0〜100℃どの温度でも淹れられるお茶
お茶の淹れ方にルールはない
よく「お茶(緑茶)って熱湯で淹れてはダメなんでしょ?」と聞かれることが多いですが、そんなことはないんです。
一般的な「煎茶」の場合、70〜80℃くらいのお湯で、待ち時間1分。がオススメの淹れ方として紹介されていることが多いですが、あくまでも"オススメ"です。
美濃加茂茶舗の「煎茶」もオススメの淹れ方を、[180ml、80℃、5g、1分]としています。
なぜオススメの淹れ方が「80℃」なのか(持論)
日本茶には、渋み、苦み、旨み、甘みなどの味わいがあります。
渋み・苦みに寄与するのは、カテキン・カフェインが主な成分。
低温では抽出されにくく、熱々のお湯で淹れると抽出されやすくなります。
また、旨み・甘みに寄与するのが、アミノ酸(テアニン)という成分で、こちらは、低温でも抽出される成分です。
つまり、同じ茶葉で淹れても、淹れる温度によって抽出される成分が異なるので、味も変化する、ということです。
高温で淹れると苦み、渋みが際立ち、
低温で淹れると、旨み、甘みの強いお茶になります。
そして、渋み、苦み、旨み、甘みのバランスが取れる淹れ方が、「80℃、1分」という淹れ方であることが多いので、お茶屋さんとしては、まず、この淹れ方をオススメするのです。
オススメ通りに淹れてみて、もう少し渋みが強い方が好きだな、と思ったら、もう少し熱めのお湯で淹れる。
逆に、旨みの強いお茶がいい、と思ったら70℃くらいまで冷ましたお湯で淹れる。
こうすることで、自分好みのお茶の味わいを探す楽しみを感じていただけたら、との思いから、オススメの淹れ方を「80℃」としているのだと思います。
少なくとも、美濃加茂茶舗の「煎茶 一番茶」に関しては、そのような思いから、オススメの淹れ方を[180ml、80℃、5g、1分]としています。
▼淹れ方の手順については、こちらの動画を参考にしてください
ちなみに、僕は普段から色々な産地や品種のお茶を飲みますが、キレのある渋みと、香りを引き立たせたいので、普段自宅でお茶を淹れるときは、90度くらいの熱めのお湯で淹れることが多いです。
逆に出汁のような厚みのある旨味は、少し飲みづらく感じてしまうので、70℃以下の低温で淹れることは滅多にありません。要は好みです。
東白川村のお茶らしい、"山の香り"「煎茶 一番茶」
美濃加茂茶舗の「煎茶 一番茶」は、0〜100℃どの温度で淹れても、標高の高い山間地茶園の東白川村ならではの清涼感のある澄んだ”山の香り”が堪能できるようにブレンドしています。
また、どの温度で淹れても特徴が感じられるため、失敗が少なく、他のお茶に比べ淹れやすいお茶なので、普段お茶を淹れ慣れていない方にもおすすめです。
単品商品は、茶葉(50g)/ティーバッグ(3g×8個)の2種類。
※ティーバッグでも淹れる温度の違いによる味わいの変化を楽しめます
取っ手のない急須「宝瓶(ほうひん)」とのセット商品、『日本茶はじめてセット』もご用意しています。贈り物にも◎
公式LINEでの個別・相談質問サービス
美濃加茂茶舗では、商品に関するお問い合わせを多くいただいており、お客様の商品に関する疑問点やお茶を選ぶ際の不安点を少しでも解消したいとの思いから、先日より、美濃加茂茶舗公式LINEでの個別・相談質問サービスを開始しました。
このような形で日本茶インストラクターによるお茶の淹れ方、選び方、オススメ商品などを直接個別にご案内をさせていただきます。
また、ご登録いただいた方全員に美濃加茂茶舗のオンラインストアご利用いただけるクーポンコードを配信しています。ぜひお受け取りください。
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