<脱力とイメージ力>
<脱力とイメージ力>
演奏する上で、長い間悩んでいたことがあった。
それは脱力すると、鍵盤をコントロールしきれないということ。
コントールしようとして、結局無駄な力が入って、望むような演奏ができないこと。
脱力することで、さまざまなことが可能になるんだけど、結局コントロールすることで、力むことになって、思う演奏も、サウンドができない。
それが長い間乗り越えられなかった問題だった。
ある時、吉福伸逸氏のもとで一緒にセラピーを学んでいた新海正彦さんから、決定的な武道テクニックを伝授してもらう機会があった。
それはどんな屈強な相手の抵抗があっても、相手を倒すイメージを強烈に持っていれば、それは実現する。
うまく伝えられたかな、、、、
演奏上のことで言えば、音楽のイメージをクリアーに持っているなら、脱力状態でも、鍵盤を動かす必要最小限の力が、自然にコントロールされる。
脳がイメージを実現するに必要な筋肉の動かし方を、瞬時に計算して、鍵盤を動かしてくれるんだよね。
そのためには完全な脱力と、強烈なイメージ力が有ればいい。
そのことを教えてくれた新海正彦さんは、私の師匠だね。
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