宇宙人みたいな白人のおっさんが男娼(お気に)に抱きつく光景inタイ
その日も安定にwゴーゴーボーイに足を運んだ。まるで、寝る前に歯を磨くことが当たり前だということと同じようにwwwタイにいるときは基本的に夜ゴーゴーボーイに足を運ぶのがわたしのルーティーンになっていた。
※毎度書いてますがわたしは一度も買春したことはありません。見に行ってるだけです。ガチです。
いつも通りステージの上では男娼がタイミュージックにあわせて足だけリズムに乗り、オレを選んでくれと観客にアピールしている。
ステージだけがライトに照らされ、わたしたち観客は暗くぼろぼろのソファに座らせれていた。場末のスナックのソファ席に似た赤くボロいソファ。年季が入りソファには人が座らなくても人の跡形が残っていた。
店内の空気も場末のスナックと同様に少しカビ臭くそれをごまかすかのように甘ったるいお香がたかれていた。お香の甘ったるさとカビ臭さが混ざると鼻の奥がムズムズするような異臭が、こびり付くんじゃボケぇと心の中で思い、すぐにタバコに火をつけた。少しでも鼻をマヒさせたいのである。
わたしは、その日もいつも通り、テキーラサンライズのテキーラ多め、ほぼテキーラを注文した。(貧乏バックパッカーだったので一杯でたくさん酔おうとしていた。)
今日のわたしへのミッションはお客として来ている不良白人のおっさんが何を求めにここ(タイ)に来てるか調査するためだった。
今考えたらアフォだが、毎日自分へミッションをかしていたwww
とりあえず、横の席で一人で来てる宇宙人みたいな白人のおっさんに話しかけようと思った。多分40歳ぐらい。
声をかける前に必ずすること。それはテキーラが多めすぎるテキーラサンライズを飲むことwww自分を酔わせてなんぼや。
わたし『どこ出身でいつから来てるんですか???ってか、何しにタイに来てるんですか???』そんな感じで聞いた。
宇宙人おじさん白人『アメリカの〇〇州に住んでるよ。今は休暇で1ヶ月ぐらい来てる。そんなの当たり前じゃん、僕はゲイだから男を買いにタイに来てるんだよ。』
彼の眼はキラキラ輝いていた。ステージにいる男娼の少年たちの目の何十倍も少年の瞳をしステージの彼らより希望に満ちた輝きを放っていた。おっさんやばいよ、輝きすぎててそのメガネの奥の小さな瞳見てらんねぇよ、と心の中でつぶやいた。
わたし『アメリカでは何してるんですか???』
おっさん『ぼくはね普段は数学の教師をしてるよ。』
そんなことを話した。
そのアメリカ人のおっさんの風貌をもう少し細かく伝えようじゃないか。
頭はほとんど毛が無かった、はげてた。身長は低く165センチぐらいで黄色の変わった眼鏡をかけていた。体は細いのに頭は大きかった、まるで宇宙人みたいだった。いまだにあんなにも宇宙人に似た人は出会ったことが無い。
ほんの5分ぐらい彼と雑談してると、ステージに新しく男娼が一人追加してきた。ステージ上の男娼たちよりもその男は輝いて見えた。多分売れてるから殿様出勤なんやろうと思う。
いま出勤してきたなと思ったと同時に、横の白人のおっさんが彼に対して投げキッスをしたwww
そしたら、彼も投げキッスをし返した。いつもやってるみたいに。二人は通じ合ってるやないかと
えーーーーー!!!どういうことやねん???と思った。
わたし『どういことですか???』
おっさん『彼は昨日一緒に仲良ししたんだよニヤニヤ』
まじかよwww
と思ってたら、その昨日仲良しした彼がステージから降りておっさんに歩み寄ってきた。その光景は長らく会えてなかったカップルが空港などで再会するような本当に愛し合ってるのじゃないかと思わされた。
この男娼これが演技やったらすごいなと思うぐらい、宇宙人おっさんに最強に大好きみたいなハグをしてた。
おっさんもめちゃくちゃ嬉しそうだった。
見てるわたしも心があたたかくなった。そんなことをぼんやり考えてたら彼らはそのまま店を出て行った。彼らはその日も愛し合ったのだろうwww
今振り返ると、おっさんはその男娼のことを心から好きそうだったけど、男娼はお金めちゃくちゃ払ってくれて優しそうで多分ブツも小さくて楽だって良い客だと思ってたんだろうかね。
おっさんが好きなのは彼のカラダで、その男娼はおっさんのお金好きなのでそう思うと表面上は釣り合ってるのかもねなんて思っちゃったりする。
カラダ目的とお金目的、怖いけど成り立ってるよねwwwその中で何かが通じ合ったらまた変わるんだろうね。
やっぱ人間っておんもしろい。
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