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第15話:お金だけではなく、時間も節約・倹約して人生を最適化する。隠れ支出に多いのは時間の浪費。
こんにちは、兼業投資家ヒロッキーです。
これまでの全13話で、大体FIREに向けた経済面での基本的な部分は網羅できたかと思います。
そして、前回の14話では、これまで公開してきた方法論でどのくらいの成果が出せるものなのかを中間報告として公開しました。
次は、ある意味でお金以上に重要な時間の節約と倹約、人生の最適化について、私が学んだこと・実践・実感したことを書いていきたいと思います。
人生で唯一誰も取り返せない資源は時間
突然ですが、あなたは「時間持ち」になれていますか?
「お金持ち」は、よく聞きますが、「時間持ち」は余り聞きませんよね。
私の造語(?)なので、「時間持ち」の定義を最初にお伝えしておきます。
「時間持ち」とは、自分がやりたいことをやりたいだけできる時間を持っている人です。
なので、これはいくらお金持ちでも、そのお金を使う時間がない人は、「時間貧乏、時間困窮者」とも言えます。
一方で、たとえ現在が会社員であっても、自分がやりたいことが十分に出来ているなら、「時間持ち」です。
こういう人は、お金だけ持っている人よりも遙かに幸福度は高い人である傾向があります。
試しに具体的に想像してみてください。
本当は世界一周旅行をしたいという夢を持っている年収1500万円の人で、会社経営や仕事などの都合で、それがいつまで経っても出来ていない人と、
同じく世界一周旅行をしたいという夢を持っている年収400万円の人で、ノマドスタイルの仕事を確立させて、世界を旅しながら仕事が出来ている人では、どちらが毎日ウキウキ・ワクワクしているかということです。
もう少し身近な例を挙げれば、
年商何十億の会社も経営し、従業員も何十人も雇用している会社経営者でも、家族旅行や子供を連れてレジャーをする余裕もない人と
従業員やフリーランスではあるが、毎年家族旅行や子供と一緒にレジャーも楽しめて、その時の子供とでしか味わえない楽しい思い出を作っている人であれば、あなたはどちらを選択するでしょうか?
もし「私は経済的な余裕が出来てから、思いっきり家族サービスをする」という人はその時にその時に子供が何歳になっているかを気をつける必要があります。
もし中学、高校生にまでなっていたら、もうあまり一緒に旅行なんかにも行ってくれなくなっている可能性も出てきます。
その時にあなたが多くのお金を持っていても、使うタイミングを逃してしまわないか、気をつける必要があります。
また、あなた自身もその時に旅行やいろいろな事が体力的にできるかどうかの保証はありません。
特に世界旅行や体力が必要なことは、できる時にやっておかないとお金が貯まったときには、身体が追いつかなくなっていたなんてことにもなりかねません。
このように、若い時はあまり意識をしない時間資源ですが、時間はおそらくほとんどの人が人生も半ばになってくると、この資源価値の重要性を感じざるを得なくなってきます。
立場が上にある人や、分刻みで何かに当っている人も、この資源の重要性は特に感じることでしょう。トレードをしている人も感じるかもしれません。
まさにTime is money(時は金なり)どころか、Time is life(時は命なり)です。
なので、「時間にルーズ」な人ほど、自分の命のみならず他人の命をも削っていることに気が付く必要があります。
そして、他人の命を削るような人と、人は付き合いたいとは思いません。
「時間にルーズ」というだけでおそらく運を大幅に落としているはずです。(運は、結局他人が運んでくるものだからです。)
従って、もしあなたが、こと時間にルーズな面があった場合は、この点はすぐに改めることをお勧めします。
また、これは、対人では社会人としてうまくやれている人はいるかもしれませんが、時間のルーズさは自分に対してもいえます。
他人に対しては、礼を欠いてしまうため、おそらく多くの人は約束した時間の5~10分前行動は出来ていると思います。
しかし、自分に対しての時間の約束になるとどうでしょうか?
自分で決めた自分のスケジュールに対して厳密に時間を守れているでしょうか?
