親が見た大学受験 #2
このnoteには、うちの子(娘)の大学受験に際し、親としてどのようなことを考えていたか、どう対応したかなどを書いてみたい。
受験に際しての親の関与
親として大学受験にどこまで関わるか、家庭によって違うとは思う。当方は感覚として、かなり関わったと思っている。しばしば「どう?」と様子を伺い、泣き言を言ってきたときにはアドバイスし、その他必要なサポートは積極的に行った。
アドバイスとしては、成績が伸び悩んだとき、受験までの残り時間を考えて学習計画を作成し提案した。当方が大学受験したのは30年以上前のため、特定の教科を除き勉強そのものを教えることはあまりできない。しかし、勉強方法には一家言持っているし、スケジュール管理は社会人として当然可能である。娘は素直にこちらのアドバイスを聞いていたが、それを実行したかどうかまでは知らない。
うちの子の場合、国立大学が第一志望であった。志望の学部を決めていくつか候補を絞れば、最終的に共通テストの出来具合で判断して、受験校を決めればよい。
問題は私立大学である。滑り止めという位置づけのため、対策に時間をかけられず、合格の確度を上げられない。ある程度、行き当たりばったりのところがある。加えて、模試等の判定結果も、どの程度信じてよいかわからない。また、滑り止めとはいえ、できるだけ上位の大学(偏差値が高いところ)を確保しておきたいという欲もある。結局のところ、できるだけ多く出願・受験するという方針になる。最終的に、5大学8学部(うち2つは共通テスト利用)に出願した。これが多いか少ないかは分からない。
それにしても、私立大学の一般受験の方式は多様である。ひとつの学部で、これほど多くの受験方式があるということを知らなかった。どの大学の、何学部を、どの方式で受けるかの選定は、かなりたいへんである。このため、サポートとして、それらの作業を当方が請け負った。各大学の入試要項と、予備校が出している偏差値表を何度も見た。最終的に、娘の希望を前提に受験対象を決定した。
けっこう過保護な親とも思えるが、本質的でない部分に時間を使わせるのももったいないと思った。また、受験情報を細かく調べて、スケジューリングする作業は意外に楽しいのだ。車のグレードとオプションをどうするか、スペックと費用を考えながら、試行錯誤することと似ている(?)。受験が終わった後、妻からも、いろいろ楽しませてもらっただろうと、冷やかしを受けた。その通りである。
私立大学については、結果的に、選択した受験方式を間違えたと思うことがあった。それについては、どこの大学・学部を受験したかも含め、後に記述できればと思う。