前回の投稿「新刊「クラフトビールを仕事にしたいと思った時の業界俯瞰図 20204年版」発表のお知らせ」で私どもが12日にリリースする本のご紹介をしました。そこでこのように書きました。
初版から2倍以上のボリュームになってしまったのですが、様々な角度から追記しています。その中から今回の改訂で新たに盛り込んだものを一つご紹介します。今後現れる、もしくは求められる仕事としてこんなものを挙げました。
アメリカンスタイル、特にIPAが全盛となって久しいです。そういう流れにアジャストしていかないと今後しんどいでしょう。あまり考えたくないことなのですが、クラフトビール界隈でM&Aの話もそろそろ表面化することは恐らく避けられません。コロナ禍ではお酒の需要が著しく減少し、売上低下に苦しむブルワリーが多くありました。そこで政府によって大量倒産を回避する為に行われたいわゆるゼロゼロ融資の返済がすでに始まっていて経営を圧迫しているケースもあるようです。
「いやいや、今こんなにブルワリーが急増しているし、コロナも明けたようだからここから上向くでしょ」と考える方もいらっしゃるでしょう。けれども、そんなに楽観的ではいられないのです。事実、直近でこういう案件やこういう案件が公開されています。なかなか痺れますよね・・・
こういう事実、状況を受けて今正に事業のテコ入れという意味でのリブランドを行うタイミングではないかと私個人は感じます。また、今はブルワリーを買いたい企業もありますから事業承継という手に潜在的な可能性があります。クラフトビール業界専門となるかはさておき、その支援は仕事として成り立つように思います。
ということで、新刊「クラフトビールを仕事にしたいと思った時の業界俯瞰図 2024年版」では業界のことを様々な角度から綴っております。ご拝読賜りますようお願い申し上げます。現在BASEに設置したCRAFT DRINKSの本屋にて予約を承っておりますのでご検討くださいませ。期間限定ですが、即売会場と同じ価格のキャンペーン中です。