見出し画像

社員のSOSをいち早くキャッチ!「健康状態チェック」に隠された工夫|はたらくを楽しくする理由 #010

こんにちは!広報チームの後谷です。
今回は、はたらくを楽しくする100の理由、10本目の記事。ワークスHIで毎月全社員を対象に実施している「健康状態チェック」という施策をご紹介したいと思います。

キーワードは「独自項目」、「8つのカテゴリ」、「高速対応」。
工夫が凝らされたそれぞれの内容、ぜひご覧ください!

コロナ禍における健康課題

近年の急激なテレワークの普及に伴い、社員の健康面に変化が現れていると感じている企業の健康管理担当者は8割を超えます。そしてその変化は、身体面だけでなくメンタル面にも現れています。

アンケート結果

出典:テレワーク中の従業員の不調と対策結果レポート「RIZAP」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000183.000030866.html


しかし、従業員ひとりひとりの健康状態を把握するのは難しいもの。
テレワークになって直接確認できない今の状況では、社員の健康管理を課題に掲げている企業も多くなっています。

アンケート結果②

出典:【日本CHO協会】「健康経営や健康管理・健康増進」に関するWEBアンケート
https://www.j-cho.jp/enq/pdf/2010_02.pdf


そこに対するひとつの施策として、ワークスHIで実施しているのが健康状態チェック。

社員からは「相談するかどうか悩んでいるタイミングで先に声をかけてもらえて良かったです」という声があがっていたり、相談できずにひとりで抱え込んでしまっている社員に対しても人事側で対応がとれたりと、施策の効果は絶大です。

健康状態チェックとは

ワークスHIでは、社員ひとりひとりの健康状態を把握するために、「健康状態チェック」を毎月実施しています。元となっているのは厚生労働省から提供されている「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」。

疲労蓄積度自己診断チェックリスト

出典:労働基準局安全衛生部労働衛生課
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/05/dl/h0520-3a.pdfhttps://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/05/dl/h0520-3a.pdf


社員が自身の疲労蓄積度を点数化して自己診断できるチェックリストなのですが、ワークスHIではここにあげられている項目に加えて、独自のチェック項目・基準を設けて社員の健康状態に目を配っています。

ここからは、健康状態チェックの具体的な内容についてご紹介していきたいと思います。


自社の状況や風土に合った「独自項目」を設定する

先ほど健康状態チェックのご紹介の中でお伝えしたワークスHI独自の項目。それが「業務完了見込み」と「モチベーション」です。

この2つの項目は最初から設定されていたわけではなく、当初は厚生労働省から提供されている項目のみで健康状態チェックを行っていました。

しかしその中で「業務が忙しい中でモチベーションをうまく保てない状態が続くことが、社員にとって大きなストレスになってしまう」という可能性が見えてきたんです。

その傾向を反映させるために、「業務完了見込み」と「モチベーション」の項目を追加しました。

厚生労働省から提供されている項目はあくまで一般的な傾向から設定されたもの。企業ごとに状況や風土が違う中で、自社に適した項目を設置することが、より正確に社員の健康状態を把握するために大事なんです!


「8つのカテゴリ」によって社員のSOSをキャッチ

ワークスHIでは自社製品COMPANYを利用して、上司ケアが必要な回答をした社員に関しては、回答が行われたその瞬間に上司に自動で通知されるように設定されています。
ただ、それだけではキャッチしきれない要注意傾向も存在しています。

例えば

・前月よりも負荷が大きく上がっている
・3ヶ月連続で眠れない状態が続いている

など、単月の数値からは判断ができない部分。

そこでワークスHIでは、システムで行われる自動振り分けに加えて、過去月からの変化や睡眠の質にも着目した、8つの要注意傾向カテゴリへの振り分けを行っています。

このカテゴライズによって、個人にフォーカスした数値変化や、全体の数値だけでは判断しきれない負荷にも気づけるため、社員のSOSをキャッチすることができているんです。


「高速対応」によって危険信号を出している社員にいち早く声をかける

そして、詳細な分析と並んで重要となるのが、対応の早さです。

高負荷や疲労の蓄積は、その期間が長引けば長引くほど回復までに時間がかかるもの。社員のSOSをキャッチできたとしても、その後の対応までに時間がかかってしまうと施策の効果は薄れてしまいます。

そこでワークスHIが取り入れているのが、「高速対応」。

先ほどお伝えした8つのカテゴライズは日次で実施しているため、早ければ社員が回答したその翌日に声かけや面談の実施といった人事からの対応が可能に。

回答から時差なく対応が行われることで、社員の「つらい」状況を継続させることなく負荷軽減にあたることができるんです!

加えて、毎月各グループの上長に対して全メンバー分の健康状態チェックのデータと勤怠情報のデータを合わせたレポートも配布しています。

そうすることで、負荷が高まっている社員に限らず全社員の健康状態を組織として把握できるため、社員の負荷が高まる前の業務調整も可能となっています。


回答に対する心理的負担を軽減する

ただ、こうした健康状態・勤務状態に関する回答って、社員側からするとなかなか正直に答えづらいものですよね。上司にレポートされるとなるとそのハードルはさらに高くなります。

そこでワークスHIで実施しているのが、上司への共有可否の選択項目。

健康状態チェックには、モチベーションや業務完了見込みについての自己評価の理由を記入する欄を設けられているのですが、そこに記入したコメントについては上司への共有可否を社員自身で選択することができます。

SOSを出したいけど声を上げづらいといった社員についても、心理的に安心した状態で正直な気持ちを記入できるような環境が整えられているんです。「コメントを上司に共有したくない」と回答した社員については、上司への相談方法について人事が対象者と一緒に検討する場合も。

自ら声を上げづらい社員にも手を差し伸べる、すてきな配慮ですよね♪


画像4


いかがでしたでしょうか?

健康って、普段はあまり意識しないもの。周囲からのサポートだけでなく、自分自身のセルフケアに役立てることもできる健康状態チェックは、「はたらく」を楽しくするために効果的な施策です!

読んでくださった皆さんにも、今回の情報をお役立ていただけるとうれしいです^^


\ワークスHIのコーポレートサイトはこちら



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?