もし出来ていないとしたら、あなたはあなた自身の人生自体を軽視し、自分の命を緩慢に削っている行為をしています。
もし予定よりも遅れるなら、他人との約束の場合と同じく、自分の中でリカバリー案を必ず作りましょう。
「ちょっと遅れるけど、この時間帯から必ずやる!」と必ず自分に対して代替案を自分で宣言してください。そして、その通り実行しましょう。
かといっても、1日の時間を全部ロボットのように精密に計画を立てろと言っているわけではありません。
時には疲れて、休憩を入れる必要があったり、予期せぬタスクや思い通りにならないことが起こるのが人生です。
それらも含めて、1日1日を理想の状態で生きることに自分自身にコミットしているか・約束をしているかということです。
1年の計画を立てた後に、月単位、週単位、1日単位での細分化が出来ていて、その日に自分が何をして、どうなっていれば理想的か、その日が終わる夜に何が出来て、明日は何をするべきかが明確になっているかが、日々問われています。
それを意識できているか否かということです。
これが人生を真剣に生きるということでもあり、人生の時間を大切にして、生活時間を最適化することにつながります。
あなたは自分の人生に対して今真剣になれているでしょうか?
本当にやりたいことがあるなら、自分の立てた人生の目標・スケジュールを忠実に守って遂行していきましょう。
もし自分だけだとサボりがちになってしまう場合は、コーチをつけたり、教室に通うなり、他人と約束することで自分をやらざるを得ない状況に追い込みましょう。
明確な目的や意図のない「飲み会」「懇親会」には参加しない
人生は有限です。
このため、あなたの時間も有限です。
世の中は残念ながら、定期的に一人で考える時間をしっかり持たないと、明確な目的や目標を忘れてしまい、目の前の仕事に追われる日々を送ってしまいがちです。
そうしていると、判断基準も緩んできて、ついつい本来の目的でもない誘いを断れずに受けてしまい、ますます時間を失うことになります。
例えば、会社の飲み会や懇親会・慰労会の類です。
特に会社の飲み会というのは、その会をやることで何を達成しようとしているのかはそもそもないか、不明確です。
もし仮に社員同士の親睦を深めることを図っていたとしても、親睦を図って何をしようとしているのか、その親睦を深めた先に何があるのか?
会社の飲み会や懇親会の類いに、このような明確な目標や目的が語られることはまずありません。
慰労会も同じくです。これは主催者の意図はありますが、あなたの本当の慰労は、あなたの人生の理想の目的・目標に向かった行動をすることなので、基本的に必要はありません。早く帰って理想に向けた準備や作業をする方が慰労になります。(笑)
しかも仕事ではないため、給料も出ません。
あなたの時間給+食事代が犠牲になるので、大きな出費になります。
お金だけを見ず、自分の時間当たりの価値も失っていないかを確認する
仮にあなたの時間給が会社の福利厚生費や社会保険料なども加味して、時間当たりの価値が1時間3000円だとしましょう。
飲み会は大体2時間は消費するので、参加するだけで6000円、食事代も大体3000~5000円というところでしょうか。
そうすると、あなたは2時間を使って、なかかつ9000~11000円を消費したことになります。
あなたは、この金額に見合う価値を受け取れているでしょうか?
もし受け取れているなら、それは払った甲斐があった消費になりますが、、
もし、単に会社の人の愚痴や文句を言ったり、聞いたり、個人的な話を根掘り葉掘り聞かれたりなど、そうでない場合は、あなたは、単に時間とお金を消費・浪費をしているだけになります。
また、精神的な疲労も計り知れないでしょう。
加えて、会社内の人について話す場合は、内容によっては、あとあとの人間関係にリスクを与えることにもなりかねません。
会社での目的や意図がはっきりしていない飲み会は、FIREも含めていろいろな意味でハイリスク・ノーリターンか、場合によってはハイリスク・ハイリスクリターンというトンデモない投資にもなりえます。
もしあなたが、どうしても出なくてはいけない立場であるならば、自分よりも時間的な生産性の高い人、自分よりも時間単価が高い人と意識して話すようにするとよいでしょう。
例えば、社長と話ようにするとか、かねてから目立ってパフォーマンスがよい社員がいて、あなたがその人たちから学びたいと思っているなら、その人たちとガッツリ時間を使ってカジュアルに聞くようにすれば、飲み会もよい投資になりえます。
要は、心がけと使い方次第なのですが、もしあなたがその飲み会に自分自身の目的や成長要素を感じられない場合は、全部不参加でよいでしょう。
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断る理由は、いろいろパターンを事前に考えておけばよいです。
資格の勉強をしているためとか、家族と約束があるとか、子供の送り迎えとか、病院、歯医者さん、講習、セミナーなどなど、断る理由など数多存在します。
その中でウソではないものを選んで断りましょう。
上記にない場合は、あなたがこれからFIREしていくための成長時間を確保するためなのですから、「(FIREや副業について)仕事上、学ばないといけないこと/調べないといけないことがあるので、私はこれで失礼します」で大丈夫です。(笑)
こうして、選択的に飲み会や懇親会を選ぶことであなたの自由度はさらに高まります。
また、常に何か仕事以外でも学んでいる人というイメージが着くので、断ることがプラスにも働きます。
結局、自分の明確な意思とそれを着実に遂行している人に、人を引きつける力が宿るのだと感じます。
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あなたが人生で本当に自由に使える時間を正確に把握する
第11話で、あなたの想定寿命を仮でもよいから設定しておいた方がメリットがあることについて書きましたが、あなたの想定寿命はあと何年と何日、何時間でしょうか?
