
東千葉の本格ネパール料理「ディヤロ」でダルバートを堪能
日本の「インドカレー」店ではナンが定番となっているが、実はインドやネパールではナンはあまり食べられていない。むしろ、日常的に食べられているのは米やチャパティである。そんな中、東千葉駅近くにあるネパール料理店「ディヤロ」では、本場さながらのダルバートが提供されており、ナンはメニューにない。この店で味わったダルバートの魅力を紹介する。
ナンがない! 本場仕様のメニュー
これまで日本のインド・ネパール料理店では、ナンがない店を見たことがなかった。しかし、「ディヤロ」のメニューを見ても、ナンの記載はなく、代わりにあるのはチャパティ。さらに、メニューの中心はダルバートであり、これはネパールの国民食ともいえるセットメニューである。
ダルバートは、レンズ豆のスープ(ダル)とご飯(バート)に、カレーや副菜がついたバランスの良い食事だ。「ディヤロ」ではA~Dの4種類があり、Dが最も品数が多く、価格も高め。今回はいろいろな味を楽しみたかったので、Cセットを注文した。

マトンカレーとダルの深い味わい
ダルバートのカレーはチキンとマトンから選べたので、マトンを選択。運ばれてきたプレートには、ご飯のほかにレンズ豆のスープ、マトンカレー、野菜の副菜、漬物が並ぶ。
まずはレンズ豆のスープをひと口。優しい味わいながらもしっかりとした旨みがあり、ご飯と一緒に食べるとさらにおいしい。マトンカレーはスパイスが効いており、肉の柔らかさと相まって深い味わいを感じる。さらに、副菜の野菜や漬物が味の変化をもたらし、飽きることなく最後まで楽しめた。

東千葉駅から徒歩圏内! リピート確定の一軒

「ディヤロ」は、千葉駅から少し離れているが、東千葉駅から徒歩10分程度とアクセスは悪くない。日本の一般的な「インドカレー店」とは異なり、ネパールの家庭的な味をしっかりと味わえる貴重な店だ。ナンではなく、ダルバートやチャパティといった本場の食文化を楽しみたい人には、ぜひ訪れてほしい。
