"肩書き"という鎧を着ていた話｜転職後
会社に入ると頂ける"肩書き"
（僕の場合は先生でした）
肩書きには勝手に色々なものが付いてきますよね。
責任、社会的な役割、地位や名誉、ステータス、お金、、、などなど
この色々とくっ付けてくる肩書き。
「責任重たいから肩書きなんていらなーい」なんて思ったり、
逆に「あの人みたいな肩書きを持ってみたい🤩」と憧れたりしたことはありませんか？
僕も先生を辞めて転職した後、
肩書きという鎧に守られていたことに気がついた経験があります。
今回はそれを書きたいと思います😌
僕は教員を辞めて、転職する際、
子どもや家庭のことを優先したい気持ちから
時短勤務の形態の仕事（別分野）に転職しました。
転職した直後の時期、
慣れない新しい仕事なので
上司は僕に新人でもやりやすい仕事を振ってくれました。
ありがたいことに
時短勤務という働き方から
正社員の方々のような責任の重い仕事、負担の大きい仕事を任せないようにとの配慮でもありました。
データの入力やファイルの整理、車の運転など。
責任のあまりない仕事をしていると
なぜか焦っている自分がいました、、、
自分でもすぐには理由がよく分かりませんでしたが
何でだ？？と考え続けると
何となく焦りの原因が見えてきました。
その原因は
これまで、僕の中では当たり前だった「先生として働く」がないということ。
分かりにくいですね、、、💦
どういうことかと言うと
まず
僕は、先生とはこうあるべき（＝先生は常識的、優しい、何でもできる、皆んなの模範など）
という理想的な先生を強く意識していました。
次に、
世間は僕がその理想的な先生（＝肩書き）になることを求めている、なれないとダメな先生というレッテルを貼られると思っていました。
（今、振り返ると自意識過剰なのですが💦）
僕は長らく先生という肩書きに見合う人間になろうと一生懸命に、理想的な先生像を実践してきました。
また、見合う人間になろうとすることが努力するための原動力にもなっていました。
なのに
突然やらなくていいよと言われたようで、どうすればいいの💦？？
と焦っていたようです。
（僕がなぜ自意識過剰になってしまっていたのかは過去の経験が影響しているので、これについてはまたあとで書きたいと思います🙂↕️）
仕事が変わったから当たり前なのに、、、
無意識に
え？肩書きに見合った振る舞いを求められないの？
肩書きに見合う理想像を実践しなくていいの？
と違和感を感じていました。
おかしな話です。
でも、今は肩書きを求められない。
その代わりに、これからは元々の素の自分が見られる。
そう思うと生まれたままの何も身につけていない、
ただの「あか」という人間に
戻ったような感覚がありました。
「丸裸で恥ずかしい」。
「肩書きを取っ払った素の自分で働かないと」、
「素の自分で勝負しないと」とちょっと不安も感じてしまいました。
見方を変えると
僕は知らず知らずのうちに
先生という肩書きに守られていた、頼っていたことに気が付きました。
肩書きという、うわべだけの鎧を着る努力をして、着ることで自分を大きく見せて、胸を張って仕事ができていたことに。
では、これから
先生という肩書きを求められなくなった僕は何を原動力にすればいいのか？
僕が胸を張れるような物って何だ？
自分は何を大事にしていたのだっけ？
とグルグル考えては、焦っていました。
そこで、
今一度自分を見つめ直してみることにしました。
パートナーに協力してもらいながら自己分析や内観を進めていくうちに
どこの仕事でも通用する力をつけよう！
それには僕だけのオリジナルがいいよね！
やっぱり自分の核となる部分、根っこの部分が大事だよね！
と考えが整理され、前向きなっていきました。
転職したことで、今までの偏った考えに気が付き、自分の核となる根っこの部分の大切さにも気付くことができました。
転職していなければ気が付かなかったかもしれません。この経験に感謝したいです。
気づきのまとめ
・僕は理想的な先生を過剰に意識し過ぎていた。
・僕は肩書きに頼っていた、守られていたことに気が付ついた。
・うわべの肩書きを取り払ったらどこでも生かせる根っこの部分の大切さに改めて気づいた。
転職を考えている方、
転職をされたばかりの方など、
僕の記事が、今後の仕事の将来を考えるときの何かの役に立てたら幸いです。
そして、今、同じように考えたり、感じたり、悩まれたりしている方の元へ届きますように☺️
今回は、僕が肩書きに守られていたことを書きましたが、
一方で、肩書きに窮屈な思いをさせられたこともありました。
今後、そちらについても書きたいと思います😌
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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