もしこれまで計算したことがなければ、一度平均寿命まであなたが生きることを想定して、残りの日にちと時間を一度出してみることをおすすめします。
最近はアプリでも逆算やカウントダウンが出来るものが出てきているので、使ってみてください。
当然ですが、下記のように、かなりリアルに残りの寿命が出てきます。(笑)
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まずは遊び感覚で数値を入力してみてください。
そして、iphoneであれば、ウィジェット画面表示をしておくと、刻一刻と自分の命が使われているのがカウントダウンされるので、より刻一刻と自分の命が使われている感を感じることができます。
そして、あなたの平均寿命までの数値を出したら出てきた数字の3分の1は睡眠なので、まず出てきた数の33%を差し引いてください。
さらに、もしあなたが今経済的に自由でなければ、もう33%は、ほとんどの場合は仕事をしていたり、他人のために使っているものになると思いますので、そのための移動時間なども含めて、さらにザックリもう33%差し引きます。
加えて、もしあなたが仕事のための移動時間や残業時間などが多い場合は、この差し引く数字はもっと多くなります。今現在の仕事の時間の割合がどのくらいになっているのかを計算してみて下さい。
もし1週間のうち33%以上が仕事に費やされているなら、その割合分を出して差し引いてみましょう。
こうして、その後に残った約34%分の数字が、ざっとではありますが、あなたに本当に残されている純時間です。
もし上の参考例のように46年3ヶ月25日だったら、×34%です。
すると、16918日×34%=5752日≒822週≒16年
もし平均寿命まで46年3ヶ月25日あったとしても、
あなたが持っている純粋な自由時間は、実質16年分位しかありません。
計算は下の計算機サイトが便利です。
さて、あなたには一体どのくらいの年月、日数、時間が残ったでしょうか?
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そして、平均寿命を設定した後は、あなたがいつまでにFIRE(経済的に自由と働くことが自由な状態)になりたいか具体的な日付を決めましょう。
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このアプリは写真も自分のものを差し込めるので、目標達成のイメージ写真をつけておくことも出来ます。
また、1年の残り時間やもし3か月ごとに見直しなどの機会を設けているなら、それまでの日付も入れておくとよいです。
その他、何か重要なイベントや記念日がある場合も、追加しておくだけであとは自動でカウントダウンしてくれるので、とても便利です。
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毎日使う携帯端末だからこそ、自分に残された命の時間と目標までの日数の逆算を正確にカウントダウンできるようにしておくことで、真剣に生きざるを得なくなります。
最初は数字的には遠い未来のように思えるかもしれませんが、その日数や時間のどれだけを本当に自由に使えるかを割り出すと、人生にはそんなに全部の夢を叶えるには余裕がないことが段々とわかってきます。
あなたは、その限られた時間で何をやれれば「我が人生に悔いはなし」と納得して逝けるでしょうか?
