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あなたに薦めたい、いよわ曲13選

わたしがあなたに薦めたい いよわさんの曲です。
…と、おもたら主好き曲になっちゃった テヘペロ
許せ


13位 : ポプリさん

創作、紅茶、砂糖
おしゃれだけど、
どこか寂しげな曲です。
好きです。
“彼女は歩いていく”

ああ 酷く混んだ交差点ですれ違う
喫茶店の話かけられない遠い席で
栞はさむポプリさん
ああ 砂糖ひとつ紅茶に放りこむ
少しだけネットで話題になっていた本は
途中で飽きたみたい

執着的な愛を
また人並みのセンスも
それなりには持っていた僕の瞳は
甘い香り添えて揺れるスカート
躍る脚の先までを映してたはずだった
産まれてくる前の方が君は
綺麗だったよ ポプリさん

ああ 一つ前のバスに乗り込む
苦しくてもう息も吸えない霧の向こうで
顔を変えるポプリさん
ああ 砂糖ひとつ口に放りこむ
その指は おんなじ形だった
当たり前だけどね

ああ この手の中やさしく笑ってた
今も んなわけないな

愛を
また人並みのセンスも
それなりには持っていた僕の瞳は
甘い香り添えて揺れるスカート
躍る脚の先までを映してたはずだった

板切れじゃ 香りのしない花じゃ
会いに行けるわけが無いの君には
ああ もうやめだ 住む世界が違うんだ
去っていく後ろ姿 静かに見送っていた
産まれてくる前の方が君は
綺麗だったよ

ポプリさん

ポプリさん / いよわ



12位  : 粗大ごみの日

ディアーマイウィッチクラフトの対曲です。
えひそつでは、もも鍵の対曲として、収録されています
優しくて、いろんなものを思い出せる気がします。
“幸せになってね”

寂しくて泣きそうだ
今まで幸せだった
魔法のような日々だって
捨てるにはお金が掛かるんだね

ちょっと火照った風で目醒めた
教科書の小説家が書いた季節になりました
パックした段ボールの塔も
昨日のうちに運べました
重ねてははぐれ離れたものの数を数えていた頃の話

魔法使いをやめないで散らかった床が懐かしいね
ハズレ引いたような顔で机の足に背を預けて
そこら中駆け回って
出しゃばった涙隠して
冷たい紙めくって
春風舞い戻って
素敵な大人になったね

椅子の背もたれが壊れた
ノーパンの充重を気にする身分になりました
日下映った馴染みの家具も新幹線には乗らないな
空を飛ぶのを怖がったんだ

温もりを受け取るそのまま
夢は月に願いは星に
黄昏れる呪いの国ではしがみついた
離れる足に

重ねてははぐれ離れたものの数を
憶えてられないんだから
魔法はもう使えなくて転がった杖が陽に焼けて
旅を祝うような風
また続きを見に行くのね
さらば!どうか忘れないで出しゃばった言葉隠して
明後日にはランデブーね
粗大ゴミのことだって
擦り切れて忘れちゃうくらいに
とびきり

幸せになってね

粗大ごみの日 / いよわ

11位  : ディアーマイウィッチクラフト

魔法を使える少女の曲です。
魔法の素敵さ、怖さを伝えている曲で、
わたしは結構気に入っています。
“魔法は正しく使えますか。”

ママに言わなかった
カミサマからのおくり物を
たからものにしたの
説明書のひとつもわたしてくれなかったけど

ママに言えなかった
落としてしまった ねこ柄のマグカップは
もどりはしないのにな
ぼやけたいつもの部屋が
いきなり光った!

魔法がつかえたの
魔法じゃなきゃ説明できないことが起こったの
夕やけみたいな色の
キセキをみたよ
魔法がつえたの
「あの日のあの時失ったものが
戻ってくるのなら」
そう思って飛びだしたの
こどうを おさえて

心から おもえば
カミサマからのおくり物は
もとどおりにしてくれるんだ
人形も
飼ってたねこも
小さなきっかけから絶交しちゃった
いちばんの親友も
満たされた
もう悲しまなくてもいいのね
ほころぶ 魔法使いに
突然 同じ声が ささやいた
「何回 使った?」って

