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We can disagree and still be kind each other

海外で仕事を始めてから、前より自分の意見が言えるようになった。
相手と反対の意見まで、臆することなく言えるようになった。

日本で仕事をしていた頃の私は、周りの意見や顔色を伺っちゃう典型的な日本人だった。
新卒で入社した前の職場は、周りが自分より年齢が高かったから(私の部署は高齢化が激しかったのだ泣)自分の意見を言うのに毎回ドキドキしていたし、ましてや反対意見なんてもってのほか。

でも、海外で働きはじめて半年経って、ハッキリと”No”と、”I don’t agree”と、言えるようになった。それも、躊躇う間もなく瞬間的に。
(瞬間的はよくないね。もう少し考えてから発言します、ハイ)

何でかなと思っていたんだけれど、この前Twitterで流れてきた言葉が自分の中でしっくりと腑に落ちた。

“We can disagree and still be kind each other.”

そう、これ。これなんだよ。
こっちの人を見ていると、めちゃくちゃ白熱したディスカッションになっても、なんなら喧嘩のようになっても、次の日、いや数時間後には和気藹々とした雰囲気で笑いあっていたりする。
ディスカッションの雰囲気が尾を引かない。ギスギスした感じとかも全然ない。切り替えがめちゃくちゃ早い。

多分これには、Noと言っても私はあなたの意見に対して反対しているだけであって、あなたを否定しているわけではないよ、という共通認識みたいなものがあるんだと思う。
だから、全く違うテーマとかプライベートな雑談になると、その雰囲気の延長線上にはいないわけなのだ。

それに、日本のように”察する文化”みたいなものがないから、YesだろうがNoだろうが意見を言わないと意味がない。だからみんな、Noと言い慣れているし言われ慣れている、というのもあるだろう。
もちろん、国とか会社とかにもよると思うけれど。

“We can disagree and still be kind each other.”
こちらに来てから、この考え方が私の中でセーフティネットみたいになっていて「ここなら言いたいことをハッキリ言っても大丈夫だ」と思われせくれる。

この考え方って、多分この後の人生でも結構役に立ってくるんじゃないのかな。

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