仕事術1.0と仕事術2.0

従来の仕事術が仕事術1.0なら、当サイトで扱うものは仕事術2.0です。


そもそも仕事術とは?

ここでは「仕事のやり方や考え方」とします。


2.0はここ違う


1: 個人 → チームや組織

従来は個人の仕事術だけを扱っていました。

2.0ではチームや組織の仕事術も扱います。


現代はチームの時代ですし、組織も大昔から存在しています。結局集団が変わらないと大したことなどできません。個人の力などたかが知れています。

※従来の仕事術で成功している人は、結局素体の性能が良いからにすぎません。組織に適応できるだけの性能があるのです。再現性はあまりありませんし、正直言って性能が良いなら割と誰でも成功なんてできます。

変えるためには、やり方と考え方を知らねばなりません。


2: 効率 → QoW

従来は仕事の効率(より少ない時間で済ませる)を絶対視していました。

2.0ではQoW(Quality Of Work)――仕事の質も重視します。


仕事の質とは、気持ちよく仕事ができる度合いを指します。詳細は以下記事を参照してください。


3: 誰かの術を使う → 自分でつくる

従来、仕事術は誰かのものを使っていました。

2.0では「自分でつくる」「メンテナンスする」ことも重視します。


皆さんは日常生活や趣味ではすでに色々と「やり方や考え方」を工夫していると思いますが、仕事も同様です。それで十分です。

しかし、現実はそうはならず、権威の影響が根強いです。ベストセラーのビジネス書、有名人の発言、何らかの研究結果、職場で継承されてきた秘伝――そういった権威が提示するものばかりが使われています。もったいないことです。こりほぐしていかねばなりません。

当サイトでは様々な仕事術をつくっていますが、まさにこれを体現しています。読者の皆さんをこりほぐそうとしています。


4: 自分の術は外に出さない → 出す

従来では仕事術は極めて個人的なものであり、外に出すことは想定されていませんでした。

2.0 では、しがない一個人であっても出します。必ず出すのではなく、出してもいいということです。


現代において、情報の伝達や共有の重要性は言うまでもないと思います。情報というと、大多数の一般人は「私が持ってる情報なんて……」と思いがちですが、違います。

どんな情報が誰の役に立つかなんてわかりません。自分で勝手に役立たずの烙印を押すのは自分自身にも失礼ですし、世界を舐めすぎです。世界は、自分の周囲だけであっても、そんなに単純ではありません。

そして「仕事術」も情報の一つです。まがいなりにも言語化して出せば、誰かの参考になるかもしれませんし、議論もできます。


5: やり方を扱う → 考え方も扱う

従来の仕事術は「術」の名前のとおり、プロセスやフレームワークや手順といった方法、いわば「やり方」ばかり扱っていました。

2.0では考え方も扱います。

※冒頭でも述べましたが、当サイトでは仕事術を「仕事のやり方や考え方」としています。


1: にて組織がネックであることを述べましたが、もう一つ、考え方もそうです。考え方を変えない限り変えられないことはたくさんあります。

たとえばリモートワークを推進したい場合、出社して対面して口頭で喋ることが絶対との考え方を変えねばなりません。

別の用語を使うと、マインドやメンタルモデル(行動特性)を変えるといっても同義です。

変えるためには、そもそも考え方という視座に立たねばなりません。これには実際に行動すること以上に、自覚と言語化が重要です。当サイトでは、考え方についても積極的に言語化し、記事としてお届けしています。


2.0では、こんな仕事術が出てくる

従来と 2.0 の違いを書きました。

そんな仕事術2.0では、たとえば以下のような仕事術が出てきます。


多様性の話。


会議の工夫ではなく、会議そのもののネックとして「拘束」に着目し、「拘束を脱するには?」を考える。


あまり言語化されていないが、重要なジャンルにフォーカス。たとえばタスク管理。


捨てることを阻む要因として「宗教観」がある、との大胆な着目。


おわりに

仕事術2.0とは何か、どのようなものであるかを、従来の仕事術と比較しながら解説しました。

イメージを掴んでいただけましたら幸いです。

もし共感していただけましたら、あるいは何かくるものがありましたら、ぜひ読み漁ってみてください。当サイトの読み方も解説しています。


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