「魔法は使えるの?
まだいつでも直せるものを大切に
思い続けられるの?
魔法で直した友情はホンモノなの?」

夢中で にげだした
たからものが ただの棒きれになるのが怖くて
許されたはずの
こどうを おさえた

心のどこかで
替えが きくものだ と
かんちがいしている
魔法のステッキは
泡だけ はくばかりに
なっちゃったな

魔法がつかえたの
魔法じゃなきゃ説明できないことが起こったの
夕やけみたいな色の
キセキをみたよ
本当よ
「魔法は必要だった?
壊れたもの全部もとどおりにすることが
救いにはならないよ。」

涙が見えた 気がした

ディアーマイウィッチクラフト / いよわ

10位 : ももいろの鍵

未来への希望を抱いて成長していく。
好きです。
“ただ先へ歩いてゆく”

泣いてるの?怒ってるの?
幼い声が問う
心配いらないよ 笑えてるよ
返事は宙に浮くだけ

あの日描いたもの 夢の色
しだいに濃くなる
1人じゃないことも分かってるよ
横を見ている

ふと振り返る
遠くなっていく分かれ道はまるで
ジオラマに馴染んだ思い出のよう

いざなったクローバー
この場所を選んで
輝くステージに立っている
共に行くあなたの手
掴んだその手が
痛くないようにと願っているから

かじかんで
かじかんで
その度に温めて
煌めくライトも 落ちる影も
全て愛していたいから
泣かないで
泣かないで
そのために側にいる
震える指にこの手を添えて
今 鍵を開けるまで

やがて背負うもの 託す音
輪郭は濃くなる
1人じゃないことも分かってるよ
前を見ている

ふと振り返る
見えなくなっていく分かれ道はまるで
写真立てにしまった記憶のよう

いざなったクローバー
その葉を手に取って
新たなステージを待っている
共に行くあなたの目
見つめたその目の
星が褪せぬように願っているから

眩しくて 
眩しくて
その先に手を伸ばして
触れたものも受けた傷も
全て憶えていたいから
負けないで
負けないで
そのために側にいる
隔たりの奥 見えない世界まで
届いてほしい夢

泣いてるの?怒ってるの?
幼い声が問う
心配いらないよ 笑えてるよ
返事を歌にして届けていく

今、
微笑んで
微笑んで
優しさをその頬へ
煌めくライトも 落ちる影も
全て持っていくから
乗り越えて その先へ
ただ前へ歩いていく
震える指にこの手を添えて
今 鍵を開ける

錆び付いていても消えない色で
今 ドアを開ける

ももいろの鍵 / いよわ

9位   : 大女優さん

りこさんの娘さんらしいです。
やはりりこさんの娘(こ)だけあり、かわいいですね
歌詞とは言えない、台詞のような歌が
おされで気に入っています。
“テレビでよく見るのって、だいたいCMですよね。”

ショートフィルムを録ろう。
約五十秒 眠気がビークになれる邦画
暇で暖味、嫌いな機械もっと始終踊ろう。
ラスト数秒ですべてがひっくり返るような、
いかれた一人芝居がしたい。
今日も卑屈の孤島
約束・烏合に向けてはヒールになれ口説くな。
見たネタにもシビアになりたい。
法と理屈を問おう。
まず女優をゆめ脱がいい筋まで募るな。
蒸えない距離には違いない。
「ということで、後輩二人に声をかけて
演じてもらうことにしました。」
演じてもらうことにした。
シナリオは、毒にも薬にもならない
でも二人だったら到底するわけのない
殴り合いの大喧嘩。

大女優も愛の渦も
完璧なブロットで動くああ
最小限のビラ広告と
私がいなくなってる手紙箱の中

建設的な議論ができなくなる程の喧嘩が起こって
ショートフィルムはお釈迦。
「前はそんなつまらない人じゃなかったですよね。」
告げる後輩を見て、ひどく心がえぐられて
それ以上続けられなかった。
「・・・」
仕方がないので代わりのシーンを
自分で演じて埋めてみた。
「ああ、あいつらにサインでも
貰っておけばよかった。」
そう思って提出したショートフィルムが入賞した。

愛きょう・ユーモア
目・鼻も
完璧なプロットで動くああ
大長編と見まごう速度
私が今座ってる
女神はその中

欲しかったものは大体全部手に入ってしまった。
持て余した時間で古びたデータを見つけ出した。
開始数秒で、日記帳を目の前で
朗読されているような気分になった。
あまりにも都合の良い筋書き、
あふれ出る妄想、
理想的に創られた自分。
言葉遊びの端まで吊り下げられた自尊心の塊。
「よくもこんな面白いものを作ってくれたな。」
思わず笑い声を出してしまった瞬間に、
それが画面の向こう側から聞こえていることに
気が付いた。
ショートフィルムを録ろう。
約五十秒 眠気がピークになれる邦画
暇で曖昧、嫌いな機械
もっと始終踊ろう。
ラスト数秒ですべてがひっくり返るような、
いかれた一人芝居がしたい。

