①第一次思春期(2〜3歳)『アピール』
『すねる』
ある時、保育所に通う2〜3歳ごろの子ども…保護者が迎えに来ても…
「いや!帰んない!」と
親から逃げるしぐさをする。当然、親は戸惑い困惑する。
👨👩大人の感情👩👨
(迎えに来たのに何で?)
(帰りに買い物→夕食のしたく)
(上の子の学童にも迎えに行かなくてはいけない)
(皆の前で拒否られて恥ずかしい…)
👦👧子どもの感情👧👦
(親に会えてうれしい)
(ちょっとさびしかったから甘えたい)
(でも、皆の前で、抱っこ〜って甘えるのはちょっと恥ずかしい)
(ちょっと…すねてみて、様子をみてるから…親にかまってほしい)
親と子どもの両方の感情を理解してる保育者ならば、
「〇〇さん、ママが迎えに来てくれてうれしいんだろうけど、なんとなく今はうまく甘えられないみたいで、ちょっと…すねてアピールしてるみたいですね😊。たぶん、かまってほしいだけなんだと思いますよ😃」
親と子の感情を理解していないと…
「あら〜〇〇さん、せっかくママが迎えに来てくれたのに〜。」とか、
「今日の晩ごはんは何かな?」
「これから買い物に行くのかな?」
などと言いがち。しかしこれは、大人の気持ちの代弁はするけど、子どもの気持ちはフォローしていない。
それを聞いて子どもは、
「自分の気持ちをわかってくれない」🤨
と、イライラし、結果、怒ったり泣いたりする😵💫。
すると、親も保育者も、それをなだめるのに時間を費やし、(この子には困らされた…)と、マイナスの感情を抱いてしまう…これが繰り返されると、『負の循環』となり、親と子ども&保育者と子どもの関係に『しこり』が残ってしまう…。😟
🍀そうならないために🍀
どうしたらいいか。どういう対応をとればいいのか。
🙂🤯答えはあります🤯😊
🌻保育者サイドから🌻
「親・子どもの気持ちを代弁してあげる」
「感情を言葉で表現する」
大人でも難しいのに、子どもの語彙量ではさらに難しいもの。
だから、
子どもに対しては、
保育士「ママが、一緒に帰ろう、って言ってるよ😊」
↓
子ども「いや!帰んない!😝」
保育士「そっかー、いやなのね」
と子どもの言葉を繰り返すことで、子どもの気持ちを『受けとめてますよ』と表現。
大人に対しては
「拒否られてショックですよね…ただ、〇〇さん、ほんとうはママに会えてうれしいんだけども、皆の前で甘えるのは、ちょっとはずかしいみたいで…すねてみて…ママにかまってほしいのかもしれませんね😊」
こう伝えると、親も子どもも
「自分の気持ちを保育者はわかってくれてる😆」と、
すこし気持ちがほぐれてきます。
保育者は、どちらか片方だけの肩を持つのではなく、どちらの気持ちも『尊重』しているからです。
子ども同士のケンカの仲裁と同様です。
行き違った気持ちの『交通整理』をするのも、保育者の仕事のうち。『裁判官』ではないよ、というのは、保育業界ではよく言われる言葉ですね。
『自己決定』
😀自分のことは自分で決める
シンプルですが、これがなかなか難しいものです。ついつい、
良かれと思って…
あなたのためを思って忠告するけど…
など、『善意からの余計なおせっかい』を
私たちはしてしまいがち。
自己決定の方法の一つ
『選択肢を用意する』
(例、片づけ)
保育士「使ったおもちゃの片づけ、ママと私とどっちとする?」
子ども「ママとする!」
(例、まだ遊びたい)
保育士(遊びの区切りを提案)「ここまでやったら終わりにする?」など。答えは一つではないし、うまくいかないときもありますが、大人が工夫しているということが伝わると、『自分は尊重されてる』と、子どもは感じ、『この人の言うことなら聞いてやってもいい』と、気持ちを切り替えてくれることが多いです😊
声かけの言葉やタイミングも、簡単ではないですね…相手のことをよく見ていないと、一方的な関わりになりがちです😅自分もミスすることあります。
かまうのも優しさ、
また、
そっとしておくのも、
また、
優しさ。
次回は、
🌴そっとしておく優しさ🌴
について
書いてみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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