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意味があるのは『平等』ではなく〇〇だったんだ

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「結婚しても仕事は続けて欲しい。」

結婚前、夫に言われた。

私も仕事を辞めるなんて微塵も考えていなかったので、その時は特に何も感じなかった。


入籍直前に一緒に部屋を借りた。確か家賃は管理費など含めて月13万円。私が毎月、夫の口座に65,000円振り込むことになった。

きっちり半分。


光熱費は夫が払い、私は食費や生活用品を負担することになった。金額にすると大体同額だったからだ。


当時も今も、私はずっと『フルタイム』で働いていて、労働条件としては夫と同じだ。収入は夫のほうがずっと多いが、私もそれなりの年収だったので、経済的に完全に半額で折半することに疑問を感じることもなく、自然な流れだった。


そしてまた自然な流れで、毎日のご飯を私が作ることになった。

食事にしても洗濯にしても、夫の好みや要望を聞き、私がその業務を担うのが『自然な流れ』だった。


仕事を終えてご飯を作り、食器を洗い、片付ける。

洗濯はまとめて週末にやる。

毎月65,000円、家賃の半額を夫に振り込む。


・・・あれ???

えーっと・・・

夫は家賃、生活費の半額を負担して、家事の負担がほぼなくなって~・・・

私は夫の分まで家事を担って、そして家賃、生活費は半額・・・

・・・あれ~???


『平等』『公平』

どこかで聞いたような言葉だけど、今の状態が決して『平等』ではないのはすぐにわかった。

でも、うまく説明できない。

女性、妻にそれなりの収入があり、家賃を折半することはイメージができたけど、夫が毎日私のご飯を作ることはイメージできなかった。


よくまとまらないままに、なんとなく夫に話してみた。

「私だけが家事をやるのは、なんか違う気がしてきたんだけど~・・・」


私の考えがぼんやりしていたのと同じくらい、夫だってぼんやり『結婚』していたのだろうと、今は思う。


「でもそれじゃあ、結婚した意味がないっていうか・・・」


・・・?それってつまり、妻にお世話をしてもらうことが、結婚の意味なの?

じゃあ、100歩譲ってそうだとしたら、経済的には夫が全部負担するってことが、妻にとっての結婚の意味???

いやいやでも、私がフルタイムで働いててそれじゃあ、なんか違う気がするなぁ・・・


え???いっそのこと、私が仕事を辞めたほうがうまくいくの???


うーん・・・それはなんか違う気もする。万が一離婚にでもなったら困るし。


モヤモヤしたまま、有耶無耶になったまま1年ほどが過ぎ、私は妊娠して出産を経て、育児休暇に入る。

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ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』で特にたくさんの方の共感、反論、議論を生んだ『夫のこと』カテゴリー記事。夫の会社の人にバレそうになり、止む無く会員限定記事に。 その間筆者の仕事の状況も変わり、ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』から『夫のこと』だけスピンオフ(?)させてnoteで連載することにしました。 ワーキングマザーの方もそうでない方にとっても、参考になるかは未知数。 (月4回更新/初月無料)

ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…

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