長く使うこと=「お洒落」という価値観
京都府の北部、舞鶴市に本社を置くセレクトショップ「WOODY HOUSE」ネットスタッフの小林です。
梅雨は例年よりもずっとかけ足で過ぎ去ってゆき、私が小学生だった頃と比較にならない猛暑がやって参りました。
2050年には地球の平均温度が恐ろしく上がっていくグラフに、小学生ながら怯えていたことを思い出します・・・
それから15年経った今年、ちょっぴり背伸びした25歳の夏。
私はあるものをお迎えしました。
それはこちら、paraboot(パラブーツ)のレザーグルカサンダル「IBERIS(イベリス)」です。
3年前から欲しくて、でもやはり当時の私からするととてもすぐに出せるお値段ではなく(今もさっとは出せません)ようやく3年越しにサンダルをお迎えできました!
高校生~今にかけて読んでいる「FUDGE」や「LaLaBegin」といったトラッド系のファッション雑誌にちょこちょこと顔を覗かしていたこの子。
そんな大学生の時、雑誌で見かけたイベリスにぎゅんっと心を奪われます。
カジュアルなデニムやショーツだと足元を上品に演出してくれて、逆にきれいめなワンピースなんかと合わせると程よくカジュアルダウンさせてくれる万能の一足なんです。
こちらのモデルは、19世紀の旧英国領インド軍のグルカ兵が履いていたものが起源とされるグルカサンダルから着想を得たもの。
レザーのテープを編み込んだデザインで通気性があり、その上肌があまり見えないので他のサンダルよりも上品に見えます。
程よい厚みのアウトソールは、反発性があり路面も滑りにくく、長時間の使用による足への負担を軽減させる効果も。街歩きに活躍しますよ。
アッパー部分のリス・レザーと呼ばれるオイル含有率が高いレザーは長年愛用できる耐久・耐水性を兼ね備え、少々の夕立や汗も気兼ねなく履けます。
まさに、「神は細部に宿る」とは上手に言ったもので、随所にまでこだわったものづくりにより、トレンドや流行にも左右されにくい時代を超える普遍的な美しさがイベリスには宿っています。
これこそ一緒に歳を重ねていきたい名品です。
リネンのロングワンピースに合わせたり、ヴィンテージのブラウスor開襟シャツ+ショーツでメンズライクなスタイリングを楽しみたいと思います。
昔よりも随分と手軽にモノが手に入るようになった今の時代。
だからこそ、サンダルだけでなく、カバンや服だって「ちょっと背伸びしていいもの」を選び、その経年変化さえも楽しみながら愛でるようにメンテナンスや修理を繰り返しながら長く使うのが、オシャレに思いませんか?
ちょっとまじめなお話ですが、冒頭でも少しお話した異常気象に関連して、日常の買い物という些細な選択も、楽しみながら未来の地球へ投資するような行動ができれば気軽に環境問題へ取り組むことができますね。
環境に配慮したものを買うこと以上にものを長く使うということが、結果的に「エコ」になる。長く使うことが「お洒落でcool」という価値観の下、そんな文化が広く世の中に広がってほしいと切に願う今日この頃の私です。
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