ほぼ1か月の勉強で社会福祉士に合格した話1
私は大学受験に失敗し、一年浪人して北海道の名寄(なよろ。と読みます)にある4年制の市立大学に進学しました。
そこは雪と寒さが厳しく、娯楽というのは無縁でした。しかし、かえがえのない友人を見つけ、人間関係の難しさも学びました。
いつか、浪人の話や学生生活の話もしたいと思います。
今日は、社会福祉士とは何なのか。どれくらいの難易度なのか等をお話して、最後に私が受けた時のお話をしていこうと思います。
社会福祉士ってどんな資格?
こちらのサイトを引用・参考にさせて頂きました。ありがとうございます。https://www.acpa-main.org/shakaifukushishi/
社会福祉士とは、福祉や医療に関する相談援助に必要な専門知識・スキルがあることを証明する専門資格として、1987年5月に誕生しました。
活躍の場が高齢者から子供まで幅広い場所で活かすことができます。
また、止まらない高齢化や近年の虐待問題増加の影響もあり、ますます社会福祉士への期待は高まっていくと予想されます。
社会福祉士は国家資格の中で名称独占資格にあたり、資格を持っていないと社会福祉士を名乗ることができません。
専門家としての社会的な信用性も高く、選考時にも優位に立てるでしょう。福祉に興味がある方は取得して損は無いと思います。
ちなみに、職業名はソーシャルワーカーや生活相談員、児童指導員などで呼ばれています。
他には、精神保健福祉士の受験科目免除等もありますが、割愛させていただきます。
試験スケジュールは?
今年2月2日の試験は、18科目から150問、240分【午前の部・午後の部】で実施されました。
試験実施スケジュール
【午前の部】
10時00分~12時15分
【午後の部】
13時45分~15時30分
試験内容は?
試験問題形式はマークシート方式(五肢択一)、配点は1問1点で、合格基準
問題の総得点の60%程度で指定の18科目群全てで得点する必要があります。
つまり、一科目でも0点があれば総得点がどれだけ高くても不合格になってしまいます。ここが、難易度を上げている要因の一つだと思います。
以下は共通科目です。これは精神保健福祉士も受けるため、そう呼ばれています。
人体の構造と機能及び疾病 7問
心理学理論と心理的支援 7問
社会理論と社会システム 7問
現代社会と福祉 10問
地域福祉の理論と方法 10問
福祉行財政と福祉計画 7問
社会保障 7問
障害者に対する支援と障害者自立支援制度 7問
低所得者に対する支援と生活保護制度 7問
保健医療サービス 7問
権利擁護と成年後見制度 7問
計 83問
そして、専門科目です。これは社会福祉士のみが受験する科目です。
社会調査の基礎 7問
相談援助の基盤と専門職 7問
相談援助の理論と方法 21問
福祉サービスの組織と経営 7問
高齢者に対する支援と介護保険制度 10問
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 7問
就労支援サービス 4問
更生保護制度 4問
計 67問
難易度は?
サイト毎に差異は見られましたが、近年は25%~30%で推移しているようです。平成25年度の合格率は18.8%と低かったのですが、ここ数年は26~28%のあたりで落ち着いています。
つまり、150点満点で90点取れて、全ての科目で得点できれば、合格ラインに乗ると思います。
私が受けた時は?
私が受けたのは平成25年度の試験でした。
例年と比べるとかなり難しい、というかあくどい問題のオンパレードでした。私の大学からは50人中18人しか合格しませんでした。
自己採点の時に、「社会調査の基礎」が0点だったのですが、不良問題で1点加点されて合格できました。
おわりに
次回からは実際に私が使った教材に焦点を当てて、勉強を始めた流れを説明していこうと思います。長くなりましたが、少しでも受験に前向きになれるような記事を書いていきます。よろしくお願いします。
写真は今日の散歩で撮った花です。甘い香りでした。