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時間をいただく=命をいただく
そして、自分の時間=命の時間の残量が正確にわかるようになってくると、他人の時間の大切さもわかるようになってきます。
これは一種のデス・エジュケーションなのかもしれませんが、お互いに限りある命を使って、それを瞬間瞬間、毎日費やしていることを意識できるようになります。
特にそれを痛感している社長クラスや投資家のクラスになるほど、あなたがそのような意識をもって人と接していることを感じてくれるようになります。
そういう人たちは、ランダムに人と会うことはしませんが、会うことになった人たちとの一期一会は大切にします。
そして、その時間を最大限に価値あるものにするための努力を惜しみません。
もしあなたもそういった人たちと出会う場合は、その時間を最大限に価値あるものにするために、意図や目的を整理し、事前に何を聞きたいか、どのような流れで話が出来れば理想的かを考えておきましょう。
また、会う前にはその人についてSNSや書籍を最大限調べておき、「私のことをよく理解してくれていて、まるで昔の友人と話しているかのようだった」と言ってもらえれば、合格点です。
このように心がけておくと、仕事においてもプライベートにおいても人間関係構築にプラスに働きます。
7つの習慣で有名なコーヴィー博士も第5の習慣で
「まず理解に徹し、そして理解される」
と言っています。
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Seek to understand, and then to be understood.
人と会う前に、その人を深く理解することで、その人に会った時に話も弾みますし、価値が何倍にも増えることは請け合いです。
ある意味で、人と会うことを「投資」と考えると、自分の準備次第で一番簡単に何倍~何十倍の効果にも増幅できる案件だと思います。
話しの流れは、思わぬ方向に展開するので、想定通りにいかないことが当たり前ですが、少なくともネタ切れにはならないのと、人はそれだけ調べてくれていることに感謝するとともに好感をもってくれるはずですので、この点に関する努力にハズレはありません。
人は理解されていると感じる事で、根本的な人間の需要である自己需要感が満たされます。
あなたも自分をわかってくれている店員の店舗や、自分の情報を既に多く把握していて、ちょっと頼めばすぐに動いてくれる所に仕事を依頼したいと思うはずです。これは、それと同じ原理になります。
FIRE後に一番楽しめる投資は、おそらく体験に対する投資と人に対する投資でしょう。
この2つの投資は、一番ケチってはいけない投資だと思います。
また、さほどお金が掛かる投資でもありません。
体験は、場合によっては旅行とか実践型の講座にもなって高額になる場合もありますが、旅行も車で遠出をするとかであれば、高速代やその地での入園料、入場料、外食代くらいで5000円もあれば事足ります。
人に対する投資も、今の時代その人のSNSやネットでの発信、youtubeでの発言、書籍を確認すればできるものなので、お金が掛かる部分は書籍くらいです。これも3000~5000円もあれば、できる投資です。
この作業を惜しまないくらいの興味と情熱があれば、あなたは、何倍もの成果を生み出すことができるでしょう。
「7つの習慣」が教えていない唯一の弱点を補強する
せっかく「7つの習慣」が出たので、第3の習慣であるタイムマネジメントについて、私が気づいたコーヴィー博士が教えていない重要事項も紹介しておきます。
まず知らない方もいるかもしれないので、ざっと概要をいいますと、書籍「7つの習慣」の中で著者のコーヴィー博士は、第3の習慣に「最優先事項を優先する」という習慣を挙げています。
その中で、あなたの日々のタスクの中で、まず緊急性の高低と重要性の高低で4つに分類し、そのタスク領域の中で、緊急性も重要性も高い「第1領域」と緊急性は低いが、重要なことの「第2領域」に時間を使うように奨励しています。
そして、特に忘れがちな「第2領域」に注力していくことが人生を最も充実させる鍵になることを説いています。
例えば、こういう感じで自分なりに各タスク領域のマトリックスを作ります。
そして、黄色の部分が重要であたるので、これに着手していくという流れです。
