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自己受容が進むと、他人も受容できるようになる
私はずっと、「母からもっと愛されたい」と願っていました。
私の母は、基本的にネガティブで心配性。
ポジティブな言葉や褒め言葉を
口にすることはほとんどない。
私は、母に褒められた記憶はほぼないです。
でも、すごくマメな人なんで、
お弁当や毎日の食事なんかは
すごく手をかけてくれていて。
そういうところで
母の愛というのは感じられていたけれど。
私はどーしても母のネガティブ発言が
好きになれなくて、
たまには、手放しで褒められたり
愛されてると感じられる言葉を
ダイレクトにかけてほしかった。
そして、その欲求は、
大人になっても根強くて。
結婚式の時なんか、母に
「結婚式やるならいつ頃が都合いい?」と
電話で聞いたら、
「行くのが面倒だから行きたくない」
的なことを言われ(実家が山形なんで)、
「なんで娘の結婚を祝おうとしてくれないの!」
とブチ切れて、
東京駅かどっかのカフェで
電話越しに号泣しながら抗議したこともある。笑
本当は、「博美の結婚式楽しみ!」
なんて言って欲しかったんだよね。
うちの親じゃなくたって、
普通こっ恥ずかしくて
言えないのわかってるけど。
でも、最近ちょっと
私的には嬉しいことがあって、
母に報告したくて電話したんです。
今回も案の定、母の第一声は
「おめでとう」とかじゃなく、
「あっそう……」
「あんた……本当に大丈夫なの?」
という、超ーーー絶、渋い反応。。。
おめでとうとか、良かったねとか、
お祝いや労いの言葉は一切なし。
正直、まじか…とは思いました。笑
でも、今回は自然に、
「お母さんこんなふうに言ってるけど、
本当は喜んでくれてるんだろうな」
って思えたんですよね。
なんだったら、
照れ隠しでこんな反応しかできない母を
可愛く思えたくらい。笑
「あ、私、変わったな」って
思ったんです。
昔の私は、
母に行動を変えて欲しいと思っていた。
でも、今は
「母はこういう人だから」と、
母の「あるがまま」を
受容できるようになったんだと思う。
母の態度を、良いとか悪いとか
ジャッジせずに。
そして、なぜそれが
できるようになったかというと、
自分の「あるがまま」を
受容できるようになったからだ。
私はこうありたい!
私はこうでなくちゃ!
私はあんな人にはなりたくない!
とか、自分に対して
いろんなセルフイメージを
くっつけがちだけど、
うまくできない自分、
側からみたらカッコ悪い自分とか、
いろんな自分がいる。
でも、それもひっくるめて、
自分なんです。
だから、どんなにうまく
やりきれない自分がいても、
自分の「あるがまま」をみてあげよう。
そう思って、自分にムチ打つのを
やめるようにしたら、
人の「あるがまま」も
どんどん許容できるようになってきた。
だから、母に対して
私が不満に感じてたところも、
いつの間にか受け入れられるように
変わっていったんだと思う。
私も相手も完璧じゃないし、
私の正義と相手の正義は違う。
そして、どっちが正しいとか、
どっちが間違ってるとか
ないんだよね。
それが体感できると
めちゃめちゃ世界は優しくなる。
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