見出し画像

ほのぼの生きる  102_20230427

木曜日は本曜日(202304)

今週末からゴールデンウィーク。無職で毎日が休みの私にはあまり関係のない話だが、周囲が休みなので、どうやらそうも言っていられない。今月最後の木曜日。読書の記録をしておこう。

1.岸見一郎 古賀史健 著『幸せになる勇気』

『嫌われる勇気』の続本。私が『嫌われる勇気』を読んだのは、10年も前のことだったと思う。それまで聞いたことのなかった哲学者の名前、アルフレッド・アドラー。哲人と青年の会話形式で進められるこの本は、世界にアドラー心理学を広めた。私もアドラー心理学のファンになった一人だ。スティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』を読んだ時以来の衝撃だった。「影響の輪」というのをさらに強固に教えてくれたような気がする。自分の課題と他人の課題を分離する。この教えは私が社会で他者との関係を構築するのに、常に意識するようになり、いろんなストレスやトラブルから救ってくれた基本的な考えだ。本当に生きやすくなった。他人を気にすることが少なくなったからだ。
それなのに、私は『幸せになる勇気』が発行されたとき、なぜか読む気がしなかった。正直タイトルに興味を持てなかったからだ。嫌われる勇気というタイトルは分かりやすかった。でも幸せになる勇気?そんなものに勇気など必要ない。しかも私は幸せだ。だから必要ない。と思ってしまったからだ。
今回、時間もできたし、noteでも身近なところで取り上げられていたので、読んでみようかなと思い、やっと重い腰をあげて手にとった。実に7年かかった。もっと早く読んでおけばよかったなぁと思った。
ただし、『嫌われる勇気』をまだ読んでいない人にはお勧めしない。そしてすぐに続きを読むこともお勧めしない。本書では哲人と青年は3年ぶりに会話をすることになっているが、私のように10年ぶりでもいいぐらいだ。少し時間をおくことをお勧めする。それぐらいこの本は奥が深く、自分ごとにするには時間がかかる。理解もできているようでまだまだだ。
「自立」「教育」「尊敬」「愛すること」「わたしからの脱却」
この本は悩みが多ければ多い人に向けて、お勧めです。

2.外山滋比古『ちょっとした勉強のコツ』ほか

先月から読み始めた外山先生の本は、今月2冊読んだ。『こうやって、考える』は毎日5テーマずつ。というのもこの本は、外山先生の著書のエッセンスをかいつまんで読めるお得な本だ。もちろん、もう一冊の『ちょっとした勉強のコツ』の内容も一部入っていた。
ちょっとした勉強のコツ』は大変勉強になった。勉強のコツというより、物事の捉え方、考え方の基本を教えてくれる良書だ。勉強が好きな人が読むにはもってこいの本である。学校の時間割が上手くできている話は、無職の私が日々を送るために、大変に役立つ時間管理の考え方であった。

3.村上春樹『街とその不確かな壁』

私はほとんど小説を読まないが、村上春樹さんの本は時々読む。ハルキストではない。高校の時に友人が『ノルウェーの森』を読んでいたが、全く影響を受けず、読むようになったのは30代の頃からだと思う。読んでいない本もあるが、村上春樹の本は私にとっては読みやすい。内容を理解するというよりは、使われている言葉や表現を楽しむといった方が正しいかもしれない。言葉が洗練されているということなのかな。
まだ読み始めたばかりではあるが、ちょっとした勉強の合間に読むのに楽しい時間となっている。毎日5ページずつぐらい(笑)


このほかには、先月に続いて瀧本哲史さんの本もまだ読んでいる。残念ながら今月の読書に予定していた『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた』はいつも手元においてまだ1ページも開いていない。ゴールデンウィークに読めたらいいかなと思っている。

今月は、新しいnoterさんとの出会いも多く、新規に読み始めた記事が多かったのもあるかもしれない。noteの記事を読む時間が3月よりは多かった気がする。記事の断捨離もしないとそのうちパンクするぞと思い始めている。

5月はいよいよFP3級の試験がある。読書はほどほどにしなければならないな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?