コアタイムとフリータイム
フリータイムについて解説します。
コアタイムと比較しながら解説していきます。
コアタイム
コアタイムとは、全員が必ず集まらなければならない時間を指します。この間はコミュニケーションが取れることを保障します。
典型的には「標準就業時間の一部」で「10:00~16:00 など昼休憩をまたいだ前後かつ午後が多め」になりがちです。
コアタイム自体は「時間」のみを拘束するものですが、「場所」も拘束する――たとえば出社も義務化していることがあります。
フリータイム
フリータイムとは、所定就業時間内からコアタイムを省いた、残りすべての時間を指します。
かつ、いくつかの追加ニュアンスがあります。
つながらなくてもいい時間
その名のとおり、各自は自由に過ごすことができます。通知にすぐ反応しなくてもいいですし、出社する必要もなければ、朝9:00時点で勤務している必要もありません。
別の言い方をすると、つながらない権利を行使できる「自分だけの自由な時間」とでも言えます。
とはいえ、仕事ではあるので、所定労働時間分は働く必要があります。
※所定労働時間を撤廃するあり方もありますが、本記事では割愛します。現代では(思想的に)高度すぎて追いつける人からして少ないと思われますが、機会があればそのうち解説したいです。
あるいは、仮に所定労働時間が無かったとしても、仕事が成立する程度には各自進めておく必要があります。
コアタイムとセットで使う
フリータイムは、コミュニケーションの義務を放棄できるものです。
もちろん、これだけだと仕事が成立しないので、別途コアタイムが必要です。
つまりコアタイムと必ずセットで使います。
違い
フレキシブルタイムとの違い
フレキシブルタイムは、経産省による手引きで使われている言葉で「いつ出社してもよい時間帯」を指します。
一方、フリータイムは、フレキシブルタイムに加えてつながらない権利もあります。
フレックスとの違い
フレックスとはフレックスタイム制の略であり、
フレックス = コアタイム + フレキシブルタイム
です。
一方、フリータイムの場合は、
(名前はまだない) = コアタイム + フリータイム
となります。
※良い名前はまだ浮かびません。コアタイムがあるのでスーパーの次(ハイパーやウルトラ)ではないと思います。メリハリをつける、のような意味を持たせられる言葉があるといいなとは思っています。
スーパーフレックスとの違い
上記のように書くと、
スーパーフレックス = フレキシブルタイム
です。コアタイムのないフレックスですね。
ですが、これを運用するのは現実的に難しく、たとえスーパーフレックスを敷いている組織であっても、実体としてはただのフレックスになっていることが多いです。
チームワークとソロワークの対応
当サイトではチームワーク100%の現状を憂いて、ソロワークを提唱しています。
対応付けが可能です。以下のとおりです。
コアタイムでチームワークをする
フリータイムでソロワークをする
別の言い方をすると、ソロワークは「つながらない権利」を持ち出すほどにソロで活動するものだ、ということです。
ソロワークのニュアンスが伝わりづらかったため、今回フリータイムの概念をつくって記事化しました。
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