季石で四季を感じる:立春
立春(りっしゅん)は、二十四節気の第1番目で、2月3日〜4日ごろです。
立春の期間の七十二候は以下のとおりです。
初候:東風解凍(はるかぜ こおりを とく)、東風が厚い氷を解かし始める。
次候:黄鶯睍睆(うぐいす なく)、鶯が山里で鳴き始める。
末候:魚上氷(うお こおりを のぼる)、割れた氷の間から魚が飛び出る。
まさに、春が始まった表現ですが、それは暦の上での話、まだまだ寒い時間が続きます。それでも、外を歩いているとゆっくりですが、春の気配を感じます。梅が咲き始め、鳥の鳴き声も軽やかです。一歩、一歩、春に近づいています。
① 案内石での位置と記載は、添付の写真の通りです。
赤い線と丸で囲んでいるところです。
② 季石の置かれれている場所です。
右側が立川市役所、中央は都民ハイム立川泉町、左側が立川拘置所職員宿舎
③季石に描かれているデザインは、添付の写真になります。
筋のように見える4つの線模様(白色)は、七十二候の初候「東風が厚い氷を解かし始める」の凍った川の一部が溶けた切れ目を表現しているように見えます。右中央の鳥の模様(緑色)は、次候「鶯が山里で鳴き始める」の鶯(ウグイス)でしょうか。左中央の2匹の魚の模様(茶色)は、末候「割れた氷の間から魚が飛び出る」の魚が割れた氷の切れ目から飛び出たところのように見れます。また、季石には、二十四節気の「立春」「Risshun」(黒色)が描かれています。石はデザインが彫られていないところは鏡面なので、季石の横に植えられた木々を映し出しています。