写真で知る千曲(ちくま)ワーケーションの魅力
長野県千曲市をご存じでしょうか。
千曲市はワーケーションスポットとして多くの方が訪れるようになりました。
地名も読み方も知名度がこれからの千曲ですが、写真を見るだけで千曲に行きたくなる、そんな絶景、グルメを ※ワーケーション・ウェルカムデイズの紹介と共にまとめました。
※2021年8月7日(土)から13日(金)の7日間開催されたワーケーション体験イベント(千曲市ワーケーション・ウェルカムデイズ)。
【8月7日】上山田温泉街をお散歩
上山田は源泉かけ流しの「美肌の湯」が点在している温泉街。
コンビニにも足湯があり、地域住民の憩いの場として愛されています。
路地に入ると古くから続くスナックや射的場といった昭和レトロのあたたかい世界観が広がります。
信州千曲観光局スタッフ、地元住民の方から隠れた名店を教えてもらえる絶好の機会に、参加者は町を探索しながら行ってみたいお店をチェックしていました。
【8月7日】シークレットイベントは千曲川の花火大会
時世柄、事前告知を行わずに開催された千曲川の花火大会。
巨大な花火を対岸から望める贅沢な一夜となりました。
花火の光で照らされる川や山々、心臓に響くような音に、集まった人たちは歓声をあげて楽しんでいました。
【8月8日】聖高原キャンプ場で自然体験&BBQ
夏休みの開催に合わせ、聖(ひじり)高原キャンプ場を貸し切り、ゆったり楽しんでもらう環境を用意しました。
参加者は聖湖を囲む北アルプスを望みながら仕事をしたり食事をしたり、自由な時間を過ごしていました。
キャンプ場での自然体験として、薪割り体験を実施しました。
小さいお子さんは機械を使った薪割り体験に興味深々でした。
斧を使って薪を割る体験は、子どもだけでなく大人も楽しんでいました。
腕っぷしの良い男性陣を傍らに、
「よく薪割をしていたんですよ。」
と、女性が簡単に薪を割る姿は印象的。
世代を超えたコミュニケーションがより体験を豊かにしてくれました。
外部から講師を招いたウクレレ教室。
参加した人のほとんどが初心者でした。それにも関わらず、最後は全員で1曲の演奏ができるほど上達し、自然の中で音楽を楽しみました。
自然体験に満足してお腹がすいたら「ジ・ヴィーガン」。
ジ・ヴィーガンとは、ジビエとヴィーガンを掛け合わせた造語です。
長野県で増加しているシカやイノシシ(ジビエ)の農作物被害件数に対し、ジビエを活用した料理を提供。
また、畜産が排出するメタンガス量は発電所・産業部門に次いで第3位。
地球環境を考慮して牛、豚、鳥、乳製品を使わない信州郷土料理を中心とした食事が提供されました。
【8月9日】自由研究プログラム
「夏休みの開催に合わせて、親子で楽しめる企画をしよう」と立ち上がったのは今までワーケーションに参加してくれた方々。
ゼロ・カーボンや地球・社会問題をテーマとした6つの自由研究プログラムが開催されました。
① 燃料電池カーをつくろう
燃料電池カーの仕組みを学べる体験キットを製作。
クルマの排ガスが環境に与える影響や燃料電池車の仕組みを学びました。
② 苔テラリウムをつくろう
キャンプ場の自然(野生の苔や草木・石等)を活用したインテリアの製作。
出してしまったCO2を減らすために何ができるのか?
