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凡を極めて非凡に至る(経営トップの仕事――戦略参謀からの50のアドバイス)
タイトルに『経営トップ』とありますが、その言葉は『個人(自分自身)』と置き換えることができるので、自分の人生を良くしたいと思っている全ての人に読んでほしいです。
「経営と人生は同じようなものだ」とよく言われますけど、僕としても「確かにそうだよなぁ」と思います。
経営者は、正解がない世の中において、自分が信じるものを明確にして、「こういう世界を目指すんだ」とか「こういう状態を目指すんだ」というゴールを決めて前に進んでいく・・・これは個人の人生も同じ。
だから、従業員であっても、経営者視点を持って仕事をすることは、自分の人生において重要なことだと思います。
「経営者視点を持ちなさい」という言葉に対して、「経営者じゃないんだから経営者視点なんて持てない」という反論をする人もいますけど、「経営者として立ち振る舞いなさい」と言ってるわけじゃありません。
「自分が経営者だったらどんな決断をするか?」とか「自分が経営者として決断する時にどんな要素(知識や知見・スキルや能力など)が足りないのか?」などを考えながら、与えられた役割で成果を出していくことはできますよね。
その思考があるからこそ、与えられた役割を超越する視点を持ちながら仕事ができるので、成果や信用・信頼構築に繋がっていくんだと思います。
いわゆる大手企業・年功序列の企業から、いわゆるベンチャー企業に転職した僕は、「自分で自分の人生をコントロールできるようになりなさい」ということを求められる環境に身を置き、10年弱の期間過ごしてきました。
転職した当初から、「自分が経営者になったつもりで仕事をする」ということを自分に言い聞かせてきました。
自分の理念やミッションやビジョンを明確にして、自分の成長と会社の成長をリンクさせて過ごしてきました(「この会社にあるから自分はこれを大切にする」じゃなくて、所属してる会社とかやってる仕事とかは関係なく、「自分はこれを大切にしている」ということを考えることが大事です)。
そのような状態をつくることで、「働かされている」という状態を脱して、「自分が主体的に働いている」という状態になっていきます(組織から役割を与えられていて、上司から指示されることもありますけど、それを自分事にして働けるかってのが大事です)。
今は、経営者の直下に位置する役職で働いていますけど、意識としては、何の役職も持っていなかった時と同じ意識で働いています。
人事という役割も、経営者に伴走しながら働く必要があるので、そういう意味でも経営者の意思決定を身近に感じるシーンが多いです。
そこで感じるのは、上にも書いた「経営と人生は同じようなものだ」ということです。
人生も経営と同じで、正解がない状況の中で自分の芯・軸を大切にしながら意思決定していくんです。
正解がないから、成功してる人や組織がやってたり、「これいいよ」と言われたことをすぐに取り入れてしまって、「これでなんとかなるでしょ」と思い込んでしまうんです(これは経営も人生も同じ)。
今の自分にあるものに目を向けず、周りにある青い芝にばかり目が向いてしまうのは、誰かが解決してくれる、何かが魔法をかけてくれる、そう思い込んでいるからなんでしょうね。
自分の人生でいえば、自分の過去に目を向けて、「こんな過去があるから今のこんな自分がある」という認識を持つようにして、今の自分が持っているものを整理していくと、描いた未来に対して必要なことを認識できるようになるはずです。
描いた未来を実現するのに、魔法のような方法はありません。
薄い紙を一枚一枚重ねていくことで、到達したい場所に到達できるようになります。
横着して、細い長い棒を立てても、その上には何も積み重ねることができません(すぐに倒れる)。
今の自分、今の組織はなぜこの状態・状況にあるのか?・・・この問いを考えて、要因を整理することが、これからの未来を描き始めるスタートです。
『経営トップの仕事――戦略参謀からの50のアドバイス』という本には、以下のような内容が書かれていました。
経営トップの立場では、現状を打破したいという想いから、ビジネス誌や経済紙を読み、IT系の経営ツールの営業マンの話を聞き、流行りの経営理論や道具立て(実はその多くが「バズワード」)に飛びつきたい時もあるでしょう。
しかし、人は誰でもイリュージョン、幻想に惹かれます。誰もが心の片隅では、まだ見ぬ未知の「魔法」の存在を信じたいもの。しかし、私の長いコンサルティング経験から言うと、経営に魔法の道具はありません。
御社がこれまでに「魔法」の存在を信じて取り入れたビジネス道具、あるいはコンサルティングなどの効能を冷静に振り返っていただければ、これは明らかだと思います。まずは、良くも悪くも今に至った因果関係を、事実を基に探り、知ることから、すべては始まります。
◆
「凡を極めて非凡に至る」
結局、離陸に成功し、その後長期にわたって発展を継続している企業の基本は、すべてこの言葉に尽きるように思います。
本日は以上です。
今回も読んでいただき、本当にありがとうございました。
これからも、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに、心をラクにするキッカケになり得ることを発信し続けます。
「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。
少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、興味を持っていただけたなら、他のnoteにも目を通してもらえると嬉しいです。
このnoteでは、Amazonアソシエイトを利用しています。
※ワークライフハックをテーマにnoteを書く中で、心をラクにするためにオススメできる何かを紹介していきます。
ここからは、僕の生活において「これ良いなぁ」と思っている物の紹介なので、興味のある方だけ読み進めてください(「これ良いなぁ」という感覚って、日々の生活に彩りを与えます)。
『Amazonプライム』、重宝してるんですけど(Amazonユーザーなら加入がお得)、プライムユーザーなら無料で読める本があることに気づいて、「加入しててよかったな」と思いました。←『prime reading』というサービスみたいです。
『Kindle Unlimited読み放題』、こちらも重宝しています(流し読みしながらよりたくさんの本を読みたい方にオススメ)。
最後に、最近購入して、ノートPCでの仕事が快適になったセットを紹介します(冗談抜きで「買って良かった」と思えるアイテムなので、noteで紹介したいと思いました)。
※『人間工学設計』ってところに惹かれてしまいました。
※利用開始日:2024年12月13日
※ノートPCを置いた下のスペースに、キーボードを置くとちょうど良い感じになります。
使ってるPCはこちらです(大学生時代からレッツノートを使ってます・・・最強です)。
あと、家で仕事をする時は立って仕事をしているんですけど、「足の裏が痛いな」と思う瞬間があって、それを解消するために何が必要かを考えた時に、「これだ!」と思ったのがこちらです。
これに乗りながらだと、足の負担が減る一方で、体幹のトレーニングをしながら仕事ができるので、テレワークでも運動不足になりません。
こういう物も、僕にとっては「心をラクにする(快く安らかに過ごしている状態になる)」ためには非常に重要な要素なので、皆さんも「これを使ってるから快適に過ごせてるなぁ」という物を意識して、大切にしてみてください。