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いささかシニカルな息子氏9歳

父子2人暮らしの会話を記録したツイッター過去ログから、いささかシニカルな息子氏9歳の発言をピックアップしました。

父  「もし無人島に流されるなら持っていくものは?」
息子氏「マリオカート」
父  「無人島、電気ないよ」
息子氏「子供の夢つぶさないでよ」

息子氏のズボンの膝に、穴があいてるのを見つけた。
父  「このズボンも終わりか」
息子氏「違うよ、始まりだよ」
父  「何の?」
息子氏「穴の。」

息子氏「何て言った? ほら、あの黒と白の、腹と舌出してる人たち」
父  「?」
息子氏「朝のテレビに出てたじゃん」
父  「ああ、KISSね」

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> 腹と舌出してる人たち <
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息子氏「パパ、にじんだ顔してるね」

小学校の教室に親が行って本の読み聞かせをする「ブックタイム」という時間に、父も出演してほしいと息子氏が言うので、「それじゃパパが考えた"スペース桃太郎"を読もうか!音楽つきで!♪パ〜パ〜パパパパ〜」と大声で歌い出したが「息子として恥ずかしいよ」と一蹴された。

マイブームらしく中国語を書写している息子氏に、ほめてのばそうと思って「すごいね!天才じゃないの?」と声をかけたら、「よく親が言うことだが、それはちがうね」と冷静に返された。

息子氏「マイブームってある?」
父  「うーん……別にないな」
息子氏「哀しい男だね」

マリオのゲームで遊ぶ息子氏を、励ますつもりで「次のステージ見たいなあ。がんばってクリアしてよ」と煽ったら、「次のステージ見るためにやってんじゃないよ。ゲームが楽しいからやってんだよ」と言い返された。

待望の電子辞書が届いて大喜びの息子氏、興奮して「初めて鼻毛を抜いた時のようにうれしいよ!」と叫んでいる。そんなに嬉しかったのか、鼻毛。

電子辞書を買ってあげたら「何か調べてほしい言葉ある?」と訊くので、「え? 言葉…? えーと… 『宴会』」と答えたら「パパらしいね」とほほえんで辞書を閉じた息子氏。

「今夜ご紹介するのは、地球の裏側の国で…」というTV番組のナレーションに、「おかしいでしょ? 日本の裏側は南米だけど、地球の裏側ってどこよ?」と反論する息子氏。

二人でタクシーに乗った。窓外の路上はにぎやかな渋谷の夜。
父  「もりあがってるねえ」
息子氏「夜なのにね。いや?夜だからか。」
また一つ何かを学んだようだ。

TVで見たコストコに行きたがる息子氏。
父  「でも遠いんだよな……」
息子氏「ワインも100種類あるんだってさ」
父  「おっ、行こうか」
息子氏「ほらね、こういうのに弱いんだよパパは」

「おやつ冷蔵庫から持ってきてくれない?」と言う息子氏に、「自分の獲物は自分で捕る… それが獣ってものさ…」と深遠な口調で諭したが、「いや別に獣じゃないから」と言われたので「あ、はいこれ。」とヨーグルトを差し出した。

「抱っこ〜」と甘える息子氏に「君はパパという樹にしがみつくカブトムシさん……」とポエムのような事をつぶやいたら、「はぁ?」と冷ややかな目を向けられた。

古いシャツをゴミ箱に入れようとしたら、息子氏に哀しい目で「捨てちゃうの?」と言われたので「あ、着る?」と訊いたが、「好みが違うからね」と吐き捨てるように言い捨てて部屋を出ていった。

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