むかし書いた韓国コラム #107
雪が降ろうがもうすぐ5月だ。この季節になると楽しみなのはコングクスの開始だ。夏の風物詩のひとつであるコングクスだが、だいたい4月末ごろから販売が始まる。先週末に名店のひとつである「明洞餃子」のサイトを見たら、タイミング良く4月19日から開始とあった。ただ残念ながらその日は明洞に行く用事はなく、汝矣島に行く用事があった。
汝矣島の名店といえば汝矣島百貨店地下の「チンジュチプ」だ。コングクスが始まったかどうか、サイトがないのでわからないが、なければカルグクスでも食べよう。そう思いながら訪れると、運良くコングクスもやっているという。そんなわけで今シーズン初のコングスクにありつけた。
お会計をしながら、今年のコングクスはいつから始まったのか尋ねたら、衝撃な答えが返ってきた。なんとこの店は通年でコングクスをやっているという。超厳寒期に1週間ほどやめたが、基本的にはいつでもやっているそうだ。知っていればもっと早く食べに行けたのに!
【解説】
コングクス好きとしては冬も食べられるのはありがたいが、実際に冬に食べたことはない。汝矣島のチンジュチプは鶏肉の入ったカルグクスもおいしいし、付け合わせに出てくるキムチも他店とはひと味違う。汝矣島の会社に勤めていたころはよく通ったお気に入りの店だ。
(初出:The Daily Korea News 2013年4月23日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)