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2025年の国際女性デーに考える① 「無意識のバイアス」と女性向け研修の必要性について

こんにちは。ワークシフト研究所の広報担当です。

昨年末、東京大学 山口慎太郎教授のコラムが話題になりました。

コラムでは、評価者には無意識のバイアス*がある。テクノロジーを活用することで、そのようなバイアスを可視化し、公正な評価・指導ができるようになるだろうと述べられています。


ちょうど同じ頃、弊社が実施したセミナーでも無意識のバイアス」が話題に上がりました。

今回のnoteでは、無意識のバイアスとそれが女性のキャリアに与える影響、女性向け研修の必要性などについて考えてみたいと思います。

* アンコンシャスバイアスともいう。バイアスは偏見、思い込み、などに言い換えられる。


「無意識のバイアス」と女性向け研修の必要性について

評価者と同様に、女性自身も無意識のバイアスを持っています。例えば、

  • リーダーには男性がふさわしい

  • 女性はサポート役

  • 子どもを持ったら母親が仕事を調整すべき

といった長年をかけて刷り込まれたバイアスは、女性自身のキャリア選択を狭め、成長機会を制限するだけでなく、組織内でのリーダーシップの発揮にも影響を与えます。

このことから、ワークシフト研究所の代表である小早川優子は女性向けの研修の必要性を説いています。


人間は本来、同質性を好むため、放っておくと組織は徐々に同質化して硬直化していきます。これを回避するには研修による学びが必要です。いつもの場所、いつもの人間関係を超えたところに顔を出して何かを学び、そこで認識を改めて組織に戻っていかないといけない。

無意識のバイアスについても同じで、同質化した組織に長くいると、自分でバイアスを認識することがなかなか難しくなります。無意識のバイアスは、それ自体は悪いものではありませんが、無意識でいることで組織に不利益をもたらしてしまうことがままあります。だからこそ、無意識のバイアスを認識しやすい環境と時間を恣意的に作ることが必要になるわけです。

女性のキャリアは、男性と比較すると、成長の機会や挑戦の機会自体がそもそも少ない状態にあります。この機会の差を埋めて、男女を同じスタートラインに立たせるためには、女性に特化したスキルアップ、マインドアップのための研修が非常に重要になります。

また、ここで女性に特有の、そしてあまり知られていない事実について皆さんにお伝えしておきたいことがあります。それは、女性は自身も含めて女性を過小評価しがちであるということ、女性リーダーは男性よりも厳しく判断され、男性リーダーよりクレームをうけやすいということです。

企業は、女性向けの研修を実施することで、このような女性リーダーの失敗談や成功事例から学ぶ機会を提供し、ロールモデル不足を補えます。加えて、部署を超えた交流や支援体制を構築することで、女性同士の横のつながりを強化し、キャリア形成を後押しすることも可能です。


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