです。
給料は上がりません。
そしてYoutuberなどの動画やSNS投稿者、インフルエンサーが現れ、影響力を強めました。
つい先日には水瓶座に移行した冥王星ですが、その移行期間には、既得権力をバッサバッサと切り伏せていきます。
巨大組織や企業、政治家、芸能人などの著名人が、悪事や不道徳を曝かれました。
この1、2年は凄まじいものがありました。
海王星が水瓶座から魚座に移行したのは2012年(平成24年)ころでした。
クラウド技術や仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、仮想通貨などの発展は、現実世界と仮想世界の境界線を、まさしく海王星と海王星が支配する魚座の象意たる「曖昧」にした結果でしょう。
陰謀論も大いに流行りました。
トランプ米国大統領が「ディープ・ステート」について言及し、「フェイク・ニュース」だとマスコミと対立し、その後名が世界中に知れ渡りました。
真実なのかそうでないのかわからないけれど、信じる人と信じない人、それすら知らない人と、このように混沌した状況は、現実と幻想は表裏一体であることを思い知らされます。
そして極めつけは、新型コロナウイルスによるパンデミックでした。
伝染病は海王星の象意。
世界中に病と不安が伝染し、陰謀論も加速しました。
支配する魚座に在り、本領発揮です。
そんな海王星が次の牡羊座に移るのは、2026年(令和8年)ころです。
冥王星は先日2024年(令和6年)11月20日に完全に水瓶座に移りましたので、そのちょうど間にある2025年(令和7年)に何かが起こるとささやかれるのも、西洋占星術的には当然と言えば当然ですね。
約2千年続いた魚座の時代を、その支配星である海王星が魚座で締めくくるわけです。
そこに次の時代たる水瓶座に入って間もない冥王星が、破壊を始めるのです。
本当に、なんという時代なのでしょうか。
天王星のもたらす変化
また、天王星は2019年(令和2年)から牡牛座に滞在しています。
地のサインで、五感や物質的な豊かさを表し、12サインで1番安定を望む牡牛座に、革命の星がやってきていたのです。
日経平均が上がりまくり、円安が進みまくり、物価は上がり、仮想通貨が広まり、落ち着くこともなく、不安になる人々が増えました。
天王星は約7年で次のサインに移動するので、射手座→山羊座→水瓶座と世代を跨ぐので特筆しなかったのですが、いずれも基本的に集団との関わり方に変革が起こる世代です。
天王星が牡羊座入りしたのは、2011年(平成23年)、東日本大震災の翌日でした。
集団が生み出した組織や社会の変化に直面し続けているところから、個人のことも併せて考えていかなければならなくなった人も多いでしょう。
その天王星も、2025年(令和7年)に一度双子座に移ってまた戻り、2026年(令和8年)に完全に移行します。
因みに言うと、土星も海王星とほぼ同じように魚座から牡羊座に移動するので、この3年間というのはとんでもない変化がもたらされるとされていますし、既に実感されている方も多いことでしょう。
魂が時代を選んで人間として地球に生まれたのだとしたら、本当にいい趣味をしていると思います。
世界中の人間全員、その体験のために今を生きているのではないでしょうか。
そんな中での現在の30代前後に焦点を当てたのは、やはり自分が世代として感じていることもあり、これからの社会を作り出す世代として、創造性や目的意識を持たねばならぬと感ずるからであります。
「ネオ」縄文
つまり両輪ということ
わたしは「古代文明がもしかしたら現代以上に発展していたかもしれない」説もありだと思う派です。
超古代文明というやつですね。
しかし、それが残っていないのは、傲慢になった人類が罰を受けた、とかそうでないとか。
アトランティス大陸は物質文明の過剰、ムー大陸は精神文化の過剰、レムリア大陸は両方が豊かだったとか、なんとか。
そして、縄文時代はこれらの大陸が滅亡したとされる時期とも重なり、それでいて、縄文時代は更に遙かな年月を超えて、現代日本に繋がっています。
縄文人は海洋民族で、世界中を巡っていたとも言います。
滅亡した大陸との交流もあったかもしれません。
縄文時代から現代日本まで、世界で最も長く続いた文明が、わたし達の当たり前に触れている生活様式であるのです。
これは、選民思想的に日本人を特別視するのではなく、単なる事実、史実です。
日本文明は、咀嚼する文明です。
海外の文化を一旦受け入れ、咀嚼し、「日本化」してから定着します。
貪欲でもあり、個よりも集団性が強く、主語がなくても会話ができる「日本語」話者の社会は、そもそもが争いのほとんどなかった縄文時代に遡ります。
外国語を母語とする人が日本語を話すとき、穏やかな心持ちになると言います。
実際、日本語は侮蔑語・罵倒語が極めて少ない言語です。
縄文時代からの流れなのでしょう。
「頂きます」「ご馳走様」「有り難う」「お蔭様で」「勿体ない」「木漏れ日」
語源や意味を理解すれば、ますます優しい気持ちが芽生えます。
日本は自らを「和」の国と称します。
和食、和楽器、和服、和風……混ぜ合わせるのではなく調和を重んじるということ、「やまと」という音に「倭」から変えて「大和」という漢字を当てはめたということ、聖徳太子が十七条の憲法の第1条で「和を以て貴しとなす」と定めたこと。
現代社会は、空気が読めないと出る杭は打たれる、同調圧力が強い傾向にありますが、調和というのは、「混ぜる」のではなく「和える」ということです。
素材はそのままに、活かされつつ、違和感なく馴染ませることです。
「ネオ」縄文なれば、現代の発達した科学技術を用いながら、かつての争いのなかった精神性を取り戻す、その物質と精神の両輪でやっていくというわけですね。
温故知新、和魂漢才または和魂洋才、と言葉が残っているとおり、昔の人たちはわかっていたのです。
現代人は忘れている人が多いけれど、多いだけで、少なくとも思い出し始めた人たちもいるということです。
縄文をアップグレート
つまり、ルネサンスです。
再評価と新たな創造。
キャンプやグランピングがコロナ禍中流行りましたが、一方でAIやIoTの進歩が凄まじい現代社会。
技術革新による快適さを享受することと自然のままを五感で楽しむことを共に進めていくのは、牡牛座の天王星の総仕上げといったところなのでしょうか。
双子座の天王星と水瓶座の冥王星は風、牡羊座の海王星と土星は火ということになります。
風は冷静な思考、火は情熱的な想念、これらが冗談ではなく強力な協力体制で、2026年(令和8年)以降進んでいきます。
どの世代であろうと降りかかってくることに変わりはありません。
ですが、ワンピース世代と言える我らは、個人個人の役割を果たして、仲間と共に社会実現を夢見ます。
山羊座も悪いところばかりではないのですから。
それを、間近にいる人たちだけではなく、同時多発的に実現していくことを学んで実行する段階に進んできたのです。
楽しみですね。