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しやせまし、せずやあらましと思ふことは、おほやうは、せぬはよきなり。

徒然草第九八段の一節。

徒然草をぼちぼち読んでいるが、
早朝時間はパソコンを開きたくないため、
国立国会図書館デジタルコレクションの与謝野晶子現代語訳は、
後日まとめてになることが多い。
そういえば随分開いていないような気がして、
さきほど15分だけと開いてみた。

最初のころは目についていた落書きもだいぶ少なくなってきていたのだけど、
第九八段に再び大きく出現。(一部引用)

一、しようか、しないで置かうかと思ふことはたいていの場合しない方がいいのである。

新訳徒然草 与謝野晶子著

                     

一、の上部スペースに

だから俺は勉強しないのだ

と書き殴ってある。
(わざわざ見るほどのものでもないが、
時代を超えた勉強嫌いの叫びを見たい人は上記リンクのコンテンツ80)

この本は、学校の教科書にでも使われていたのだろうか。
ある程度熟れた感じの字にも見えるけれど。

答えが絶対返ってこない紙面に書いて訴えるあたりが幼いが、
心情的には追い詰められている感がなくもない。

どうしても読まないといけなかったのだろう。
最初はやる気満々だったのに彼にとっては面白くなかったのね。
かわいそうに。
面白くないと思う本を無理矢理読まねばならないつらさはよくわかる。

そんなことをつらつら思っていたら、
思いがけず時間が経っていて驚く。
ぼーっと疲れている。
今日は年賀状の宛名書きもがんばったしね。

画像は、昨日ご紹介した石州和紙を使った金封別バージョン。
横に通した和紙帯が後ろ姿でぴったり重なっているところを見てほしい。

さて金曜日。
今週はどんな一週間でしたか?
明日は冬至。
陰極まって陽兆す。
いろんなことが。。。少しずつでも明るい方へ向かうことを祈ろう。

今日もここにきて下さってほんとうにありがとうございます。
どうぞそれぞれに。。。
しあわせな週末でありますように。
藤井あき乃






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