TAI | Work with Humanity

クラウド会計コンサルタント。ソフト(freee、Money Forward、弥生など)の選び方や使い方だけでなく、簿記の知識や、ビジネスの改善と成長につながるデータの扱い方、業務プロセスの改善のアドバイス等を通じて、スモール・ローカルビジネスの「筋力アップ」をお手伝いしています。

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マガジン

  • 英文会計

  • 取引の基本的な登録方法

    必要となる簿記の知識とともに、クラウド会計で取引を登録する基本的な方法を説明しています。freeeやMoney Forwardのそれぞれの特徴に触れ、比較できるようにしています。

最近の記事

(英文会計)経理のプロセス

前回は、会計には「財務会計」(financial accounting)と「管理会計」(management accounting)があり、経理の仕事は、決められたルールにしたがって淡々とするものというイメージがあるかもしれないが、必ずしもそうではなく、経営者などにも重要なデータを提供する仕事で、かつダイナミックな側面があると書きました。 それをもう少し別の観点で見たいと思います。下の図の上半分は、経理のプロセスを示したものです。 まず、発生する取引を記録していきます。次

    • (英文会計)財務会計と管理会計

      皆さんは経理の仕事にどのようなイメージを持っていますか。売上を計上する、社外からの請求書を受け付ける、社内の経費を精算するといったイメージかもしれません。また、最終的に貸借対照表や損益計算書といった財務諸表を作成するイメージかもしれません。これらの仕事はどうして行う必要があるのでしょうか。 今回は、英文会計に入る前のそもそもの話として、経理の仕事の意味と、「財務会計」と「管理会計」の違いについて書ければと思います。 きっかけ本題に入る前に、私がこの投稿をしようと思ったきっ

      • MFクラウド確定申告の「簡単入力」の画面の動作をまとめてみた(2)支出のとき

        前回は、Money Forwardクラウド確定申告の「簡単入力」の画面で、パターン1として、収入を登録する方法を説明しました。 今回は、支出の登録です。基本的には収入と同様で、お金の流れの方向が変わるだけです。 繰り返しですが、「収入・支出」は「収益・費用」とは違い、あくまで現金のやり取りが発生する場合です。 パターン2 支出のとき支出のときは、「現金支払」と「口座振込」から選びます(「その他」もありますが、混乱するので、今は触れません)。 「現金支払」を選ぶと、リス

        • 自己紹介と私がやってみたいこと

          Work with HumanityのTAIです。私は2022年の夏にコロナにかかり、後遺症で倦怠感が強く、1年半の休職ののち、退職しました。今は、個人事業主としてビジネスをしています。 その前は、大学卒業後、国際通信会社でマーケティング担当をしたのち、インターネットの会社で法人営業をしていました。経理財務の部署に移ってからは、投資家向け広報(IR)として、米国上場会社の決算発表や投資家向けのIR活動をしていました。東証上場も経験しました。 また、外資系の建設機械のメーカ

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        • 英文会計
          2本
        • 取引の基本的な登録方法
          4本

        記事

          MFクラウド確定申告の「簡単入力」画面の動作をまとめてみた(1)収入のとき

          前回までで、freee会計の「取引の一覧・登録」画面の動作について、それに関係する簿記の基礎知識とともにまとめてみました。 個人事業主がクラウド会計ソフトを選ぶとき、3つ挙げるとすれば、あとは「Money Forwardクラウド確定申告」と「やよいの青色申告オンライン」かと思います。今回からは、MFクラウド確定申告の取引登録の画面の動作について、まとめてみたいと思います。 MFクラウド確定申告を使っていて、率直な感想は「自由度が高い」です。freee会計のように、「考え方

          MFクラウド確定申告の「簡単入力」画面の動作をまとめてみた(1)収入のとき

          freee会計の「取引の一覧・登録」画面の動作をまとめてみた(3)B/S内だけの取引

          ここまで、「複式簿記」や、「発生主義・実現主義、現金主義」といった考え方について説明しました。また、「収入・支出」と「収益・費用」が同じではないことも説明しました。前回からは、それをfreee会計の「取引の一覧・登録」画面の動作に当てはめています。 パターン2 貸借対照表(B/S)の中だけに閉じた取引のとき前回の説明ですと、この画面は、売上などの収益や、仕入や経費などの費用を計上するためのもので、それが「掛けでの商売」(未決済)か、「現金での商売」(完了)かを選ぶことで、相

          freee会計の「取引の一覧・登録」画面の動作をまとめてみた(3)B/S内だけの取引

          freee会計の「取引の一覧・登録」画面の動作をまとめてみた(2)収益や費用の計上

          前回、青色申告で55万円や65万円の控除を受けるのに必要な「複式簿記」や、「発生主義・実現主義、現金主義」といった考え方について説明しました。また、「収入・支出」と「収益・費用」が同じではないことも説明しました。 今回は、これを実際にfreee会計の「取引の一覧・登録」画面の動作に当てはめてみたいと思います。メニューの「取引」から「取引の一覧・登録」を選ぶと出てくる画面です(法人向けも同様です)。 なぜ、この画面を取り上げるかですが、freee会計では仕訳を登録する最も基

          freee会計の「取引の一覧・登録」画面の動作をまとめてみた(2)収益や費用の計上

          freee会計の「取引の一覧・登録」画面の動作をまとめてみた(1)簿記の基本とともに

          私は、簿記の基本やクラウド会計の活用方法のレクチャーの仕事をしていて、その関係で複数のクラウド会計を使っていますが、自分自身はfreee会計の個人事業主向けを使っています。 freeeを使っていて、率直な感想は「至れり尽くせり」ということです。特に、さまざまな機能が統合的に使えるのが気に入っています。freeeをはじめとしたクラウド会計にとどまらず、仕事で使われるソフトウェアには「想定されている業務プロセス」があると思いますが、その業務プロセスができるだけスムーズに進むよう

          freee会計の「取引の一覧・登録」画面の動作をまとめてみた(1)簿記の基本とともに