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感覚的にはまさしくその通りで、これを明確に意識するだけでも効果は絶大なのですが、一つ弱点があるとすれば、どこからが重要で、どこからが重要でないかを判断するための客観的な基準や線引き方法は、コーヴィー博士は厳密には説明していないところです。
おそらく、重要か重要でないかの線引きは、個々の価値観によるので、厳密には定義が出来なかったのだと思います。
コーヴィー博士が用いている基準は、
「あなたの仕事の業績または結果を著しく向上させるものがあるとすれば、それは何か?」という質問に対して出てくるもの全てになります。
しかし、これはまだ感覚的であり、重要か重要でないかの明確な線引きがその時々で異なってしまう余地が残ります。
また、これが自分一人だけで完結すればよいですが、複数の人間で重要かそうでないかを判断する場合は、個々の人間で「重要」の解釈がバラけてきてしまいます。
なので、私はある意味でこれをもっと客観的にすぐに線引きできる方法を提案したいと思います。
それは、自分が理想とする時間当たりの生産性を金額で出して、何かに取り組むときにその時間当たりの生産性の金額より下回る場合(=赤字になってしまう場合)の活動は全て「重要でない」という分類をするという方法です。
もう少し具体的に説明します。
まずあなたの毎月の税前の給料額を把握します。
ここでは仮に月給38万円としましょう。
そして、これを一カ月の総労働時間で割ります。
平均的に21日として、1日8時間=168時間でここでは計算してみます。
38万円/168時間≒2262円
月給38万円で1日8時間働いている場合、あなたの1時間当たりの生産性は、2262円と出ました。
そして、あなたが、給料を増やしていきたいと願っているなら、最低でも1時間当たり2262円以下の仕事は、やってはいけないことになります。
これが、現在のあなたにとっての客観的な「重要か、重要でないか」の分岐点になります。
これを元に判断をしていくと、あなたが取り組むべき仕事と外注するべき仕事の判断がマネタリーベースでわかるので、判断がしやすくなります。
外注対応するべき典型で言えば、間違い電話やセールスの電話、どこかの調査会社の電話対応、迷惑メールを消していく作業など、売り上げにならないどころか、時間を消費するだけになる出来事です。(緊急ではあるが重要ではないタスク=第3領域)
こういうものを避けるために、1件当たり、100~300円で対応してくれる電話秘書サービスを使ったり、強力な迷惑メール防止機能をオプションで月1000円位で導入したりすることで、あなたは本業に集中でき、1時間2262円以上を生み出す仕事に打ち込めるようになります。
理想の月給を設定して、その金額以下の仕事をしない方法もある
また、どこまで成長したいかにも依りますが、理想の月給がいくらかを設定して、それ以下の仕事はしないようにするのもよい方法です。
仮に理想の月給がひとまず50万円であったとします。
総労働時間は、21日で168時間のままとします。
そうすると50万円/168時間≒2976円です。
では、理想の月給が100万円であったとします。
ここも総労働時間は同じにして21日で168時間で計算してみましょう。
100万円/168時間≒5952円です。
理想の給料が月100万円である場合は、あなたは、意識して1時間当たり5952円以上を生む活動に集中をする必要があります。
では、具体的にその位に値する仕事には何があるのか?
一番簡単な方法は、その月給をもらっている人の仕事ができるようになれば、理論的には給料もそうなっていきます。
月100万円だと年収1200万円なので、大体、事業部長や取締役などのポジションの立場になります。
会社で昇進していく人は、こういう人たちの肩代わりが出来るようになるのを目指すのが、最短ルートと言えるでしょう。
(もしこれをしても給料が上がらない場合は、会社の評価基準がおかしいので、必然的に転職も視野に入れましょう。)
ですが、1つ見失ってはいけない点もあります。
それは、
本当にあなたがその人たちのようになりたいか否か
ということです。
今現在あなたの会社にいるあなたより稼いでいる人たちは、
あなたの理想とするライフスタイルを送っているでしょうか?
