【コーヒー紹介☕️】 トロピカルフルーツを思わせる明るフレーバー「エルサルバドル ラス・ベンタナス パカマラ ナチュラル」
みなさん、こんにちは。今週もウッドベリーコーヒーのnoteをご覧いただきましてありがとうございます。焙煎事業部の井上です。
毎月のイチオシコーヒーを、おすすめのレシピとともに紹介する【コーヒー紹介☕️】 。今回は9月から発売開始の「エルサルバドル / ラス・ベンタナス パカマラ ナチュラル」をご紹介します。
約1年かけて紹介してきた、ダイレクトトレードのエルサルバドルコーヒーたちも、このラス・ベンタナス農園の紹介でひとまず最後になります。今月はナチュラルプロセスの紹介です。
1年前のデバンニング(生豆の積み出し)の様子はこちらから
今年(2023年)買い付けたコーヒーもそろそろ到着予定です。
パカマラ品種の栽培・プロセシングに優れた、新進気鋭の農園
ラス・ベンタナス農園は農園主のエリサさんとその祖父アントニオさんの親子2代に渡り運営されている農園です。2006年スタートのまだ比較的新しい農園ですが、2015年から6度のカップオブエクセレンス(COE)品評会入賞を誇る実力派の農園です。
このnoteでも度々紹介しているエリアですが、エルサルバドル北西部アロテペックメタパン地域の標高1,600 mの山あいに位置しており、肥沃な火山性土壌と雨季乾季のはっきりした気候のテロワールは、パカマラ品種の栽培に適したエリアとして名高く、ベンタナス農園もパカマラ品種をメインに栽培を行っています。農園内は8つの区画に分けられており、6区画でコーヒーの栽培、残りの2区画は自然林として残されており自然豊かな農園であるといいます。
また農園内には独立した精選施設(ミル)も保有しており、ウォッシュド/ ハニー/ ナチュラルの3種類のプロセスを採用しています。それぞれの精選プロセスの技術も高く、先のCOE受賞実績においても、全てパカマラ品種を用いていますが、ウォッシュド/ ハニー/ ナチュラル、各プロセスで入賞を果たしています。
トロピカルなフレーバーの秘密はパティオ(乾燥場)に?
ラス・ベンタナス農園のミルで特徴的なのは、パティオ(収穫後のコーヒーを乾燥させる場所)の材質がコンクリートというところです。エルサルバドルの多くの生産処理場では、乾燥時の急激な温度上昇を防ぐために赤煉瓦がパティオの材質に利用されていることが多いのですが、ここではコンクリートのパティオが採用されていました。そのため、ラス・ベンタナスのコーヒーは、乾燥中の温度上昇が早く、高い温度で自然発酵が進むため、明るくはっきりとしたフルーツフレーバーが形成されやすいと考えられます。
実際にラス・ベンタナスのパカマラ種 ナチュラルプロセスでは、トロピカルフルーツのようなフレーバーが印象的です。パイナップルやマンゴーといった熱帯性の果実を思わせる、甘さを伴った黄色味のあるフルーティーなフレーバーを感じることができます。
ラス・ベンタナス パカマラ ナチュラルの美味しい淹れ方ガイド
今回のラス・ベンタナスのパカマラ種はトロピカルフルーツを思わせる明るく綺麗な酸味と滑らかな口当たりが印象的で、この2点フォーカスしてレシピを組んでみました。ぜひお試しください。
今回は抽出の再現性にフォーカスし、Switchを閉めた状態で注ぐことで抽出のブレが少なくなるようにしてみました。またコーヒーの粉がお湯に浸った状態で抽出が進む浸漬抽出の要素を取りいれることで、滑らかな質感が作られます。加えて、明るい酸味を十分に取り出す狙いで、少し細かめの挽き目で3回に注ぎ分けるという手段を取りました。
ぜひ、ラス・ベンタナス農園のトロピカルフルーツのようなフレーバーと厚みのあるなめらかな口当たりをお楽しみください。
オンラインストアでも好評発売中
オンラインストアでは全国へ発送を行なっています。
エルサルバドル / ラス・ベンタナス パカマラ ナチュラル の商品ページはこちらから↓↓
さいごに
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