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生きていることそのものを楽しめるように(あっという間に人は死ぬから|「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方)

生きていることそのものが、とても尊いこと。

当たり前のように生きてるけど、その感覚を持ってる人って、これまでの人生を健康に生きられた人だけなんだと思います。

病気をしたり、怪我をしたり、特に命に関わるような危機に直面したことがある人や、身近な人の死を経験して自分の人生について考えるようになった人などは、生きてることが当たり前だなんて思わない。

「あっという間だった」と振り返ることがあるかもしれません。

それは、「その時間を集中して過ごせていた」ということになるかもしれませんけど、一方で、振り返った時に「あっという間だった」という印象が強く残るというのは、少し勿体なさがあります。

きっと、「無意識的に過ごしてしまっている」という側面もあると思うんです。

意識的に過ごしている時間が少なくて、無意識的に過ごしている時間が多いから、結果的に「あっという間だった」という印象が強くなってしまう・・・どんなに当たり前の日常だとしても、意識的に過ごすだけで、「あっという間に時間が過ぎていく」という感覚がなくなっていきます(僕も経験してきたこと)。

「あっという間だったな」という印象が残ること自体が悪いとは言いません。

ただ、あっという間に時間が過ぎてしまって、後から振り返った時に「何も思い出せないな」という状態になるのはもったいないですよね。

ただ家にいる時間、家の周辺をいつも通りに散歩してる時間、オフィスに行く時間、子供を保育園に送る時間、近所のスーパーに買い物に行ってる時間、家でご飯を食べてる時間など、、、なんとなく何気なく過ごしている時間だとしても、その時間は当たり前の時間ではなくて、何があるかわからない非日常的な時間だと意識しながら過ごすことで、「あっという間に時間が過ぎていく」という感覚がなくなっていきます。

特に子供と過ごしていて思うのは、ディズニーランドに行くことも喜ぶけど、近所の公園に行って遊ぶことも喜ぶんですよ。

子供にとっては、近所の公園に行くことも非日常的で当たり前ではない貴重な体験なんです。

親からすると「いつもの公園じゃん」と思うかもしれないけど、子供にとっては特別な時間・・・それに気づいてから、子供以上に僕自身が、子供の公園に行くことを楽しみにするようになりました。

いろんな情報を目にできる状況に置かれているので、いろんなことに意識が向いてしまうと思います。

そんな中でも、今の自分の周りにある当たり前のことを「当たり前のことじゃない」と意識してみましょう。

もしかすると、「これ以上は自分にとって必要なことなんてないのかもしれない」と気づくかもしれないし、「自分にはこういうことか必要だな」と、本当に必要なことが見つかるかもしれません。

「どう生きたいか?」という問いに対して考えようとすると、未来に視点が向かいがちですけど、実は無意識的に理想の人生を過ごしている可能性があるので、今の自分に視点を向けることで、自分の人生にとって大切なことが見つかる可能性があります。

『あっという間に人は死ぬから|「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方』という本には、以下のような内容が書かれていました。

引用元:あっという間に人は死ぬから
「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方

なぜ大人になるといつも時間に追われるようになるのだろう?なぜ「たった20分じゃ何もできない」と思い込むのか?

「時間がない」と嘆く一方で、平気でスマホをだらだらといじり、時間だけを浪費する。そんなチグハグな時間感覚から抜け出し、生きていることそのものを楽しむような瞬間を取り戻す。流されるままの人生から、自分で方向を決める人生にする。これが本書の目的です。

日本を代表する名作マンガ『ドラゴンボール』には、主人公の孫悟空たちが修行する「精神と時の部屋」というものが登場します。現実での1日が、精神と時の部屋では1年間になります。大人になった私からすると、「小学生の時の私は、『精神と時の部屋』にいたのでは?」と思うほど「信じられない不思議体験」になっています。
「大人になると時間の進み方が早くなる」ことの理由には諸説ありますが、「行動のパターン化」が有力です。大人になると同じことの繰り返しで脳が慣れてしまうため、新しいことを経験した時より刺激が少なく、「時間が短い」と脳が錯覚してしまうのです。

子どもの頃は、たった20分でも「校庭に行ってドッジボールができる」と判断し、実際に実行できていましたが、大人になった今では、「たった20分じゃ何もできない」と思い込み、手元のスマホで時間を浪費してしまう。つまり、大人になるにつれて、時間に対する知覚が歪んでいき、よくない思い込みによって有意義な時間の使い方ができなくなっているということです。
「小学生の時は『精神と時の部屋』にいたのでは」と思った私ですが、時空が歪んでいるのは、子どもの頃の私ではなく、現在の私やあなたかもしれないのです。

「私たちの身の回りは、生活を便利に楽しくしてくれるはずのテクノロジーや生産性アップのライフハックであふれているのに、なんとなく本質的な悩みが解決されないまま時間だけが過ぎていっている気がする。このままでは、あっという間に死んでしまうのではないか」

※ここからは余談です・・・以下のつぶやきでドラゴンボールのシーンを紹介していますが、これこそ、引用部分に出てくる『精神と時の部屋』から出てきたシーンです。

※このシーンでのセリフをテキスト化しておきますね・・・とても大切なことが書かれているので、ぜひ読んでみてください。

※孫悟空と孫悟飯(悟空の息子)が『精神と時の部屋』で修行しているシーン
【孫悟空のセリフ】
バランス的にはふつうのスーパーサイヤ人がいちばんいい。これからは寝るときいがいはなるべくいつもスーパーサイヤ人でいて、それがあたりまえの状態にもっていくんだ。まずは、スーパーサイヤ人になったときの落ち着かない気分を消すことからはじめたほういい。そのあと、基本的な修行からやりなおそう。遠まわりなようだけど、それがいちばんだとオラはおもう。
↓『精神と時の部屋』から出てきて
【ベジータ(孫悟空のライバル)のセリフ】
なんだ!?あいつら・・・あれはスーパーサイヤ人か!?いや・・・ふんいきがすこしちがう・・・ごく自然にあの状態でいやがる・・・

※カラー版だと、以下の巻に収録されています(ドラゴンボールは子供の頃に何度も何度も読み返していた漫画なので、その漫画から大人になった今でも学べることがあるって、とても嬉しいことです←無意識的に子供の頃から人生を豊かにする学びをしていたという気づきを得て、漫画の素晴らしさを感じています)。

本日は以上です。

今回も読んでいただき、本当にありがとうございました。

これからも、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに、心をラクにするキッカケになり得ることを発信し続けます。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、興味を持っていただけたなら、他のnoteにも目を通してもらえると嬉しいです。

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※ワークライフハックをテーマにnoteを書く中で、心をラクにするためにオススメできる何かを紹介していきます。

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