ハンディキャップ度合いを推し量る「NSD」

NSDとは、

  • ニューロ(Neuro)

  • スペック(Spec)

  • デバフ(Debuff)

の略です。

「頭の良さ」的なものを推し量る基準、特に「恵まれてなさ」「ハンデの度合い」を推し量るのに使えます。


NSD


ニューロ

ニューロダイバーシティ(神経多様性≒発達障害の多様性)という言葉がありますが、そのニューロです。

先天的か、後天的でも強い負荷や長期的な負荷により形成された「マイノリティの特性」を持つことを指します。

例:

  • 発達障害(ASD、ADHD、LDなど)

  • アファンタジア

  • アロマンティック

  • LGBTQ

特性であるため、基本的に変えられません。なのにマイノリティなので社会や集団に馴染めず苦労します。


スペック

頭の良さを指します。当サイトでは「頭の性能」という言語化をしています。

一つの目安としてIQがあります。

IQが平均未満(100未満)の場合、NSDのSが無い、とカウントします。これをロースペックと呼びます。


デバフ

身体障害、境遇の悪さ、不幸なイベントなどにより身体的・精神的にデバフ(弱化)がかかっていることを指します。

例:

  • 身体的障害: 身体的な障害がある

  • 長期的高負荷による歪み: ネグレクト(愛情不足)や貧乏(経済力不足)などがある程度続いた

  • 依存先の喪失: 最愛の家族やペットを亡くした

目安は「ひとりで暮らせない」「慣れたら or 精神的にある程度立ち直れたら何とか可能」です。ただの寂しがり屋や、実家暮らしで経験がないなどは含まれません。むしろ普段は一人暮らしに慣れているし、ひとりでも平気な気質なのに、できなくなるというほどのインパクトです。


2つ以上あるとキツイ

NSDは2つ以上あると、生活が厳しくなります。

1つだけなら(不利ではあるが)大したことはありません。他の手段でカバーできますし、むしろ不利な分、思考や行動もするので、0つの人よりも充実しやすくなります。強い人には相応の理由がある、というアレですね。

問題は2つ以上の場合です。2つ以上あると途端にハードモードになります。

  • ニューロとロースペックがある場合:

    • デバフは無いので健康ではある

    • ニューロがあるので、マジョリティに馴染めない

    • ロースペックなので、努力すれば勝てる世界でも勝てるほどの高みに登れない

  • ロースペックとデバフがある場合:

    • ニューロはないので、マジョリティには馴染める

    • ロースペックなので、人並以上になれない

    • デバフなので、人並以上の努力ができない

  • ニューロとデバフがある場合:

    • ロースペックではないので、努力すれば人並以上になれる

    • ニューロがあるので、マジョリティに馴染めない

    • デバフがあるので、馴染める場所の模索や居場所での努力があまりできない


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