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それは本当にボランティア?

野生生物を使ったボランティアプロジェクトは世界中に存在します。動物を保護するために、環境の調査などをしっかり行い、研究に役立てていることは確かです。
しかし、ボランティアを開催している企業の中には、ボランティア機関の収入を目的として活動しているところがあります。実際にあった事例をみて行きましょう。

ライオンプロジェクト

ライオンの赤ちゃんは、大人のライオンの強くて怖いというイメージと比べ、体は小さく、かわいらしいのが印象です。ライオンの赤ちゃんというだけで観光客を呼ぶことができ、一緒に写真をとったり、散歩をしたりというアクティビティーを行えます。実はその裏側は、生まれたライオンは母親と引き離されています。そして、ボランティアで来た人に対し、なぜこのライオンは孤児になってしまったのか説明します。そして、孤児になったライオンの世話をするためにお金を支払います。そのライオンは成長すると、缶詰ハンティングの的になります。ビジネスの一つで、ライオンを檻の中で走らせ、ハンター(お客さん)に撃たせるものです。これにより巨額の収入を得ます。その後のライオンは、骨などを利用して医療を行っている国などに販売されます。ボランティアで孤児のライオンを支えたつもりが、ライオン搾取チェーンの手伝いをしていたのです。

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もちろん全てのボランティア団体が、このような行動をしているわけではありません。そして、ライオンの搾取の手助けをしてしまった人が悪いわけでもありません。理由はボランティア団体が提供してる情報が少ないからです。そして、このようなひどいことをする団体がいるから、本当に動物を助けたいと思って行動している皆さんを報われないし、提供している団体がも報われません。

World Unite!は誤ったボランティアビジネスに賛同しかねます

World Unite!はボランティア産業に参入してから、このようなケースを何度も見てきました。また、弊社の役割として、上記の様なボランティアのニーズに応えた非人道的な団体とのパートナーシップは結ばずに、しっかりとした団体と協働をしています。
日本人の方はCritical thinking(批判能力)が足りないという言葉をもらう事が多々あります。

プログラムを選ぶ際に、上記の様なことが行われているという可能性が現実としてあるため。信用できる団体かを頭において選ぶと良いかもしれませんね。

World Unite!も動物保護のインターンシッププログラムも運営しています。興味がある方はオンラインのプログラムはこちらよりご確認ください^^


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