大女優もどきと言われたくないのうずもれたまま、
いつ完璧なプロットで動くのですか
認められぬ再証言覗き込んだ扉
鴻島飛び立つ窓辺に
私がいなくなってる手紙箱の中

大女優さん / いよわ

8位   : たぶん終わり

なんども繰り返す。
いい曲ですね。

信用しようにもちょっと 予想がつかないエンドから
身を半分乗り出した少女
ヒーローもヒロインも居なかったかな
しあわせ一歩手前が
このまま続いていくんだ
信じることが美しいと
あなたが気付いているよりずっとグロテスクな

温い籠の中で 虚を浴びて
自分の尻尾に噛み付いて
何もしないをしている
残機の無くならないゲームをプレイしている
その目の輝きは美しく燃えた
明日 明後日も
多分同じね

身辺整理も結構
存在してないエンドから
知らないものを探した少女
ヒーローもヒロインも居なかったかな
しあわせ一歩手前が
このまま続いていくんだ
信じることが美しいと
私が気づいているよりずっとグロテスクだ

温い籠の中で虚を浴びて
他人の声で答え合わせ
あと数分の命を知る
残機の無くならないゲームをプレイしている
その目の輝きの理由を知ったから
ここが最後
たぶん終わり

信用しようにもちょっと
予想がつかないエンドから
身を半分乗り出した少女
ヒーローもヒロインも居なかったかな
しあわせ一歩手前が
このまま続いていくんだ
信じることが美しいと
あなたが気付いているよりずっと

たぶん終わり / いよわ

7位   : ラストジャーニー

寂しさが伝わるような曲です。
“どうか救いがありますように”

あなたに会いに行こうと思った。
愛を燃やした煙でトリップしているまま、
華やいでる桃色の世界を薄目で見る朝
死んだ体が歩き出して なけなしの日常を喰らってから
半分くらい期待しながら ここまで来たの。

店頭の花が黒い 花屋の横の道 通ってさ、
電灯の熱をつたい 夜が明けるのを待ってんだよ。

灰になったじゃん
あなた、灰になったじゃん。
腐りかけの体の臭いが染み付いた
そんなラストジャーニー
灰になったじゃん
だって、灰になったじゃん。
文句があるならむかえに来て。
今すぐに、熱いキスをして。

携帯の充電が切れて
どこに向かうにもしるべが無くて困んだよな。
冷え込んでる錆色の世界で少しだけ眠る。
みんな案外、冷たくて。
なけなしの居場所すらさらってってさ、
からまってない愛情が欲しくって ここまで来たの。

重い体で

でも、灰になったじゃん。
あなた灰になったじゃん
なぐさめにもならない夢にすがっている
そんなラストジャーニー
灰になったじゃん。
だって、灰になったじゃん
文句があるならむかえにきて。
今すぐに「愛してるよ」って言って。

夢は終わりだ。
逆回しの時計が動いて
肺に空気ためて名前を呼ぶんだ。
涙はもう止まんないんだよ
だんだん弱くなる鼓動と
つめたくなるほほが愛おしかった。

だいすきよ

ラストジャーニー / いよわ

6位  : エンゼルケア

歌詞に深い意味があり、
優しい曲です。
“ごめんね。”

青い水面の上 静かな世界を滑っていく
未練は一つだけ だからここまで来たの
お気に入りの小説はつまんなくて
そんな違いも愛おしい あなたが浮かんだ

何度生まれ直しても償えないんだろうね
救えなくてごめんね
見捨ててごめんね
薄れゆく感覚で寂しさを味あわせちゃったよね
ああ、積み重ねた命ごっこの最後だけは
あなたのために使おうと決めてたの、良いでしょう?
傷ついたその顔にとびきりのエンゼルケアを
崩れていく前にそっとハグを

青い水面の上 静かな世界を滑っていく
黒くない花は町に残ってなかったよ
お気に入りの音楽も動物も合うわけじゃなかった
でもその分心の奥があなたで満ちていた

きっと全部これまでのことは悪い夢で
空の上じゃないところに救いがあって

話せなくてごめんね
隠れてごめんね
いつまでも臆病で想うだけしかできなかったんだ
ああ、罪重ねた命ごっこの最後だけは
あなたのために使おうと決めてたの、良いでしょう?
傷ついた思い出にとびきりのエンゼルケアを
崩れていく前にそっとキスを

