夫を愛でる①踊る夫
「ーキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
夫の得意な仕草は、両手をグーの形にして、お腹を左右の手で交互に叩く踊り。(左右の手の動かし方は、まるで…ぽんぽこタヌキ、またはでんでん太鼓)
「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と連呼し踊りながらリビングへ入ってくる夫。
わたし「どしたん?」
夫「狙ってた株が絶賛値下がり中だにゃー」「100株は高くて買えないけど…プチ株だから指値で一株買ってみるにゃー」
夫は趣味と実益を兼ねて株式投資をちょこっとやっている。変わってるのは、NISAにせず、証券会社運用の投信でなく、株式個別買いである。
その理由は、
「NISAなら非課税だから儲かるのは当たり前。当たり前はおもしろくない。20%の税金を払っても儲かるように運用したいから。」
その理由は、多くの人には共感されないが、なんとなくわからなくもない。彼もある意味「チャレンジャー」なのかもしれない。
わたしはもちろんNISA利用者である。だって配当金が多いほうがありがたいから。他でも税金払ってるしね。
夫の踊りの話に戻ります。
夫はテンションが上がると、自然と体が動き、独特の踊りを踊る。
20代で結婚したときから40代の今も変わらず。
今も、そのぽんぽこタヌキダンスを見ると、「かわいい人だなあ…😊」とおもう。
そういえば…ぽんぽこタヌキダンスを踊らない時期もあった。
あれは、17年前。中古の家を購入・夫の仕事のノルマから来るストレス・夫婦の育児方針の違い・わたしの病気などが重なり、口を開けば、感情的になって怒鳴り合いが始まり、ピリピリした空気の3年間。ちょうど子どもが年少児〜年長児のころ。
何か話すと必ず怒鳴り合いになってしまい、その後、(なんでこうなっちゃうんだろう…)わたしは泣きながら「結婚した頃の、かわいい人(夫のこと)がいなくなってしまった。あのころは楽しそうに踊ってた😢」
と訴えると、
夫はキッと目が吊り上がりピシャリと言い返したものだ。「今は変わったんだ」
そんなある日、夫の署名入りの離婚届がテーブルに置かれていた。
わたしも密かに荷物をまとめていて、実家の四国に戻ろうかどうしようかと迷ってもいた。
結局どうしたかというと、
「自己紹介」記事にも登場する、わたしのお父さん的存在、かつての研修先だった、農家のおじさんに電話で相談すると、
「離婚届は夫の母に見せて預かってもらいな」
夫の母に事情を話して、離婚届を預かってほしいと頼むと、理解してくれ、何も言わずに受け取ってくれた。
そして、
夫とわたしだけでは冷静に話し合いができないため、
先ほどの農家のおじさん夫婦に仲立ちになってもらい、4人で話をした。
その頃わたしの病気も判明したことで、夫は「俺のせいかも…」と、気持ちを落ち着かせてくれ、だんだんと怒鳴り合いにならなくなった。
怒涛の夫婦喧嘩の時期から14年経過した。
子どもは成長して就職し、近くのアパートで一人暮らししている。
子どもが巣立って2年目の春、
中年夫婦二人暮らしにも慣れてきた。
今は平和。
40代夫の『ぽんぽこタヌキダンス』も 味があって、なかなかいい。
嵐もあるけど、止まない雨はない。
夜明けはくる。
これか正解ではないとおもいますが、こんな話も
一つのエピソードとして楽しんでいただければ幸いです😌
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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