キラキラ✨ひかる 138_20240715
夫と教育談義をした話
今日は通信大学オンラインスクーリング4日間の最終日。
終わりました!疲れた~
昨日の夜、週末のため実家に帰り、夫とゆっくり話をする機会があった。
私・・・本当は勉強したいんだけど・・・
まぁ、仕方がない。
私は机上での勉強が許されなかったため、意見交換という形で、夫に3日間のスクーリングの成果を発表した。
私が自慢げに現在の教育現場について語っているところ、夫がまた面白いことを言い出したので、忘れないようにメモしておこうと思う。
私が最近の授業はグループ活動が多いという話をした。
何をするにしても一人で学ぶのではなく、グループで学ぶ。
いわゆる「アクティブラーニング」というやつだ。
先生から一方的に学ぶのではなく、仲間どおしで話し合う中で自分の意見を表現する力、相手の意見を聞き、理解する力、お互いに認め合ってさらなる解を追究する。
3人寄れば文殊の知恵、ではないが、複数人いることで、それぞれが高め合い、グループとしての解を見つけた時、個を超えるものが生まれてくる、といったものだ。
このような活動を通して社会性を身に付け、人間力を高めることをねらいとしている。
最近では自らが課題をみつけ、解決する力を養うことに重点をおいている。
これまでのように知識や技能だけという学習ではないのだ。
思考力や判断力、表現力、主体的・対話的に学ぶ力、人間性を同時にバランスよく身に付けることによって「生きる力」を養っていくという考えだ。
ところで・・・
と夫が切り出した。最初、何を言っているのかさっぱりわからなかった。
おそらく私の頭がすでに「学習指導要領」の内容に汚染されているから、柔軟な発想を取り入れる余地がなかったからなのだと思う。
もちろん今の大学の勉強では「学習指導要領」に基づいて全てが展開されているので、学生としてはそれで十分頑張っているという証なのだろうが、夫の視点にも目を向けてみようと思う。
夫が言いたかったことがこれと100%同じかどうかはわからない。意見交換の中で、私が感じた別の視点というものを私の考えとして述べてみたいと思う。
要するに「日本の教育制度って「集団社会」を形成するために構成されているんじゃないの?それって一つの大きな集団として国を支えるために企業戦士をつくるみたいなことだったのだろうか。昔は企業形態も一様で、働く場所や内容は違えど同じ企業文化の中で生きてこれたけど、今や個人で社会貢献する人が増えてきていて「集団」って本当に必要だろうか?」みたいなことであった。
さらに「集団(仲間づくり)に入れない人って必ず一定数いるじゃない。もし「強い集団」をつくろうと思ったら、そういう集団に属さない人をどれだけ生かせるかってことなんじゃあないかな。多文化共生の国が豊かで強いのは、個がそれぞれに独立しているからだ。同じような人が固まりでいる集団と異質な人が集まっている集団とでは、何かを成し遂げようとしたときに後者の方が圧倒的に強い。」みたいな話。
夫いわく、現代の教育は時代に合わせて変わりつつあるとはいっても、大きな枠(集団という考え方)はもしかしたら変わっていないんじゃないの?という話であった。
うーん、興味深い。
これは今私が関わっている「発達障害」の特別支援にも影響する話だ。なんで発達障害の生徒が「特別」支援なのか?という話。そもそも通常と特別とわけている時点で「個」ではない、みたいな。今の教育は昔に比べて「個」が尊重される時代にはなっていると思うが、やっぱりマインド的には「みんな一緒に」「みんな仲良く」みたいな部分は否めない。みんなと一緒にできない人を「特別視」する傾向はまだあるように思う。
夫が話した「マインドセット」がどうあるべきかは私の中でまだ答えは見つからないが、新しい視点として考えてもいいのかなと思っている。
今は教育現場に浸かってしまって、私の考えに柔軟性がなくなっているかもしれない、という新しい気づきでもあった。
私が教育現場で「時代遅れ」と思う場面も時々ある。それはこういった考えのズレみたいなところかもしれない。学習指導要領を読み込んでいけば、「集団」の考え方や「個」の尊重もちゃんと紐解けてくるかもしれない。
私はきっとまだまだ勉強不足なんだろうな。
私は今のところ「集団」を否定するつもりはないし、それを完全に否定してしまうと「学校の意義」はどこにあるのか?みたいなことになる。もしかしたら夫はそこに言及しているのかもしれないが。
ICTの活用もさながら、これからどんどん個別学習も多様化していきそうだ。
その中で「AIが教育にもたらす影響」が一番気になるところである。
まだまだ進化しそうである。今後の教育現場を注視したいと思う。
うぉんのすけ夫婦はたまに、こんな難しい話も3連休の中日の23時頃に繰り広げたりします(笑)
<1年前の”ほのぼの日記”>
この記事、今となってどうでもいい(笑)
暇して仕事したかったんだなぁ~という自分の気持ちが伺える。
タイトル画像は、はそやmさんの作品です。「キラキラ✨ひかる」シリーズのために、ボルダリングをするうぉんのすけ、子ども支援をするうぉんのすけをイメージして、オリジナルのものを提供してくださいました。はそやmさん、本当にありがとうございます💗