テーマパークの魅力 |テーマパークの楽しみ方 その4 テーマパーク攻略法~志事の遣り甲斐~
今回のテーマは、テーマパークの楽しみ方 その4 テーマパーク攻略法 志事の遣り甲斐です。
前回、私が初めてテーマパークのアトラクションを体験したこと、そこで働くプロフェショナリズムを意識したテーマパークのお兄さん(人財)が現場にて感動をどのように作り出しているのか、私自身の体験談をお話ししてきました。
この主役はもちろん、ゲスト、つまり遊ぶ私たち一人ひとりです。
しかし、この主役を輝かせるのは、紛れもない配役である、キャストのお兄さんの存在って欠かせないんです。
ゲストが主役なテーマパークにおいて、私たち働く側のキャスト一人ひとりが私たちが大切にしているテーマに沿って、夢のようなキラキラ、わくわくできる最高な一日を仕事を通して、表現する、その表現にこだわる!! そこに”圧倒的”にこだわるということ。
そのこだわる力が、私自身であれば、小学2年生の時にそのお兄さんの演出、表現するその場の世界観に惹き込まれ、あんなかっこいい船長になりたい!!という強い想いを抱くに至ったのです。
今日は、「テーマパークの攻略法 志事の遣り甲斐」についてのお話です。
皆さん、テーマパークに行った際に、皆さんはどのように楽しみますか?
少し今日は通な楽しみ方をお伝えしたいんです。。。
その場の雰囲気(場づくり)
キャストの皆さんの演出(会話、立ち振る舞いなどなど)
アトラクション、レストラン、物販店舗、ショーを体感しながら、ストーリーを感じるということ
どれも、僕が小学校2年生の初めてディズニーランドに行った時にそこで働いているお兄さん、お姉さんから教えてもらったことなんです。。。
前回の内容にて、僕が船長になりたい!!って夢を叶えるまで思い続けられた理由。。。
それは、ディズニーランドって本当にその日に体験できることは極わずかということなんです。
97%の見えないこだわりと3%の体験
僕は、1983年の夏のその日、初めてアトラクションを体験しました。見るもの、触るもの、聞くもの、どれも新鮮で今まで体感したことの無いものばかり。ずっとワクワクしながら、船長さん、アトラクション入口にいたお兄さん、ボートに乗船時のお兄さん、ワールドバザールのお兄さん、お姉さん、パーク内で出会ったキャスト全ての皆さんから様々なお声がけを頂き、目に見えること、体感からわかることだけではなく、そのアトラクション、エリアにあるストーリーを語ってくれる人、誰も気づかないようなアトラクションの細工一つ一つ、丁寧にその意味を教えてくれる人、パークの周り方でもっとより楽しむ為のコツを教えてくれる人、パークで私たちゲストが体験できること、気づけることは、たった3%で、97%はまだまだ知らないようなこだわり、ワクワクする気づきがたくさん眠っているというのです。
だからこそ、何度もパークに足を運んでも前回とはちがう新しい気づきに出逢えたり、テーマパークスタッフのお兄さん、お姉さんとの会話を積極的に楽しんだりすると、今まで知らなかったこだわりがたくさん見えてどんどんその場所にのめり込むのです。
”想像力(創造力)がある限り、ディズニーランドは永遠に完成しない”
ディズニーランドの創始者である、ウォルト・ディズニーが残した言葉の1つに、こういった言葉があります。
“夢を叶える秘訣は、4つのCに集約される。
それは「Curiosity 好奇心」・「Confidence 自信」・「Courage 勇気」・「Constancy 継続」である。”
(ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯 創造の狂気 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニーの夢を叶える言葉 より引用)
ウォルト・ディズニーは好奇心について、こう言っています。
「(Curiosity )好奇心はいつだって、新しい道を教えてくれる」
夢を叶える為には、沢山の選択肢の中から進まなくてはなりませんが、時に行き詰まったり、迷ったりしてしまいます。好奇心は、そういう時に次の可能性を示す道しるべになります。
ウォルト・ディズニーは、常に人をわくわく驚かすことが大好きな人なのです✨✨だからこそ、先ほどの97%の見えないこだわりと3%の体験のようなことを大切にするのではないでしょうか。どんどんわくわくドキドキすることって子供でも大人でも大切ですよね。
夢を叶えるための“C”二つ目は、「Confidence・自信」です。
ウォルト・ディズニーはこう言っています。
「新たなプロジェクトを一度やると決めたら、とことん信じ込まなければならない。うまくやる能力があると信じるんだ。そして、これ以上は出来ないぐらい、最高の仕事をするんだ。」
ウォルトディズニーはディズニーランドが出来るもっと昔、同僚に、アニメーションスタジオをやっていました。その版権と共に、優秀な人材を奪われてしまったことがあったそうです。
しかし、そこで、諦めることなく、自分自身の可能性を信じ、自分を信じて目に進んだことによって、世界のスーパースターミッキーマウスが生まれました。
自信を持つこと=自信とは自分を信じると書きます。
自分自身がその目の前の仕事に対して、信じれる内容でなければ、それにのめり込むことはできませんよね。
僕が小学校2年生の時、船長に出逢ってその船長の立ち振る舞いを体験した時、その世界観に触れた時に、「あっ、これだ!僕がやりたいのはこれなんだ!」って。そして、船長さんが「いつか、ジャングルクルーズの船長になれると良いね!きっと、大丈夫。自信を持ってその夢を大切にしてね。待っているよ!」と言ってくれたその言葉。。。
そこには、何の迷いもないのです。
私たち大人も夢を見ます。しかしながら、夢をみるのですが、それと同時に今までの経験、知恵が時に邪魔をします。
