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マリア・テレジア交響曲(第48番)


ハイドン 交響曲 第48番 ハ長調 Hob.I:48 1769年

これも勢いよくジャン!と始まる🎉この曲も疾風怒濤期という扱いで。
早速、水を差すようでハイドン学者が云うには女帝マリア・テレジアとは無関係だそう😳どうやら実際に演奏されたのは50番らしい⁈

そんなことは気にせず、この祝祭交響曲を満喫するとしよう。まあ女帝を歓迎しているつもりで聴いた方が盛り上がるだろう。で、始めにお隣の49番《受難》とは大違いで、暗さのかけらなんてない!これならワインも進む🍷!優雅でもあり力強い第1楽章!ずっと盛り上がりっぱなしでひと休みがちょっと恋しくなるほどね。いやぁ楽しい、パパハイドン待ってました。歓迎のファンファーレが止まらない。万歳!万歳!祝砲のように響き渡る!より一層盛り上がりたい方はピノック盤の疾風怒濤シリーズのトランペットとティンパニ入りの稿をおすすめする。
第2楽章は祝砲が止んでからの宮殿への案内の道中に聴こえなくもない。ロココ調に整備された庭園が広がる、実際には見たこともないのになんとも美しさが浮かんでくる。長い長い歓迎の列に着飾った貴族達が並んでいる。そんな情景かもしれない。
第3楽章で再びファンファーレが響く。もう表現の仕様がない。語彙が尽きた。トリオで急にシリアスになったかと思えばファンファーレが戻ってくる。響き渡る女帝への喝采。
続く第4楽章でも喝采は続く!48番は満足の一言!こんなに盛り上がりっぱなしの交響曲は久々!でも探せば他にも出てくるはず。こんな祝祭交響曲なのに女帝とは関係ないとしたら一体なんの機会の為に作曲されたのだろう?それを探究するのもハイドンを楽しむひとつの方法か。


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