代わりに

ごめんね
救えなくてごめんね
見捨ててごめんね
灰になるその瞬間
最期まで一緒にいるからね
ああ、世界が壊れていくよ
だいすきだったよ

花に色がついた
あなたを迎えに来た人が私でごめんね

長かった旅は終わった

エンゼルケア / いよわ

5位  : 三十九糎

いよわさんの思い
それすらもう声には出せないでしょう。

先立つ幸せをお許しください
我が儘に造す声を聞いてください
桜の花も失せた六月の菖蒲
そこにはもう私は居ないでしょう

先立つ幸せをお許しください
若さ故の恋の匙掬ってください
泣いてる友達を慰める言葉
それすらもう声には出せないでしょう
先立つ幸せをお許しください
逃げ続けたことをただ叱ってください
この世に生まれ落ちて救われることは
救われたと伝えることなのでしょう

遠い街に行きます
先に降ります
離れていく光に手を振って背を向けます
今日 午後の旅路に傘が要るから
お別れに意味があったなんて思ったんです

先立つ幸せをお許しください
見上げた高望みだと嗤ってください
夕立が紡ぎ上げた空蝉の中で
心奪われたのよ可笑しいでしょう

幸福を祈ります
側に居ります
流れていく季節に目をはって絵を描きます
十日後の陽だまり
誰かいるなら
きっと確かにそのひとひらを担ったんです

やがて全部砂に還って
あらゆる奇跡のかけらを残せなくてもいいよ
記憶も忘却もあなたの特権だから
やがて光に導かれ
いつか星まで手が届く

共に灰になる曲を書きます
まっすぐ伸びる高い声を辿って
会いに来ます
三十九四方の小窓に
きっと長い髪が垂れてきてくすぐったいんです

三十九糎 / いよわ

4位  : 地球の裏

かわいいぬぇ。
地底人なのがちょっと辛

ぬるくなった魚のような目をしている
強すぎる光でかぶれて腐っていく
あなたのこと見かねてむかえに来た獣
自己の紹介です
唇のすき間から酒をこぼしたり
味のしない肉をただ噛んでいる
遠慮がちな墓に成りさがってゆく屍
意識は朦朧としてるかい

首輪の内側には棘が刺さっている
動くたびに深く食いこみ抉っていく
金にできる石や紐とかはもう何にも無い
コインを貸してあげる
唾飛ばしてめくった
カードの柄は変わらない
爪食いこむ前足そっくりの生き物のこと図鑑で読んだわ

地球の裏 25グラムの嘘 静かな虚無
奥深くまで落ちて行きましょう
乱れの無い計測機器が捉えるのは醜い人 とうとう
やめることも逃げることも出来ぬままで
心の臓を切り売りして生きてきたでしょう
口移しの毒を飲み込んで
それでもまだ死ねない生命体ですにゃあ

薬指にはめたそのゴミは何の証
永く曖昧で
組み上げたミルクパズルの絵のような話
また鳴り響いた

体じゅうが穴だらけ 血をこぼしている
しばりつけた足先をただよじったって
質量をもつ幸福の鎖がもう消えない
コインを貸してあげる
ふくれてははじけた
糸と針でつないだ
耳元へと吹きかけた甘い息 呪いの音
終わらせないでね 近づかないでね
都合のいい見た目をして
都合のいいことを喋る
けだものを求めたけだもの
乱れの無い計測機器が捉えるのは
気持ち悪い人
ここはダメだ居られないと
分かりながらそれでもまだ
魂があると言い張るの
口移しの毒を吐き出して逃げたのは
底のない
暗い世界ですにゃあ
唾飛ばしてめくった
カードの柄もう読めない
爪食いこむ前足そっくりの生き物のこと図鑑で読んだわ

地球の裏 25グラムの嘘 消えない頭痛と
深くまで堕ちて行きましょう
汚れた愛
汚れた意志が
捕らえるのは知らない人だけ
ずっと泣いて
ずっと泣いて
ずっと
ずっと泣いて
ずっと泣いて
ずっと生きていくでしょう
その体
土に還ろうと
それでもまだ死ねない

そういう選択だ

地球の裏 / いよわ

3位  : バベル

重音テト曲これもあるからな!
忘れんなよ絶対

名高い段差を歩く 歩く
拙いペースを守る 守る
いつの間に建った
未開の塔で答えを考え中
カルチャーを文字で話す 話す
過去無いジョークでうける うける
注目の的だったマドンナ
ちょっと真似して珍道中

