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【コーヒー豆知識💡】知っておきたい!コーヒーの生産処理について解説します! Vol.1
こんにちは。いつもNoteをご覧いただきありがとうございます。
品質管理部の佐藤です。
今回は「生産地」「品種」による味わいの違いに引き続き、「生産処理」について解説していきたいと思います。生産地についての解説はこちらのマガジンにまとめていますのでぜひこちらもあわせてご覧ください↓
生産処理とは?
生産処理とは、コーヒーの実から種を取り出すために欠かせない工程で、収穫されたコーヒーの実の中にある種を水分値が9~12%になるまで乾燥させる工程のことです。この生産処理は大きく3つの方法があり、それぞれナチュラルプロセス、ウォッシュドプロセス、ハニープロセスと呼ばれています。
それぞれ、どのような工程を踏むのか、それによってどのような味わいになるのかを解説していきたいと思います。
ナチュラルプロセス
ナチュラルプロセスは最も古い生産処理方法で、収穫したチェリーをそのまま乾燥台に広げて乾燥させる方法です。味わいはフルーティーなフレーバーと甘くまろやかな印象が特徴的です。乾燥期間が長くなりコストがかかるため敬遠されていましたが、最近では水を使わないことが注目され、サスティナブルな生産処理として再評価されてきている生産処理です。
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ウォッシュドプロセス
ウォッシュドプロセスは18世紀に始められたとされています。収穫したチェリーの果肉を剥き、パーチメントに付着した粘着質を水で洗い流し、乾燥させる方法です。ナチュラルプロセスと比較すると生産処理にかかる時間が大幅に短縮でき、大量生産できるプロセスとして重宝されました。明るい酸味と綺麗な味わいが特徴です。
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ハニープロセス
ハニープロセスは最も新しい生産処理で2000年代の中頃に始まったとされています。パーチメントに付着している粘着質をスペイン語でMielと言い、これが蜂蜜の意味もあることから英語訳するとハニーとなったようです。
ハニープロセスは収穫したチェリーの果肉を剥き、乾燥させる方法です。水を必要とせず、乾燥期間も短縮できるというウォッシュドプロセスとナチュラルプロセスの良いとこ取りの生産処理です。味わいは粘着質の除去率によって変動し、ウォッシュドプロセスとナチュラルプロセスの間を埋めている印象です。すっきりした印象のものもあれば、甘くフルーティーな印象のものもあります。
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まとめ
今回は3つの生産処理をご紹介しました。それぞれが異なる工程を踏み、最終的に感じられる味わいも変化します。ぜひ、お好みの生産処理を見つけてみてください。よりコーヒーの奥深い世界が感じていただけるかなと思います。生産処理編 Vol.2 ではさらに近代的なプロセスについて書いていきます。次回の更新もぜひお楽しみにお待ちください。
さいごに
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