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News 20240918 欧州ワインの新潮流?

欧州ワイン企業委員会(CEEV)の提言が興味深い。

脱アルワインの話も出ているところに注目したい。提言のポイントは以下。

  • CAP戦略計画の合理化:特にプロモーションとコミュニケーション対策における管理プロセスを簡素化し、国家支援をより効率的かつ柔軟にします。

  • ワイン CMO とラベル付けルールの更新: 堅牢なデジタル戦略に支えられた、ワイン製品のプレゼンテーションのための言語フリー システムを実装します。

  • EU 電子商取引規則の簡素化: 遠隔販売ポリシーを適応させて、電子商取引へのアクセス性を高めます。

  • 脱アルコールワイン製品の規制: 脱アルコールワイン製品および部分脱アルコールワイン製品の生産とラベル表示に関する包括的な法的枠組みを開発します。

  • EU 持続可能性ガイドラインの確立: 持続可能なワイン生産とコミュニケーションの一般原則を定義します。

  • 市場アクセスの改善:輸出を促進し、貿易の技術的障壁に対処するための手続きを強化します。

風が吹けば桶屋が儲かる的に、世の中様々なことが繋がっているものだな、と最近良く思います。

たとえば、個別の企業が頑張るよりも、税収にも雇用にも繋がるので国家規模でワイン事業を支援していこう、とか。

AOC、DOなど原産地呼称保護はブランド価値の維持および向上に関わる大事なことだから分かりやすくしていこう、とか。

Z世代以降お酒を積極的に飲まない傾向だから、寄り添うように脱アル・低アルのワインを推進できるように環境を整えていこう、とか。

気候変動もあってブドウ栽培がやばいから新しい取り組みしていかんとね、とか。たとえば下記もそういう流れの一つになるのかも。リジェネレーティブワイン、どう転ぶか分かりませんが、こういう理念が求められる時代になったということですね。


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