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【毎日漢字1文字ブログ (1)】 学
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前置き
2025年もよろしくお願いします。
と言いつつも、気まぐれでブログを書こうとして、タネは思いつきつつも、
「うまいこと言えないなあ」とか「伏線って難しいなあ」とか思っていたら
いつの間にか年を跨いでいました。
いい加減私のサボり癖、思いついて行動してすぐに萎んでしまう癖は
辞めたいので、、、せっかくなので
毎日漢字ジェネレーターを回し、選ばれた漢字を元にしたブログを書くことを
習慣化してみようと思います。
これで、365日続いた日には、きっと有名になって
まとめた書籍とかひめくりカレンダーとかにもなっているんだろうなと思ったり、ラジバンダリ。。。
本編
学ぶことに疲れた2024年だった。
年が明けて、まず最初に見た動画は、
何年か前の「笑ってはいけない24時間」の切り抜き動画。
「女王の教室」の再現の如く、天海祐希が、松本人志の私物のクロックスを投げさせる動画だった。
クロックスは底が厚く設計されていて、投げても必ず底が下を向いて安定して着地できるようになっているのだとか。
そんな雑学を披露したのち、天海祐希は、以下のような言葉を言い放った。
「好きなことに対して、強く興味を持ち探究心を持とうとしないのなら人間ではない。猿以下だ。」
僕もまた、一旦学び疲れた1年間だった。
言うなれば、一時的に気持ちを「猿以下」にしていたからこの1年間を乗り切ることができたのかもしれない。
向上心がないとか、探究心がないといえば嘘になるが、
「目の前のこと」と「過去の自分が取りこぼしてしまったこと」を追い続けるのに精一杯で、とにかくハードな一年だったし、
それを言い訳にして向上心や探究心を無碍にしていた。
本を買う気力はギリギリ残っているが、本を買って満足してしまい、
「未来の自分への先行投資」とか、新しい本を読んで学ぼうとか、そんなことを考える余裕すらなかった。
そんな僕でも、初めて挑戦したことがいくつかある。
そのうちの一つが「M-1グランプリ」をフルで見ることだ。
ユーモアのあることや、場を賑やかすことを言うのは本当に苦手だ。
大体、「話が長い」と遮られたり、ウケる層がコアすぎたりする。
どう考えても、ムアンスリンの面白さが伝わる人はうちの会社にはいないだろうし、トマホークチャンネルを視聴しているアングラ層や、積分サークルのファンの女子は残念ながら周りにはいない。
だからこそ、「M-1グランプリ」をフルで視聴し、「正当なお笑い」というものを学んでみることにした。
まず学んだことというのは
「自分の好きな笑いがなんなのか」ということである。
(M1に関しては、漫才のテイを成しているというのは前提のもと、)「ギャグ漫画日和」のように、立て続けに襲いかかってくる笑いが好きらしい。
要は、コントや漫才を何度も何度も見続けた人が好むような高次元なお笑いではなく、まだ漫才を純粋に楽しむ領域にいる女子高生が好むようなお笑いが好きなようである。
例えばフースーヤは確かにネットで言われている通り面白いけど、自分の琴線に触れる笑い、というものではなく、どちらかというと音ネタに近いような、酔っ払った状態で一人で家に帰る途中ふとした時に口ずさんでしまうような、そんなものである。
それこそ私は、真空ジェシカ・令和ロマン、敗者復活ならナイチンゲールダンス・今夜も星が綺麗などのような、マシンガンのように小ボケが連なってくるものが好きなのだろう。
そして、もう一つ学んだこととしては、
「数分間のストーリーではなく数年間の伏線回収」だということ。
漫才そのものは4~5分間の時間制限があるのだが、
例えば優勝候補と言われた3組がそのまま笑神籤で上から3組になったほか、
令和ロマンに至っては昨年優勝した時と同じくトップバッター
振り返れば、数年前に優勝した錦鯉も、お互い高年齢だからこその魂から発せられた言葉「Life is Beautiful.」
その前のマヂカルラブリーの決勝一回戦のつかみもそうだが、
コンビや大会の過去の歴史や、ストーリーがあるから、いつの間にか伏線ができて
いつの間にか回収されてしまうのである。
なるほど、伏線は拾うものではなく勝手に落ちていて勝手にとってしまうものらしい。
これまで私はずっと書くのが億劫で、タネはあるもののなかなか咲かせることができていなかった。伏線という肥料を何も撒いていないにも関わらず、美しく芸術的な文章を書くことにこだわりすぎてしまっていたようだ。
M1を見ただけで、滑らない一発ギャグや面白い語りができるようになってしまうのであれば、去年のM1のエントリー組数は10万を超えていただろう。漫才王という称号はきっと陳腐になってしまっていただろう。
ただ、未来の自分に向けて、タネを集めるだけでなく肥料を撒き続けることも、ほどほどに大事なのだろう。
天海祐希が言い放った言葉
「好きなことに対して、強く興味を持ち探究心を持とうとしないのなら人間ではない。猿以下だ。」
猿はタネを植え、肥料を巻くことはできない。
人間は学習能力があるからこそ、学習して得た伏線や過去の経験を肥料にして、必要に応じて引き出し、撒くことができるのかもしれない。
だからこそ、この1年は未知のことを稚拙でもいいので挑戦し、
学び続けることに時間を投下しようと思う。
小出しに結果を求め、すぐに切り替わるような、立て続けに襲いかける私の好きな漫才スタイルから、
長く熟成された伏線を解き放てるような、コントや漫才を何度も何度も見続けた人が好むような高次元な漫才スタイルを求めて。