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3つの坂を見下ろして。

人生には3つの坂がある。
そんな話を聞いたことはありますか?

一つ目の坂は、上り坂。
何もかもが順調でうまくいっているとき。このままずっと良いことが続く。そんなことを錯覚してしまうような時。

二つ目の坂は、下り坂。
何もかもぎうまくいかなくて、挫折だらけの日々。とってもしんどくて、いろんなことを投げ出したくなる時。

三つ目の坂は、まさか。
想像もしないことがおこるとき。想定していないことが起きて、どうしようもなくなってしまう時。

私はこの三つの坂を社会人になりたての時に、とある人生の先輩に教えてもらいました。

その時から、何があっても、何かあるのが当たり前なのが人生だと思うようにしました。

三つの坂のはなしは、大きな人生というスパンでもそうですし、1日の中で巻き起こる様々な出来事についても同じです。

朝起きてとんでもなくどんよりとした気持ちの時もあります。

ところが、美味しいお昼を同僚と食べたら、ものすごく良い気分になった。

帰宅して湯船に浸かって、あぁ幸せなんて思う時もあります。

人間は、本当に身勝手で、自分ほど当てにならないものはない。

そんなふうに思う時もあります。

だから、
どんなにつらくてかなしいことがあっても、
どんなにうれしくて仕方ないときでも、
ふっと三つの坂を思い出します。

どんなことも永遠にはつづかない。
だから、だからこそ、
ありふれた毎日が、こんなにも愛おしい。
そんなことを想うのです。

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