ガチの一人合宿をする
一人合宿とは、自分の未来について考えるためだけに一人で行う合宿です。
色々とポイントがあるので、まとめていきます。
既存との違い
noteでは「一人合宿」というと、書籍『自分を変えるノート術』で紹介されたものを指すことが多いようですが、違います。少し似てはいます。
ITエンジニアには一人開発合宿なる文化があるそうですが、これも違います。開発合宿は何かをつくるための合宿ですが、一人合宿は「自分の未来について」「考える」合宿です。
一人で意味もなくビジネスホテルに泊まるのが好きな人もいますが、これも違います。一人合宿は、単に日常の舞台を変えるだけはなく、過ごし方も「ひたすら考える」にシフトします。
期間
Ans: 最低でも2泊以上にします。
前後を気にせず、そのことだけをとことん考える機会にしたいからです。これができるなら2泊でも3泊でも良いですし、2~3泊でも難しいなら4泊以上もアリです。
自分の感じ方の問題ですので、合宿のことだけを考えられると感じる長さにしてください。
そうはいっても、一週間以上は長すぎてダレてしまうのでおすすめしません。
期間の取り方
Ans: 休暇にするのが良いでしょう。
全く誰からも連絡が来ない状態にできるのであれば、手段は問いませんが、おそらく休暇が無難だと思います。
場所
Ans: 高級なホテルで、同じ部屋に連泊します。
まず高級なホテルは必須です。
設備や客層などホテルの質がある程度整っていないと集中が削がれがちだからです。そもそもホテルは泊まる場所であって、オフィスのように集中できるようには意外となっていないので、質でカバーする必要があります。
高級の目安ですが、ビジネスホテルでいうツイン以上の広さで、バスルームの浴槽で足を伸ばしきれる、くらいが良いと思います。
旅館やビジネスホテルなど種類は問いませんが、観光で使われやすいものは賑やかでノイジーなのでおすすめしません。考えることに集中するだけなので、こじんまりとして殺風景で機能的なビジネスホテルがおすすめです。
予算的にも1泊1.5万円くらいで届くと思います。2万、3万以上するようなホテルは、高価すぎて無駄にラグジュアリーでかえって集中しづらいことがあります。
次に同じ部屋で連泊してください。
部屋の移動は集中を著しく削ぎます。部屋に馴染むのにも意外と時間がかかります。
最後に、ホテルを選ぶ際に、観光目的で選ばないようにしてください。一人合宿では基本的にホテル内で過ごします。外に出るにしても、周辺の飲食店か、付近の散歩くらいです。
※散歩する程度のプチ観光や、飲食店の物色くらいは問題ありません。
持ち物
Ans: 通信の禁止が必須なのと、考えることを阻む誘惑の一切を持ち込まないことの二点です。
まず通信は一切禁止します。
禁止さえできるならPCやスマホは問題ありません。むしろ、これらは(人によっては)考える際にも使うでしょうから、これら自体を持ち込まないのはやりすぎです。
次に読み物と勉強用教材の持ち込みも禁止してください。
これらを持ち込んでしまうと、読書合宿や勉強合宿になってしまいます。それはそれで有益ですが、本記事の一人合宿はあくまでも自分の未来を考えることに専念します。
インプットは考えることではありません。インプット自体はビジネスにおいても、人生においても重要ですし、高尚に扱われがちですから正当化する人が多いですが、ここは典型的なアンチパターンですので頑張って抗ってください。繰り返し言うように、あくまで考えることに専念したいのです。
もう一つ、隣や外がうるさいときに備えて防音グッズがあると便利です。ノイズキャンセリングのヘッドホンやイヤホンでも、耳栓でも、イヤーマフでも構いません。
食事
Ans: あまり冒険せず、普段どおりにします。
目的はあくまでも考えることに専念することですから、普段のリズムを心がけてください。別にコンビニで買ってきて食べても構いません。
警戒したいのは待ち時間です。
まず混雑したルームサービスなど待ち時間が読めないものはやめましょう。次に、気分転換したいのであれば外で食べたり、店を漁るのもアリですが、待ち時間が大きいことがあるので注意します。
いずれにせよ、待ち時間はなるべく排除してください。正直ここは合宿の質を左右するクリティカルなファクターです。
合宿の目的は考えることであり、考えはいつ膨らむかがわかりません。いつ膨らんでも対応できるよう、常に「考えることを行える態勢」をキープすることが肝心なのですが、食事はこれを乱す典型的なファクターです。
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