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人は人間関係や環境に埋め込まれた存在(他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論)

「自分は正しい、あなたは間違っている」と強く主張して、人との関係性を良好に保てない人が、なんとなく多い気がします。

育ってきた環境や周囲にいた人が違う他人同士が、同じ組織やチームで共通の目標を掲げて前に進んでいくのって、すごいことだなって改めて思います(組織やチームだけじゃなくて、家庭においても同じことが言えますね)。

「こっちの方がいいよ」という意見があらゆるシーンで出てくるはずなのに、それを表に出す人もいれば出さない人もいるから、組織をまとめるのはとても難しいことなんです。

本来は、何かが正しいとか間違ってるとか、そんなことは絶対的な基準で判断なんてできません(法律違反やルール違反などは絶対的な基準で判断できますけど、人の解釈において「正しい」「間違ってる」というのは正解がないので)。

「自分の言ってることが正しい」と主張する理由もわかりますが、そもそもそれは、自分が育ってきた環境や人との関わりによってできた価値観の中で「正しい」と判断してるだけなので、万人が理解できる絶対的なものじゃないんです。

そして、人にはその人にしかない過去があるので、そもそも全く同じ解釈を持つ人なんて、この世に存在しないんですよね。

「自分は自分だ」と理解できるようになれば、「あの人はあの人だ」と理解できるようになるはずです。

ただ、『自分』とか『あの人』というのは、絶対的に存在している者ではなくて、その人を取り巻く人間関係や環境に何かしらの影響を受けています。

だから、環境が変われば人間関係も変わるし、結果的に個人も何かしらの変化を受けていくことになります(自分軸や信念は変わらずとも、表面的な価値観は変わるかもしれません←以下のnoteに違いを少し載せています)。

人との関係性に苦しんでいる人がとても多いので、そういう人たちの心を軽くするキッカケをつくりたいなと思って、発信を続けています(仕事においては、直接的な関わりによってキッカケを与え続けています)。

「相手と理解が合わない、わかりあえない」と苦しんでいる人がいたら、「同じ理解をする必要なんてないし、わかりあう必要なんてない」と言っています。

ただし、相手のことを知ろうとすることはできるし、知って、相手がどういう背景でそういう意見や価値観を持つようになったかを理解することはできます。

相手と向き合ってるんだけど、相手の周囲にいた人たちとの向き合いになったり、相手が所属していた環境と向き合うことになるでしょう。

「この人がどのように育ってきたのか?」という観点を持ってその人と向き合っていくと、新たな視点でその人のことを捉えられるかもしれません。

他者との関係性について考える時に、「これは絶対に読んだ方がいい!」と思って、いろんな人に紹介している本があります。

それが、『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』という本です。

『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』という本には、以下のような内容が書かれていました。

個人とは「個人と個人の環境」によって作られている。つまり、「私」や「あなた(他者)」とは、果たして一対一の人間なのか、ということです。人はその人の置かれた人間関係や環境にそもそも埋め込まれた作られた存在なのです。
近年、越境が注目されるのも、関係性の構成を変えるための取り組みとして理解することができるでしょう。単に個人が変わるのではなく、その個人が埋め込まれている環境を変えることで関係性を変え、その結果として個人が変わるということを狙ったものなのです。
このように考えると、一対一に思える対話のプロセスは、実は、関係性に働きかける行為であるということがわかると思います。相手をよく観察することは、相手の埋め込まれている関係性を理解するということを意味します。そして、それを解釈して介入することは、関係性へ介入するということを意味するのです。

『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』を読んでアウトプットしてるnoteは他にもあるので、ぜひ読んでみてください。

本日は以上です。

今回も読んでいただき、本当にありがとうございました。

これからも、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに、心をラクにするキッカケになり得ることを発信し続けます。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、興味を持っていただけたなら、他のnoteにも目を通してもらえると嬉しいです。

このnoteでは、Amazonアソシエイトを利用しています。
※ワークライフハックをテーマにnoteを書く中で、心をラクにするためにオススメできる何かを紹介していきます。

ここからは、僕の生活において「これ良いなぁ」と思っている物の紹介なので、興味のある方だけ読み進めてください(「これ良いなぁ」という感覚って、日々の生活に彩りを与えます)。


『Amazonプライム』、重宝してるんですけど(Amazonユーザーなら加入がお得)、プライムユーザーなら無料で読める本があることに気づいて、「加入しててよかったな」と思いました。←『prime reading』というサービスみたいです。

『Kindle Unlimited読み放題』、こちらも重宝しています(流し読みしながらよりたくさんの本を読みたい方にオススメ)。

最後に、最近購入して、ノートPCでの仕事が快適になったセットを紹介します(冗談抜きで「買って良かった」と思えるアイテムなので、noteで紹介したいと思いました)。
※『人間工学設計』ってところに惹かれてしまいました。
※利用開始日:2024年12月13日
※ノートPCを置いた下のスペースに、キーボードを置くとちょうど良い感じになります。

使ってるPCはこちらです(大学生時代からレッツノートを使ってます・・・最強です)。

あと、家で仕事をする時は立って仕事をしているんですけど、「足の裏が痛いな」と思う瞬間があって、それを解消するために何が必要かを考えた時に、「これだ!」と思ったのがこちらです。

これに乗りながらだと、足の負担が減る一方で、体幹のトレーニングをしながら仕事ができるので、テレワークでも運動不足になりません。

こういう物も、僕にとっては「心をラクにする(快く安らかに過ごしている状態になる)」ためには非常に重要な要素なので、皆さんも「これを使ってるから快適に過ごせてるなぁ」という物を意識して、大切にしてみてください。


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