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メガネを変えたら、気持ちも軽くなった。
初売りでえいっと買ったメガネで過ごしています。新しい心地が嬉しい。
これまでは黒の鋭角なフレームを使っていたけれど、なんだか疲れてしまい、新調しました。今回はやさしい茶色。そして、初めての丸メガネです。
私は小学5年生の時からメガネを着用してきました。選ぶのは決まってスタイリッシュなフレーム。店員さんには、スクエア型が似合うとばかり言われます。
というか、「丸みのあるフレームだと、お客様の目元には合わない感じがします」という言葉の方を、なんとなく気にしてきました。
この言葉に縛られて、30年間、ずっとクールな印象のメガネをかけてきました。そして、その雰囲気に合わせた表情を作ってきました。漫画『サンクチュアリ』に登場する浅見みたいなイメージ。
しかし、お店で丸メガネに出会い、新しい考えが浮かんできたのです。
笑みを浮かべた目元とぴったりな角度だから、笑っている時間を増やせそうだなって。
そうしたら、あまり気を張らなくていいよって言われているような気がして、なんだか心が軽くなったのです。似合うかどうかは分からないけれど、このメガネと過ごしてみたいと思いました。
身に着けるものの色や形で、こんなに気構えが変わるんだなあ。
私は今年で40歳になります。若い頃と比べたら、だいぶ外見が変わってきました。生え際は後退しましたし、肌にはシミが目立つようになりました。
イヤだなと感じていたけれど、年を重ねるのも、意外と悪くないかもしれない。メガネを変えてみたことで、人生の季節に合った装いを楽しもうと思えたから。
このメガネをかけて、家族や友達とたくさん笑って過ごそう。
