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私は、私が幸せであれば、それでいい。
先週、同じ大学の後輩と会う機会があって、2人で食事に行った。向こうは21歳の大学生、こっちは30歳社会人。
あらためて思ったけど、私、おばさんじゃん。
まぁ、そんなことはさておき、キャリアの話になったわけです。彼女はこれから就職活動がはじまるらしい。
私はどうしてたかな、と過去の記憶を手繰り寄せて、少しだけ自分の話をさせてもらった。
そんなたいした話はできないけれども。
就職活動をしていて私が大事にしていたのは、”私は、私が幸せであれば、それでいい”、そういう環境がつくれる職場を探す、ということだった。
就活をしていると、社会に貢献したいです、とか、日本をよりよくしたいです、という人が周りに本当に多かった。もちろん、心の底からそう思っている人もいたと思う。
周りの大多数がそうだったし、そう言えば”ウケがいい”のは知っていたから、はじめは私も同じことを言っていた。
でも途中から、まるでそれが本心みたいになってきて、自分でも本当に何がやりたいのかわからなくなってきた。
そんなとき、ちょっと休憩する時間をつくって自分の考えを整理してみたら、”ああ、私は私が幸せであればそれでいいや(と思ってるんだ)”と気づいたのだ。
社会に貢献するのも大事だけど、それよりもまず目の前の大事な家族との時間をまもりたいし、美味しいものを食べて美味しいと感じたいし、ときどき旅行に行きたいし、将来はお母さんになりたい。
そう考えて新卒で就職した企業は、たぶん間違ってなかったと思う。
いやなこともたくさんあったけれど、”自分の幸せ”にこだわれる会社だった。
就活って難しいですよね。
自分のやりたいことが、社会とか仕事に向いていないとダメ、と思わせる空気がある。
でも、そんなことはなかったのだなと今振り返ると思う。
私は、私が幸せであれば、それでいい。
ちょっと乱暴に聞こえるかもしれないけれど。
まずは、自分を大切に。