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「なぜ?なんで?」の問いでボトルネックを探そう(構想力が劇的に高まる アーキテクト思考)

他の人が成功したことをそのままやっても成功しないし、他の組織が成功したことをそのままやっても成功しない。

考えないといけないのは、「他の人や他の組織は、その方法を取ることで、なんで成功できたのか?」ということ。

これを考えることなく、「他の人が成功してるから、他の組織が成功してるから」という浅い理由でそれをやり、前に進んだら「成功しないじゃないか」とグチグチ言うようになる・・・そんな人にならないでください。

他の人と自分、他の組織と自分の組織・・・強みも弱みも違えば、価値観も考え方も違うし、置かれている状態や状況も違うわけですよね。

違う要素がたくさんあるにも関わらず、その違いに目を向けずに、「あの人はうまくいった」「あの組織はうまくいった」という事実だけを捉えてしまうのは、盲目すぎますよね。

このような単純すぎる意思決定から脱するにはどうすればいいのか?・・・「なぜ?なんで?」という問いを立てる癖をつけるといいですよ。
※状況に合わせて、「なぜ?」「何を?」「どのように?(どうやって?)」という三種類の問いを使い分けましょう。
※僕は以下の本から、トヨタの『なぜなぜ分析』についてと、状況によって「なぜ?」じゃない方がいいということを学びました。

「あの人はうまくいっている、あの組織はうまくいっている、なぜなんだ?」という問いを立てて、とある要素が見つかったらさらに「なぜ?」を重なる。

シンプルな「なぜ?」の積み重ねによって、抽象的な要素も具体的な要素も、いろんな要素が出てくるはずです。

どんな要素が出てきてもいいんですけど、大切なのは自分の視点と増やすこと、視野を広げること、視座を高めることです。

「◯◯だからこう」と安直に断定的に決めるんじゃなくて、「◯◯で◇◇で××だからこうだろうな」という仮説ベースで決めることができたら、改善思考を持ちながら前進できますよね。

これは、自分のキャリアにおいて、特に大事な考え方だと思っています。

全ての人に共通する絶対的な正解がない世の中において、「自分にとっては何が適しているのか?」という問いに対する解は、自分で見つけていくしかありません。

自分に対して「なぜ?なんで?」という問いを繰り返して立てていくことで、自分の過去を知り、今を知り、自分を理解した上で未来を設定していくことに繋がります。

ちょっとしたことでいいので、「なぜ?なんで?」という問いを立てる癖をつけていきましょう。

できない自分に対して「あの人が成功してるからこれをやればいい」と判断したくなる気持ちもわかりますけど、潜んでる課題は同じものじゃないはずですなので、冷静に「なぜ?なんで?」という問いを立ててみましょう。

課題が違えば、同じことをやっても、その課題が同じように解決されるわけじゃありませんからね。

順番を意識することも大切です。

表面にある問題や課題を綺麗にしても、根本にある問題や課題に着手しないと、表面の問題や課題は発生し続けてしまいます。

奥底に眠っている問題や課題は何なんだろう・・・これを見つけるには、「なぜ?なんで?」という問いを繰り返し立てて、自分の深いところまで明らかにする姿勢が大切です。

行動を変える?心を変える?・・・課題によって変えるべきものが変わるはずなので、何に着目すべきなのかを見出せるようになるためにも、「なぜ?なんで?」という問いを自分に立てられるようになりましょう。

『構想力が劇的に高まる アーキテクト思考――具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技法』という本には、以下のような内容が書かれていました。

アーキテクトは問題解決をする際に、まず全体を俯瞰して問題を発見し、解決策を策定します。本当に解決すべき真の問題は数えるほどです。

ボトルネックを把握しないまま個別の問題に向き合って解決策を考えた場合、問題が解決されないばかりか、他の問題を引き起こしてしまうこともあります。
ボトルネックという考え方はロングセラーとなった『ザ・ゴール』(エリヤフ・ゴールドラット、ダイヤモンド社)によって一般的に知られるようになりました。世の中の全ての物事にはボトルネックが存在しています。ボトルネックとはプロセスの中で最も脆弱な箇所のことを指します。
限られた経営資源を有効活用して企業価値を向上させるためには、サービス提供者の言い分を鵜のみにするのではなく、ボトルネックを正確に理解してから問題解決をする必要があります。

(事例)
競合の A社がAIを導入したら業績が向上したので、自社でもAIを導入すべきである。
→どのボトルネックを解消するために AIを導入するかが検討されていない。競合他社は人材不足をAIで補ったのかも知れないが、自社のボトルネックは経年劣化した製造設備かも知れない。

※引用部分で紹介されている『ザ・ゴール』もリンクを貼っておきます。

『構想力が劇的に高まる アーキテクト思考――具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技法』を読んでアウトプットしてるnoteは他にもあるので、ぜひ読んでみてください。

本日は以上です。

今回も読んでいただき、本当にありがとうございました。

これからも、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに、心をラクにするキッカケになり得ることを発信し続けます。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、興味を持っていただけたなら、他のnoteにも目を通してもらえると嬉しいです。

このnoteでは、Amazonアソシエイトを利用しています。
※ワークライフハックをテーマにnoteを書く中で、心をラクにするためにオススメできる何かを紹介していきます。

ここからは、僕の生活において「これ良いなぁ」と思っている物の紹介なので、興味のある方だけ読み進めてください(「これ良いなぁ」という感覚って、日々の生活に彩りを与えます)。


『Amazonプライム』、重宝してるんですけど(Amazonユーザーなら加入がお得)、プライムユーザーなら無料で読める本があることに気づいて、「加入しててよかったな」と思いました。←『prime reading』というサービスみたいです。

『Kindle Unlimited読み放題』、こちらも重宝しています(流し読みしながらよりたくさんの本を読みたい方にオススメ)。

最後に、最近購入して、ノートPCでの仕事が快適になったセットを紹介します(冗談抜きで「買って良かった」と思えるアイテムなので、noteで紹介したいと思いました)。
※『人間工学設計』ってところに惹かれてしまいました。
※利用開始日:2024年12月13日
※ノートPCを置いた下のスペースに、キーボードを置くとちょうど良い感じになります。

使ってるPCはこちらです(大学生時代からレッツノートを使ってます・・・最強です)。

あと、家で仕事をする時は立って仕事をしているんですけど、「足の裏が痛いな」と思う瞬間があって、それを解消するために何が必要かを考えた時に、「これだ!」と思ったのがこちらです。

これに乗りながらだと、足の負担が減る一方で、体幹のトレーニングをしながら仕事ができるので、テレワークでも運動不足になりません。

こういう物も、僕にとっては「心をラクにする(快く安らかに過ごしている状態になる)」ためには非常に重要な要素なので、皆さんも「これを使ってるから快適に過ごせてるなぁ」という物を意識して、大切にしてみてください。


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