そこで出来ない理由を考え、それは夢物語なんだ、、、って半分は諦めてしまうのです。。。
でも、子供たちは違うんです。良い意味でまだまだ未知の、経験もない領域です。もちろん、大人のような知恵もありません。しかし、これだ!っと思った時にそれを思い続ける、信じ続ける力は大人の何倍も強いのだと今の大人になった自分が子供だった自分から学んだことなんです。
皆さんの周りに小さなお子さんがいらっしゃる方がいれば、是非とも聞いてみてください。
「〇〇ちゃんの夢ってなに?大人になったら、何になるの?」
そうしたら、きっと満面の笑みと共に、子供はワクワクしながらその夢を自信を持って語ってくれると思います。
自分を信じなくては、良い仕事は出来ない!」ということです。
夢を叶えるための“C”三つ目は、「Courage・勇気」です。
ディズニーランドがオープンする為には数々の苦難があったといわれています。何事もそうですが、新しいことにチャレンジする時には、リスクがつきものですよね。リスクをかえりみず勇気を持って突き進み、ついに“ディズニーランド”が生まれたのです。
必ず、人生にはリスクってつきものです。そのリスクさえ、楽しんでしまえる自分自身がいるかどうか。。。
つまり、前2つのC、好奇心、自信という状態がしっかりと明確にないと、この3つ目のC 勇気は持てないということなのかもしれません。
子供をみていると、本当に勇気があるなと思います。
好奇心を持ち、それを信じて、やりたいって思ったことには突き進む。なんでも、話しかけたり、行動を率先してやったり、(子供は興味がなくなると、急にそっぽ向いてしまうこともありますが、、、笑)
様々なことにチャレンジし続け、好奇心をもって、自分を信じ続け、勇気を振り絞るというよりは、それをわくわく子供のようにチャレンジし続けたウォルト・ディズニーは、こんな言葉を私たちに伝えてくれています。
「リーダーシップに一番必要な資質は、勇気だと思う。通常、勇気にはある種のリスクがつきまとう。特に新しい事業を立ち上げる時にはなおさらだ。何かをスタートさせて、それを継続させる勇気。この開拓者魂と冒険心が、チャンスが沢山あるアメリカで、新たな道への案内役となる。」
「夢を追い続ける勇気さえあれば、すべての夢は必ず実現できる。いつだって忘れないで欲しい。全て一匹のネズミから始まったということを。」
勇気は出るものでは無く、出すもの
一歩踏み出す勇気、それがパークに今も息づいているのではないでしょうか。テーマパークで働くスタッフの皆さんも、私たちゲストに好奇心を持ち、そして多くの人を幸せにしたいという一人ひとりが大切にしている気持ち、プライド(自信)を持って、私たちに積極的に話しかけ、行動し、楽しませてくれています。まさに、ウォルトディズニーが言っていることを実践してくれているのですね。
夢を叶えるための“C”最後は、「Constancy・継続」です!
勇気についての、言葉の中にもあるように、“継続させる”、“追い続ける”ということは、夢を叶える為に一番重要なことです!
ダメかな?と思っていても、自分を信じて続ける。
誰かに後ろ指を指されても、自分が決めたことを貫いて勇気をもってやり続ける。
自信を持って、取り組み続けるということ。
「ディズニーランドは永遠に完成しない」とウォルトディズニーは言葉を残してくれています。
今、振り返ると小学校2年の時、知らず知らずのうちに、この4つのCという考え方をやっていることに大人になった僕は気づきました。
子供って本当に純粋だし、その夢に向かって一直線で進む力を持っています。だからこそ、大人である私たちは子供たちのその夢、想いにどれだけ耳を傾けていけるのかどうか、テーマパークのお兄さん、お姉さんはそこにとても向き合ってくれているんだということです。
好奇心を持ってパークで遊んでいる姿に話かけ、さらにわくわくするような気づきを与えてくれて、もっと楽しめるように夢の世界へいざなってくれます。
パークに改めて目を向けた時に、まさに、テーマパークのお兄さん、お姉さん自身もこの4つのCを自らが体現している姿を感じたのです。
1983年の夏、僕はこの4つのCを信じて想いを持ち続け、そして、それからディズニーランドに行く度に、どんどんと夢が膨らみ、育てられ、夢を叶えてきたんだと思っています。そんな場所が、そこで働いている素晴らしいスタッフの皆さんがいてくれたから、実現できたのだと思います。
私たちも子供たちとディズニーランドに行ってみませんか?
きっと子供から学べること、子供に関わるテーマパークスタッフの皆さんから学べることって多いのではないでしょうか。
そして、私自身もテーマパークで働いていた時に、パークで出逢う子供からたくさんのことを学び、夢を紡いできました。
”夢は願うものではなく、叶えるもの” 私の座右の銘として今も大切にしている言葉です。まさにテーマパークって夢が叶う場所だと私は思います。そんな夢が叶う場所を日本全国の現場に作りたい、これがわたしの想いなのです。
明日は、さらにもう一段、深く入っていきましょう! 4つのCを体現しているテーマパークにて、私たちが徹底的に楽しむ方法について、ご紹介しますね。
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Q:お客様に何かを届ける際にキャストが必ず意識して行うことは?
A:答えは『手から手への受け渡しを必ず意識する』ことです。キャストがディズニーの世界観の中で想いをお客様へ届ける時、この『手から手で』行うことで、味気ない作業のような対応ではなく人の心が通ったより想いが伝わる行動にかわります。そうすることで私達にとって、商品以上の魅力をお客様に届けできると考えています。想いを伝える工夫が受け渡し一つにもあるのです。