もし「そうである」というのが、回答になるなら、あなたはあとは、その人たちの仕事を肩代わりできるようにスキルアップをしていくだけで、昇りつめることが出来るでしょう。
最初は、「君にそれが出来るのか?」と言われてしまうかもしれませんが、徐々にできるようになるか、出来るような状態になるべく、果敢に提案をぶつけていくようにすれば、いずれ任せてもらえるようになります。
一方で、もし答えが「私が理想とする人生を送れているようには見えない・思えない」という場合は、転職を検討するか、あなたは、それが出来ている人たちを見つける必要があります。
社内にいないなら社外で探してみましょう。
大体理想的に突出した人は、書籍やnote、youtube上に存在している場合もあります。
そして、その人達が実行した戦略を学んでいきましょう。
私の場合も社内のトップクラスの人達の仕事ぶりやプライベートの様子を知るにあたり、土日や連休も稼働していて、旅行などに行く時間がなく、お金は得ているけど、使えていないことを知り、会社で昇進していく希望が見えませんでした。
このため、私は社外で自分が理想とするワークスタイルを確立している人がいないかを探しはじめました。
そうするとSNSでそれらしき人達がいたり、サイト上でもチラホラ見つかりました。
そして、そういう人達がおすすめしていた書籍や教材を調べて見ると、「7つの習慣」やナポレオンヒルの「思考は現実化する」でした。
この方法は、とてもよかったです。
そして、さらにこの人達を深掘りしていくと、さらに良いことがありました。
最初に読んでショックを受けたのは、ナポレオン・ヒルの「巨富を築く13の条件」でした。潜在意識にすり込むまで願望を繰り返し念じる大切さを知ることになったからです。
そして、ジェームズ・スキナーの「成功の9つのステップ」も勇気とパワーをくれた書籍です。
今でも私の中には、これらのDNAは、今も人生に生きています。
このように、教えてもらった著作を元に深掘りや、関連書籍を数珠つなぎに当たっていくと、あなたも理想的な人生を生きている人に出会うことが出来る様になると思います。
そして、出来ればDVDや直接のセミナーに参加すると、良い刺激をもらえます。
もちろんセミナーは、自己投資なので、金額以上のものが回収できる見込みが立ってから申し込んでください。
最初は、書籍や音声教材、DVDなどの廉価で内容がわかる物からはじめる方がリスクも少なく、コスパもよいです。
そして、この人から本当に学びたいという気持ちになったら、本格的な講座やセミナー参加を検討すればよいです。
自己投資の基本も、最初は、小さくリスクと取って試していきながら、最後に参加費以上に得るものがあると確認が持てるようになって上位の高額セミナーに参加するという流れが一番です。
話が、理想のライフスタイルを送っている人の探し方や、教材の選び方になってしまいましたが、これらも一種の時間管理になります。
なぜなら、人生で最大の時間のロスは、あなたが間違った仕事に就いたり、師事するべき人を間違うことだからです。
このような理由であなたは、自分が理想とする時間単位の価値を上げ、自分の会社に理想とする生き方をしている人がいるかいないか、いないなら社外で探して見つけて、その人達を研究していきましょう。
それがあなたの第2領域、最優先事項になります。
ちなみに、ジェームズ・スキナー氏は、日本に「7つの習慣」を広めた立役者の一人で、これを広めたことで億万長者になった人物です。
そして、彼も7つの習慣の理解と実践が素晴らしいです。
彼が教える7つの習慣の第3の習慣「最優先事項を優先する」とは、
「最も大切なことを、最も大切な時に、最も大切にすること」
と教えてくれました。
あなたが大事にしている価値観を明確にし、その価値観に基づく大事なことを常に大事に出来るようにこの言葉は、覚えておくとよいでしょう。
細かい時短テクニックは、既に多くの人が語っているので、私は大きく時間が取られるものに気をつける部分をお伝えしました。
以上を元に日々の時間管理を実践していきましょう。
最後に読んで終わりにならないようにアクションアイテムを付けてみました。どうぞご活用ください。
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【あなたのアクションアイテム】
①あなたの価値観(大切にしたいこと)を明確にしてください。
②その価値観に基づいて、「あなたの人生・仕事の業績または結果を著しく向上させるものがあるとすれば、それは何か?」を洗い出してください。
③理想の月給を設定してください。そして、それを時間あたりの時給に換算してください。
④その金額以下の仕事を「重要でないこと」として、誰かに委任・外注できないか方法を探しましょう。
⑤理想の状態を生きている人が身近にいなければ、ネットやSNS、youtube、書籍で探し、その人達の戦略を学びましょう。
⑥その人達の薦めている教材を買ってみて内容を実践し、深めてみましょう。大きな発見が得られるはずです。
これらのアクションアイテムを実行していくことで、時間をより効果的に管理し、理想的な人生を築いていくことができるでしょう。自分の価値観に基づいた行動を取ることで、時間の使い方が変わり、結果的に人生の質が向上します。
これからも一緒にFIREに向けて頑張っていきましょう。時間を有効に使い、人生を最適化することで、より豊かな未来を手に入れましょう。
それでは!
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