商店街の向こうには
ショッピングモールが建ったんだよ
ずいぶん便利になったんだよ
チューペットは買えないけど
昔はまったアイドルは
母親になったんだよ
隣町の駅で
泣きながら祝ったんだよ

それは奇跡とは呼ばないことを
感じてる
だから命名中

開かない瞼で過ごす 過ごす
儚い憧れ積もる 積もる
書類の束ばっか
おとなになった今年を堪能中
消えない全ては残る 残る
瞼を閉じたら戻る 戻る
ぴかぴかになった
夢のクローゼット眺め考え中
ああ

それは奇跡とは呼ばないことを
信じてる
馬鹿だ、本当にさ。

重なった空が落ちる 落ちる
酸っぱい果実が熟れる 熟れる
逆さまになった未来の塔は
あなたに似ている
嬉し涙を隠す 隠す
パラシュートがまた開く 開く
2着になった
その一張羅
明日を考え中!
ああ

バベル / いよわ

2位  : パジャミィ

かわいいパジャミ餅
聴けよ!

遠い遠い夢の部屋はじめましてじゃないって
暗い暗い夜がこわくて
泣いていたのね
ふたり ふたりクラスメイトとは少し違う友達が
ささやき声で連れていくわ
秘密基地に

きみの傷をいやすように
痛みから気をそらすように
とっ散らかしたおもちゃと長い袖が
ちょっとくすぐったくて
頬をつねって「また会おうぜ」
裸足で蹴り飛ばして
宙に向けて放った
大事なだれかの心の時間かせぎ
お願い目覚めを忘れたままでパジャミィ

遠い遠い夢の部屋はじめましてじゃないって
苦い 苦い朝がこわくて
泣いていたのね
「皆皆嘘をついてる」と
涙ぐむ瞳が
ささやき声で打ち明けて
秘密をうつした

大人になっていくきみに忘れ物を届けるように
さあ遊ぼうぜ今
ぼくらは心をちょっとすりむいただけ
朝焼けが背中を刺して
閉じたドアの向こうで怖い声が言った

「本当の気持ちは誰にも言えないのに」
「最後は地獄へ落ちるだけなのに」

映画も陽だまりも卒業式も
あふれる音楽が流れ終わったなら
寂しいけれど
お片付けをしなくちゃ

ねぇ こうして
もらいすぎたものを返せたら
そのために生まれてきたと思える
それならば誰があなたを起こすのパジャミイ

晴れたお別れの日にこんな曲を流すように
とっ散らかったおもちゃと長い袖が
やっぱくすぐったくて
涙ぬぐって笑おうぜ
裸足で蹴り飛ばして
宙に向けて放った
大事なわたしのこころの時間かせぎ
お願いあなたを忘れぬままで

パジャミィ

パジャミィ / いよわ

1位  : アプリコット

さあ、お待たせしました!
1位です!
皆さんはきゅうくらりんかとおもったでしょうか
わたしはやっぱしアプリコットを推します。
聴け!
感動必須!

ゆりかごから墓場まで行きと帰りのうたた寝
夕暮れの素敵な雨
無垢なる切符の片割れ
握りしめてみた

理科室からセレナーデ
おともだちも右回れ
あんずの香り
ふわりと

指先から頭まで
はやる気持ちあたためているから
大事な大事な宝箱に
かわいいかわいい日々をしまった
想い出ごと引き出しで飼いましょう

小さくなった公園へ
口を開いていた影
鬼が笑っている
あしたてんきになあれ

カラスが運ぶ逆撫で
時の流れは爛れているから
大事な大事な宝箱に
かわいいかわいい手垢がついた
大人になるだけの日が来るでしょう

ごめんねとは言わないで
脳の裏をあたためているから
大事な大事な宝箱に
かわいいかわいいゴミが詰まった
大好きとは言えないわ
そうでしょう

濁る心の香りがするでしょう
身を正してやがて来たるその日から
逃げましょう
愛しましょう
ああ逃げましょう

アプリコット / いよわ

さあ、以上になります。
どうしてこうなったのかはわかりませんが、
わたしがあなたに薦めたかった曲をまとめました。
聴けよ!
特に3位からは!

とりあえず、毎日恒例の終わり、イキマ〜ス!

とうとう毎日恒例になったか…


↑ もはやこじつけ…
とりあえず、終わったもんだから、
終わりを置いただけ。
それでは、郗の枝でした。

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