分離エンジニアリングの成果物
分離エンジニアリングについては、以下記事を見てください。
本記事では、分離エンジニアリング(以下 SEPE)の成果物を示します。当サイトがつくったものもあれば、すでに知られているものもあります。
※随時更新
会議と交流の分離
会議とは議論・意思決定・合意形成などを行うものです。
時間や体力といったリソースを費やす営みであり、改善の余地もニーズも大きいはずですが、実態としては進んでいません。なぜかというと、交流の要素も混ざっているからです。
会議を改善――特に減らそうとすることは、交流を減らすことも意味してしまうのです。ですので、会議用の時間と、交流用の時間を分けます。そうすると後者を損ねることなく前者をいじれます。
仕事と働き方の分離
仕事と働き方はセットで語られがちです。なので、ある仕事を担当することになると、事実上特定の働き方が強要されてしまうことがよくあります。
これでは融通が利きませんし、その働き方が合わない人があぶれてしまいます。VUCARDな現代としての望ましくありません。
ここをクリアするために、仕事と働き方を分離します。そうすれば後者に選択の余地が生まれます。
グループタスクと個人タスクの分離
Outlookでは予定のみを扱うべきであり、個人タスクという「予定でないもの」を入れていると途端に、予定調整がしづらくなります。
この問題を解決するためには、グループタスクと個人タスクという分け方を意識すると良いです。
機密情報の分離
情報から機密情報を分離します。情報共有を推進する上で必須となる考え方です。
これができないと「機密情報を含むため共有できません」などと融通の利かないあり方になってしまいます。
ビデオと雰囲気(インフォモスフィア)の分離
オンライン会議や配信では、ビデオというと「参加者」と「会場」をまとめて映しがちです。
そうではなく、ビデオで移す対象として「参加者の姿」「音声」「会場の様子」などに分かれていると考えます。特に重要なのが「様子」で、これを個別に扱うことでハイブリッド開催のデメリットを吸収できます。
記事ではインフォモスフィア(Information + Atmosphere)と名付けています。
チャットと通知の分離
通知を踏まえて何をするか、には様々なやり方があるはずですが、現状はチャットが通知も担っているため、≒チャット、となってしまっています。
この固定観念を打破するためには、チャットと通知を切り離して「通知のみを有したソフトウェア」というものを考えると良いでしょう。