企業や家庭での取組を学び、緑のある暮らしを実現します。
③ みらいのモビリティをつくろう
将来欲しい・必要だと思う未来の移動や乗り物を考え、工作を通じて自分の手でカタチにし、発表しました。
④ 廃材を活用したDIYでカーボン・ニュートラルを学ぼう
廃材を組み合わせて、のこぎりやインパクトを用いて椅子やテーブルなどを創作。小さいお子さんは小枝や廃材をつかって小物づくりを楽しみました。
⑤ クルマが地球環境問題に与える影響を知ろう
CO2検出キットを用いて様々な場所のCO2の量を検出しました。
CO2はどこで増えてどこで減らすことができるのかを体感し、カーボンニュートラルを実現するために自分たちがやるべきことは何かを学びました。
⑥ 字形の多様性を知ろう
ワークを通して、多様な字形について理解を深めるワークショップ。
毛筆における字形や書きぶりと、書いた人のイメージについて考え、手書きや毛筆の可能性、奥深さを学びました。
【8月10日】しなの鉄道「ろくもん」でトレインワーケーション
第二回の開催となる、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」を貸し切ったトレインワーケーション。
今回は北信五岳を眺めながら戸倉駅と黒姫駅を往復する贅沢な1日となります。ろくもん(3両編成)は車両別に設備も異なり、 仕事や宿題、リラックスと気分によって車両を移動できます。
早速出発、スタッフの方々がお見送りをしてくれます。
ワーケーションは大人だけのものではありません。
子ども達も読書でワーケーション体験をしています。
お待ちかねのお昼ご飯は、通常のろくもんの運行でも採用されている信州焼肉弁当。
信州太郎ポークをふんだんに使用し、千曲市産のあんずが美味さを引き立てる特製弁当です。景色を楽しみながらおいしくいただきました。
流れる風景を眺めながら、黒姫駅に到着。
黒姫駅では5時間停車をしているので、ろくもんをコワーキングスペース、カフェとして利用できます。
多くの方は野尻湖散歩に出かけました。一時お天気雨が降りましたが、ご覧の通り青空が澄み渡っていました。
焼きとうもろこしのお店「小林農園」に立ち寄りました。
トウモロコシは甘みが強く感動するおいしさ。
私たちの食欲は止まりません。
「ブルーベリー園まつき」ではブルーベリーアイスを堪能。
さっぱりで自然な甘さのブルーベリーアイスクリームにゴロゴロ果実が最高のバランスでした。
ろくもんに戻ってきた一同を待ち構えていたのはフルーツタルト。
旧三水第二小学校を改築した複合施設、いいづなコネクトEASTにある、
「泉が丘喫茶室」から手作りのタルトが届けられました。
温泉MaaSアプリのチケットを利用して購入ができます。
あっという間に完売したタルトはフルーツがふんだんに使われていて本当に美味。「気づいたら食べてばかり……」という声が参加者から漏れていました笑。
【8月11日】姨捨交流会&棚田夜景ウォーク
眼下に千曲川と町の明かりが広がる姨捨の棚田は絶景スポット。
棚田に張った水に月が写り、幻想的な風景を織りなす様子は「田毎の月」と呼ばれ、訪れる方を魅了します。
夜の棚田を歩き、夜景を堪能、そして姨捨にあるゲストハウス「姨捨ゲストハウスなからや」で参加者と交流を行いました。
キッチンカーで大阪イカ焼きを提供する「こやまん」が到着。
絶品イカ焼きと絶景を楽しみました。
【8月12日】ちくま「ぬい撮り」旅
ぬいぐるみと一緒に観光スポットの写真を撮影する「ぬい撮り」。
見慣れた景色の中にも発見がある「ぬい撮り」は子どもも大人も熱狂していました。
【8月13日】個人ワーケーション
千曲ワーケーション・ウェルカムデイズ参加者で作成したオリジナルシステム「温泉MaaS」アプリを利用してワークスペースや観光地を自由に行き来します。
オススメの場所の一つは、信州千曲観光局にあるワークスペース「Gorori」。ビーズクッションに体をもたげながらゆったり仕事ができます。
ゆったり読者や仕事ができるカフェもあります。
上山田温泉街に位置する「クラウドカッコウランド」は多くの参加者が訪れるワークスペース。
東京から移住をしてカフェを営む2人は、もともとワーケーション参加者なんです。
あなたのわがままを叶える千曲に思いをはせて
あっという間に過ぎ去った7日間。
好きな日に参加し、また訪れる。自分のペースに合わせて楽しめる千曲市ワーケーション・ウェルカムデイズはいつでもオープンな空間として引き続き出会いと学びの体験を提供していきます。
参加者の皆様は改めてご参加いただきありがとうございました。
まだお会いしていないあなたにお会いできる日を心待ちにしています。
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