eのことば遊び詩『サランへ(笑)』
アンタずっとこれまで 愛を歌っていたわね
アタシ嫌いなのよね 至極くだらねえ
一人で そう独りで
生きてはいけないなんて
嘘っぱちね アタシを見て
アンタらが勝手に作ったもので
勝手に享受して生きてまして
それって繋がりなんじゃないのって?
「バカね」
生き延びるため 必死で
アンタらが勝手に作り上げた成果物だぜ
こちとらそいつをただ横取りしてるだけじゃんね
アタシのために頑張ったワケでもないでしょうね
そうよね どうもご苦労사랑해(笑)
「へぇ」
愛ある人生の方が豊かだって?
そんな人生しか知らなさそうで可哀想ね(笑)
「ねぇ」
呼び止めたってムダだから声掛けないで
猿は猿同士でどうぞ楽しくやってて
増えない語彙がライブラリへ
そりゃだって誰とも喋らないからね
余計なお世話よとっとと消えて
癒えない傷はホスピタルへ
行かないわ医者も嫌いだからね
結構だぜ はじめから独りなら傷もつかないので
誰に聞かせるワケでもないので
この独り言はもうおしまいにするぜ
ひどく小さい掠れた声
みっともねえ? 聞くやつもいねえ
孤独のままで死んで
誰からも愛されやしなくて
誰も悲しまなければいいんじゃね
アタシなんかのため 流す涙なんて
この世のどこにも無くてもよくね
「そうね」