2023/6/28 木材屋さんから仕入れた木で作ったスプーンもあります。
木材屋さんは、木の専門家。
木の見立てや、乾燥や保管は、知識と経験が必要で、近隣の木材屋さんの材は安心して使える、心強くありがたい存在です。
里山から出る木の量だけでは、お客様の多様な要望に応えきれないため、木材屋さんからも材を入手して使わせていただいています。
どちらの木材屋さんも木が好きで物知りで、木の話がおもしろく、伺うといつも長時間お話を聞き、長居してしまいます。
種々様々な木材達にはいつも惚れ惚れします。
木材屋さんと話していると、日本の木の文化や建築材に少しだけ詳しくなったつもりになります。
木材の目利きのプロである木材屋さんや大工さんとの話は、木材を見る視点が、同じ木工関係でも、小物を作る私と異なることがあり、とても勉強になります。
現在流通している材の良さ、そして流通が減ってしまった材のことなど、異なる視点からも、美について共通する考えや、自然や社会の変化を感じます。
木は生き物。
生き物の木を暮らしの道具にする技術、木材屋さんや大工さんの持っている知識や経験が、これからも活かせる社会であってもらいたいと、切に願っています。
木材屋さんから仕入れた木で作ったスプーン達も展示室にならんでいます。
「里山の木のスプーン展示室」は、木のスプーンゆきデザイン工房が運営しています。